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1.「英単語が覚えられない」という悩み

英文法に英文和訳(英文解釈)、英作文に、長文読解。英語学習とひとくちにいっても学ぶべきことはたくさんあります。でも、それらすべてに通じる基本の基本はやはり英単語ですね。

英単語を知らなければ、英語学習は始まらない。そんなことは当たり前だけれど、勉強し、身につけるべきことがたくさんある受験生にとって、英単語の学習ばかりに時間をとられるわけにはいかないというのも現実でしょう。

あるいは、英単語を覚えるのにたくさんの時間を割いているのに、なかなか覚えられないという人もいるかも。「自分は記憶力が悪くて……」と考えてしまう人もいますが、案外そうでないことも多いものです。やり方を変えればみるみる語彙が広がることもありますよ。非効率な学習方法になっていないか、かける時間の長さやタイミングに問題がないか、見直してみましょう。

英単語を覚えるには、正しく、効率的な方法があります。そこで今回は、英単語の効率的な学習方法や学習時間、さらには英単語暗記に役立つ参考書やアプリをご紹介します。これらをうまく日常生活の中に取り入れて、英単語を効率よく習得してくださいね。

2. 英単語を覚える3つのコツ。キーワードは “イメージ” “繰り返し方” “耳を使う”

それではさっそく、英単語を効率的に覚えるためのコツや学習方法について説明していきましょう。

■記憶に残りやすい勉強法を実践する

英単語をすばやく覚えたいと思ったら、まずは「どのようにしたら早く覚えられるか」という戦略を考える必要があります。

たとえば、あなたが大好きなアイドルのコンサートに来ていると仮定しましょう。どのようにしたら、アイドルに自分のことを覚えてもらえるでしょうか。おそらく多くの人が考えるのは、
1. 目立つ格好をする
2. 覚えてもらえるまで何度も繰り返しコンサートに行く
といったところではないでしょうか。

じつは、これらは英単語の暗記にも応用することができます。

単語帳には色を塗れ!

1冊の英単語帳の中に書かれているそれぞれの英単語はたいていの場合、どれも同じ大きさ、同じ色、同じ体裁で書かれていますよね。一見するときれいで整然としているように思えますが、「単語を覚える」という観点で考えますと、じつはあまりよくないのです。綴りや意味が似た単語がたくさんあるなかで、いまいち覚えづらいように感じてしまいませんか。

そこで、個々の英単語に個性を持たせてあげましょう。具体的には「これはマイナスのイメージの単語だから暗い色のマーカーを塗ろう」「この単語はプラスのイメージを持っているから明るい色のマーカーを塗ろう」といったように、色使いに規則性を設けてそれぞれの英単語にマーカーで色を塗っていくのです。

色は案外記憶に残りやすいもの。その単語が長文の中で出てきたら、仮に正確な意味まで覚えていなかったとしても、色のイメージは思い浮かんできそうな気がしませんか。それをもとにして前後の内容から単語の意味を思い出せたり、あるいはプラスかマイナスかさえわかれば正答が選べたりといった場合もあるかもしれません。

この方法に対しては、色を塗っている時間が無駄といった批判も出てきそうですが、自分で考えて色分けを施していくことは、単純な暗記を越えて理解の深化にもつながります。はじめは少し単調な作業にように感じるかもしれませんが、長い目で見たときに必ず生きてきますよ。

覚えるまでの “繰り返し方” にもコツがある

覚えられなければ繰り返す——。当たり前といえば当たり前なのですが、ここにも効率的に覚えるためのちょっとしたコツがあるのです。

皆さんは英単語を覚えようと思ったとき、どのような手段を取っているでしょうか。1ページを完璧に覚えたら次のページに進み、次のページを覚えたらまた次のページをという風に繰り返していませんか? この方法だと、1ヶ月後に覚えていられる単語はそれほど多くはありません。人間は忘れる生き物。忘れることを前提に、単語学習は行う必要があります。

英単語を覚えるということは、細かくいうと
1. 英単語を見ると日本語の訳がわかる
2. 日本語を見て英単語が浮かぶ
3. つづりがわかる
という3つの段階に分かれますね。

これら3つの段階は、別々に行いましょう。日本語を母語とする人はあたまの中に日本語の語彙がはいっているはず(これを「心内辞書」といいます)ですから、まずは未知の英単語を見て、ぱっと日本語の訳が浮かぶようにしましょう。個人差はありますが、30個くらいをひとかたまりにして、単語帳の日本語訳部分を隠し、英単語を見て日本語を思い浮かべるということを繰り返せばいいでしょう。30個くらいなら、慣れれば10分もかからずにすべて言えるようになるはずです。この時に気をつけたいのは、英単語を見て、すぐに日本語が思い浮かぶようになったものを除外しないこと。

記憶というのは、ふつう「覚える→保持する→思い出す」ということが出来るときに完結したものとみなされます。これを完成させるためには、「覚える」というプロセスだけでなく「思い出す」ということを練習する必要があります。そして、「思い出す」ためにはいちど「忘れかける」ということがどうしても必要です。覚えた、と思ったものを除外していくと、28個覚えた時には2つの問題を繰り返すことになります。それでは「忘れかける」ということはできませんから、ただ何度も口にだしているだけというよくわからない状態になってしまいます。

30個がすらすらと出てくるようになったら、次の30個を同様にすすめましょう。慣れてしまえば、1日30分くらいで100個くらいは楽にこなせるようになります。翌日には、前日までに扱った単語すべてに目を通すようにしてください。1度やったものですから、それほど時間はかからないはずです。

人間は忘れる生き物ですから、繰り返し覚え直すことが重要。でも、たとえば100個覚え直すのに2時間もかかるような方法を繰り返すのは現実的ではありません。忘れることを前提にいかに手早く頭に入れるかということを考えて単語学習を行うことが重要です。

英単語→日本語訳が完成したら、次は逆の手順。日本語をみて英語が思い浮かぶようにしていきましょう。

つづりを覚えるのは最後で構いません。

ひとつの単語に時間をかけすぎてはいけません。

学校では、英単語のテストが毎週のようにある人もいるでしょう。そして多くの人は、その週のテスト範囲を必死になって覚えたはいいものの、テストが終わったらすぐに忘れてしまう、そんな悩みを持っているのではないでしょうか。これでは1年経っても単語力はほとんど伸びませんよね。

この悪循環を断つためには、同じ英単語をとにかく繰り返し目にふれるようにするしかありません。たとえば今週のテスト範囲が1~50、来週のテスト範囲が51~100といった場合でも、独自に1~100を学習するようにしましょう。そうすれば次々と抜けていくことはありませんよ。

当然、このペースで進めると一度に膨大な量の単語にふれることになります。繰り返す場合には、ひとつの単語に時間をかけすぎないように注意し、すばやく何周かまわすようにして覚えていきましょう

■ “音” を使って “耳” で覚える

英単語を覚えようとするとき、多くの人は単語帳を見たり単語カードを使ったりと “目” を中心とした方法をとっているかと思います。もちろんそれはそれで効果はあるのですが、ここでおすすめしたいのが “耳を使う” ということ。そしてこれは特に隙間時間に取り組んでほしい方法です。

電車に乗っている時間や通学で歩いている時間など、私たちには隙間時間というものが1日の中で意外に多くあるものです。そしてこれらの時間は、積み重なっていくと非常に膨大になるのです。

しかし、たとえば満員電車ですとそもそも単語帳を開きにくいでしょうし、歩きながら単語帳を読むのはあまりにも危険です。つまり、目を使った学習というのは意外と隙間時間を有効活用しづらいものなのです。

そこでぜひ取り組んでいただきたいのが、単語帳の音源を聞いて覚えていくということ。たとえ手がふさがっていたとしても、満員電車の中にいたとしても、走っている最中であったとしても、耳を使って聞くことは可能でしょう。またリスニング力のアップにも役立ちますし、正しい発音やアクセントもインプットされます。見るだけではなかなか覚えられなくても、耳で聞いたり発音したりとさまざまな角度からアプローチすれば、そのぶん早く覚えることができるはずです。

また音声レコーダーを持っている人は、自分で単語を吹きこんでそれを聞くのもよい方法です。自分の声を聞くのは恥ずかしいかもしれませんが、そのぶんインパクトがあり、記憶にも残りやすいですよ。ぜひ一度試してみてください。

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3. 英単語学習におすすめの英単語帳・参考書10選

ではここからは、英単語を覚えるのにおすすめの参考書をご紹介していきましょう。英単語といえば英単語帳を連想する人も多いはず。たしかに網羅性という点では、英単語帳は優れているといえるでしょう。しかし、単語帳はどうも苦手という人もいるでしょう。英単語帳も使いつつ、そのほかの参考書も活用することによって、効率的に英単語学習を進めることができるようになりますよ。

■英単語帳

【初級レベル】

『システム英単語 Basic 改訂新版』

『システム英単語 Basic 改訂新版』(駿台文庫)

高校初級レベルから収録されていますので、単語力に自信のない人は、まずはここから始めてみるとよいでしょう。本書に取り組んで自信がついてきたら、姉妹本の『システム英単語』に挑戦してみてください。これが身につけば、たいていの大学入試問題には対応することができるはずです。

※『システム英単語』に関してはこちらをご参照ください。

『システム英単語 (改訂新版)』(駿台文庫)

『英単語ターゲット1400』

ターゲットシリーズの初級編です。初級レベルの単語帳であれば、『システム英単語 Basic』か本書かどちらかを選べば間違いないでしょう。2冊を見比べてみて、構成やレイアウトなど取り組みやすいと感じたほうを選びましょうね。

『速読英単語 入門編』

本書の構成は下の必修編で詳しく述べますが、単語が羅列されているだけの従来の英単語帳とは異なり、長文の中で英単語を覚えていく構成になっているのが特徴です。長文を通じて英単語を覚えていきたい人に適した内容になっています。

【中級レベル】

『英単語ターゲット1900』

『英単語ターゲット1900』(旺文社)

先ほど紹介した『英単語ターゲット1400』の上のレベルになります。こちらは『システム英単語』と同レベルですので、どちらかを選んでしまってよいでしょう。

『速読英単語1 必修編』

『速読英単語1 必修編』(Z会出版)

長文の中に覚えるべき英単語が出てくるため、音読などをしているうちに自然と英単語を覚えることができるというシステムになっています。一般的な単語帳では単語が羅列されているだけの場合が多く、そのためになかなか覚えることができない、といった悩みを持っている人に適しているのではないでしょうか。

また本書を繰り返し音読することによって、音読即語や黙読速度が自然と速くなり、したがって長文問題をすばやく解けるようになるというメリットもあります。別売りのCDでリスニングをして音読するといった学習を繰り返せば、リスニング力のアップにもつながります。そのような意味で、かなり応用が利く1冊といえるでしょう。

この『速読英単語1 必修編』は、先ほど紹介させていただいた『システム英単語』や『英単語ターゲット1900』と同程度のレベルになっており、下には入門編、上には上級編が存在します。上級編については下で改めて説明しますね。

『DUO 3.0』

『DUO 3.0』(アイシーピー)

560という豊富な例文の中に覚えるべき単語がたくさん含まれており、これらの例文を覚えれば、同時に大量に英単語を覚えられる仕組みになっています。一般的な単語帳にも例文はついていますが、たいていはひとつの例文につきひとつの重要単語しか含まれていないといった場合がほとんでしょう。どうせ例文を覚えるのであれば、たくさんの重要単語が含まれている例文を覚えたほうが効率がいいですよね。また例文そのものも非常に興味深い内容であるため、飽きないという点もおすすめです。

【上級レベル】

『単語王2202』

『単語王2202』(オー・メソッド出版)

網羅性という点では問題なく、難関大学志望者にも愛用者が多い単語帳です。フラッシュカードも発売されているので、併せて学習すればさらなる効果が望めるでしょう。中級レベルの単語帳をやり終えたら、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

『話題別英単語リンガメタリカ』

『話題別英単語リンガメタリカ』(Z会出版)

一般的な単語をやり終えたら、“分野別の単語を覚えたい” と考える人も多いのではないでしょうか。たとえば、理系の難関大学の過去問を見てみると理系の話題の長文が出題されますし、文系の難関大学を受験する人にとっては、経済系の単語知識は不可欠でしょう。そのような分野別の英単語を学習するのに適している単語帳です。本書で専門分野を習得すれば、長文が格段に読みやすくなることでしょう。

『速読英単語2 上級編』

『速読英単語2 上級編』(Z会出版)

速読英単語シリーズの上級編です。かなり難しい単語も含まれていますが、難関大学ではそのような単語が長文の中にちりばめられていますので、そのような長文を読む訓練にもなるでしょう。難関国公立や早慶上智レベルの大学を受験しない人であれば、必修編までで充分です。

■英単語学習に役立つ参考書

『世界一わかりやすい英単語の授業』

『世界一わかりやすい英単語の授業』(中経出版)

本書は英単語そのものを覚えるというよりは、英単語の覚え方やコツについて学習するための参考書です。理屈を知ったほうが何事も覚えやすくなるように、英単語の場合も “なぜそういう意味になるのか” というところまで理解したほうが暗記の負担も減ります。上級者であっても新たに知るような情報が多いため、楽しく読み進めていくことができるでしょう。勉強とは思わずに、肩の力を抜いて読んでみてはいかがでしょうか。

4. 英単語暗記に役立つおすすめアプリ3選

“英単語暗記をするためには単語帳とにらめっこしなければいけない” という時代はもう過ぎ、昨今は英単語暗記に役立つ優れたアプリがたくさんリリースされています。下にいくつかご紹介しますので、日々の学習に役立ててください。特にスマートフォンを見る癖のある人には有効な手段かもしれませんよ。

英単語アプリ mikan

ちょっとした時間に英単語学習をするのに適しています。知っている単語は右へスワイプ、知らない単語は左へスワイプするだけという操作の手軽さも魅力的で、わずらわしい操作がありませんので気軽に取り組むことができるでしょう。一巡すると、次は先ほど左にスワイプした知らない単語が出てくるため、徐々に一巡する際に出てくる単語量が減っていきます。長期で単語を覚えておくためには、「知っている単語を省かない」ことがじつは重要なのですが、そこはご愛嬌。ゲーム的にすすめられる楽しさがあります。

また、このアプリに優れている点は、音声がついているところです。上でも述べた通り、英単語を覚える際には音声が必要不可欠。これも普通の英単語帳を眺めるだけの学習とは大きく異なる点といえるでしょう。

価格:無料(アプリ内課金あり)

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えいぽんたん!

このアプリでは、はじめに判定される英語レベルに応じた問題が出題されるため、自分に合ったレベルの学習をすることができます。もちろんその後の習熟度に応じて出題レベルは上がっていくので、続けていくうちに自然とレベルアップできる仕組みになっています。ゲーム感覚で楽しみながら単語力が増えていくので、ゲームに熱中しやすい人には最適かもしれませんね。

また単語を選択する問題だけでなく、スペル打ちや文章穴埋めといった応用問題もあるため、当然ながら大学入試にも応用させることができます。プレミアムプランを利用すればリスニング学習も可能。このように楽しみながら英単語を覚えていくことができれば理想的ですね。

価格:無料(アプリ内課金あり)

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英単語アプリ ターゲットの友 for 1900

英単語帳『英単語ターゲット1900』の学習支援をするためのアプリです。自分の順位が全国ランクでわかる、アバターやカレンダーで楽しく覚えられる、英語音声が聞ける、間違えた単語を復習できる、隙間時間を活用できる「今日の5問」という機能がある、など単に単語帳の内容がアプリになったわけではありません。

またアプリ内課金をすれば、苦手単語を克服するための「苦手特訓モード」や耳で覚えるための「マイリスニング」といった機能を利用することもできるため、さらに効果的。学校で英単語ターゲット1900の単語テストに苦しんでいる人は、一度試してみてはいかがでしょうか。

価格:無料(アプリ内課金あり)

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5. 最後に

英単語を覚える方法には英単語帳や単語カードなどさまざまあり、人によって合う合わないもそれぞれだと思います。しかしひとつ言えるのは、感覚器官を多く使えば使うほど、早く長期的に覚えられるということ。効率の悪い学習方法(単語帳を眺めるだけといった “目” だけを使う学習)をするのではなく、“耳” で聞き、“口” で発音し、ときには “動作” も交えながら覚える、あるいは抽象的な思考ではなく具体的なイメージを持ったり、映像とリンクさせたりといった学習方法が、より効果的です。すべての単語についてこのような学習を行なうのはなかなかできないかもしれませんが、でしたら覚えにくいと感じた単語だけでもまずは試してみてはいかがでしょうか。(全部書きながら覚える方法はオススメしません。時間がかかりすぎるので)

そして何よりも重要なのは “継続すること” 。ぜひこの記事でご紹介した方法を参考に、毎日しっかりと英単語の学習を進めていきましょうね。