目次

  1. はじめに
  2. 概要
    1. 試験日
    2. 試験範囲・試験時間・解答形式
    3. 配点
    4. 出題の傾向と特徴(概要)
  3. 出題の傾向と特徴(詳細)
    1. 際立った難問のない典型入試問題
    2. 大問1(小問集合)の出題傾向
    3. 大問2~4(誘導問題)の出題傾向
  4. 試験対策・勉強法とおすすめ参考書紹介
    1. 基本事項の完全マスター
    2. 入試標準問題集で定型解法をマスター
    3. 入試上級レベルの典型問題をマスター
    4. 過去問を使って対策の仕上げ

1. はじめに

関西医科大学は、大阪府枚方市にキャンパスを構える私立大学です。
本学では平成25年に枚方学舎が開設され、全学年が学ぶキャンパス、研究施設、附属病院(本院)が1つの場所に統合されました。これによって教育・研究環境を従来よりも飛躍的に向上しました。またこの新学舎完成を契機に、本学は入試、教育、国試、研究など分野における組織、制度の改革が進められています。加えて近年の看護の高度化に伴い、近い将来看護学部の設立も予定されています。

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苦手だった英語でほぼ満点を取って国立千葉大学医学部に現役合格した話。
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2. 概要

2.1 試験日
一般入試
1次試験:2017年1月28日(土)
2次試験:2017年2月12日(日)
※2017年度の一般入試は終了しました。

2.2 試験範囲・試験時間・解答形式
(試験範囲)
・英語:コミュニケーション英語I・コミュニケーション英語II・コミュニケーション英語III・英語表現I・英語表現II
・数学:数学I・数学II・数学III・数学A・数学B(数列・ベクトルのみ)
・理科:『物理基礎・物理』、『化学基礎・化学』、『生物基礎・生物』の3科目から2科目選択。(試験場で問題配布後、選択)
・小論文
・面接

(試験時間)
1次試験
・数学(90分)
・英語(80分)
・理科(120分)※2科目選択
・小論文(45分)

2次試験
・面接

2.3 配点
1次試験
・英語(100点)
・数学(100点)
・理科(200点)
・小論文(段階評価)

2次試験
・面接(段階評価)

2.4 出題の傾向と特徴(概要)
関西医科大学の数学は、試験時間90分に対して大問4題からなる構成です。
解答形式は2013年度入試からすべての問題が空所補充形式となっていますが、領域などの図示問題が含まれる場合があります。
問題の難易度は入試標準レベル~中堅国公立大学レベルです。入試頻出の典型問題を中心とした出題ですが、試験時間90分に対して計算量の多い傾向にあります。

3. 出題の傾向と特徴(詳細)

3.1 際立った難問のない典型入試問題
関西医科大学の数学は、試験時間90分に対して大問4題からなる構成です。
解答形式は2013年度入試からすべての問題が空所補充形式となっています。
ただし2016年度入試において、小問の1つに「空所」に領域を図示させる問題が出題されています! 空所補充とはいえ、必ずしも数値や文字式のみを解答する訳ではないので注意しましょう。

本学で出題される問題の難易度は、入試標準レベル~中堅国公立大学レベルです(難易度は大問によって異なるため、詳細はあとに述べます)。

中堅国公立大学レベルといっても、その場で解法を模索させるような難問が出るわけではありません。標準~上級入試問題集に収録されている典型問題で対策できます。

本学は試験時間90分に対して大問4題と計算量が多いため、要領よく問題を解けるように入念に演習しましょう。

では次に、大問ごとの出題傾向を見ていきます。

3.2 大問1(小問集合)の出題傾向
・出題形式:小問集合(例年6問だが、2015年度のみ5問)
・出題範囲:数学ⅠAⅡBⅢから満遍なく
・難易度:入試標準レベル
小問集合では、例年幅広い分野から典型的な入試問題が出題されます。何が出題されても対応できるよう、数学ⅠAⅡBⅢの各分野を偏りなく対策することが大切です。
また後述するように、大問2以降では難易度の高い問題が出題されます。大問1での失点をあとで取り返すことは難しいので、標準的な入試問題集に収録されている典型問題は確実に解けるように演習を積んでおきましょう。

3.3 大問2~4(誘導問題)の出題傾向
・出題形式:いくつかの小問に分かれた誘導問題
・頻出単元:確率、数列、ベクトル、図形と方程式、極限、複素数平面、微分積分、2次曲線
・難易度:入試標準レベル~中堅国公立大学レベル
大問2以降は、誘導に従って空所を埋めて行く形式です。前半は入試標準レベルですが、後半に進むにつれて中堅国公立大学レベルへと難易度があがります。繰り返しになりますが国公立大学レベルとはいっても、その場で解法を模索させるような難問が出るわけではありません。上級入試問題集によく見られるような典型問題が出題されます。

また出題範囲は、上記のように数学IIIを中心にある程度絞られます。
なかでも微分積分は重要で、例年大問2~4のうちの1つに必ず出題されます。出題内容は三角関数、指数・対数関数、2次曲線(楕円・双曲線)などの分野との融合問題です。「ある曲線の接線・法線の方程式の導出→接線・法線と曲線が囲う図形の面積の計算」というような王道パターンが多く見られます。上級入試問題集や過去問を使って十分に演習を積んで得点源にしましょう。

4. 試験対策・勉強法とおすすめ参考書紹介

関西医科大学の数学を攻略するために必要なスキルを身につける学習方法を解説します。
次のStep.1~Step.5を参考に、学習計画を立ててみましょう。

■Step.1 基本事項の完全マスター
目標:教科書レベルの基本固め

まずは教科書レベルの内容を振り返りです。
はじめのうちは教科書や参考書を参照しながらで構いません。教科書傍用問題集(4stepやサクシードなど)や市販の基本問題集を解いてみましょう。
ただ眺めているだけでは意味がありません。実際に手を動かして、基本事項をしっかりと理解できているか確かめましょう!「こんな公式あったかな?」、「そういえば昔、こんなこと勉強したな…」なんて言っているうちは、まだまだです。忘れていた公式はよく復習し、しっかりと頭に入れていきましょう!

数学が苦手な受験生には、次のような参考書がおすすめです。
文字だけでなく図解を取り入れた懇切丁寧な解説が載っています。
『高校これでわかる数学I+A』(文英堂)

■Step.2 入試標準問題集で定型解法をマスター
目標:数学ⅠAⅡBⅢの各単元の入試標準問題の定型解法の習得

教科書の内容をしっかりと習得できたら、次のStepに進みましょう。
この段階では、入試標準問題の中で基本事項をどのように使うかということと、入試頻出の典型問題の解法パターンを学んでいきます。

おすすめは、次に挙げるような学習参考書です。
『青チャート』や『フォーカスゴールド』は1冊あたりの収録例題数が200を超え、様々な出題パターンを網羅して学ぶことができます。

しかし「部活動が忙しくてそんなに問題量をこなせない…」、「入試本番まであまり時間がない…」という受験生は、1冊あたりの例題数が150程度とコンパクトにまとまった『標準問題精講』のシリーズを使ってもよいでしょう。

はじめのうちは初見の問題が多いため、解法の糸口が掴めない問題があるかも知れません。
もし5分考えても手が出ない場合は、すぐに模範解答を見てしまって構いません。
あくまでも定型解法を身につけることが目的なので、自分で考えることにあまり固執し過ぎないように注意しましょう!
Step.1と同様に、各分野の例題を何も見ずに解けるようになるまで繰り返し復習しましょう。
ここまでクリアできたら、次のStep.3に進みます。

『新課程 チャート式 基礎からの数学Ⅰ+A/Ⅱ+B/Ⅲ (通称:青チャート)』(数研出版)

『フォーカスゴールド』(啓林館)

『数学Ⅰ・A 標準問題精講』(旺文社)

『数学Ⅱ・B 標準問題精講』(旺文社)

『数学Ⅲ 標準問題精講』(旺文社)

*入試標準問題に対応する力がついたら、計算トレーニングを行うとより良いでしょう。
次のような計算練習用の問題集がおすすめです。
単に計算スピード・精度を上げるだけでなく、教科書には載っていない計算の裏技を身につけることも出来ます!

『カルキュール数学I・A [基礎力・計算力アップ問題集]』(駿台文庫)

『数学の計算革命』(駿台文庫)

『合格る計算 数学Ⅰ・A・Ⅱ・B』(文英堂)

『合格る計算 数学Ⅲ』(文英堂)

■Step.3 上級入試問題の演習
目標:上位国公立大学レベルの問題に対応できるだけの力をつける

ここでは過去問演習に入る前の段階の演習を行います。
次に挙げるような問題集ならば、分野ごとに難関国公立大学レベルの入試典型問題を演習することができます。
本学では微分積分の上級入試問題が必須なので、入念に演習を行いましょう!

また演習の際には、入試本番を想定して制限時間を設けましょう。
入試本番では大問1つに費やせる時間は20~25分程度ですから、これを目安に解いてください。

各単元の問題を何も見ずに解けるようになったら、いよいよ最後の仕上げ(Step.4)に入りましょう!

『大学への数学 1対1対応の演習』(数研出版)

『医学部攻略の数学 ⅠAⅡB/Ⅲ』(河合出版)

『数学Ⅰ・A/Ⅱ・B/Ⅲ 上級問題精講』(旺文社)

『実戦 数学重要問題集 -数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B』(数研出版)

■Step.4 過去問を使っての対策の仕上げ
目標:関西医科大学の試験問題に慣れる

制限時間90分以内に解答する練習をしましょう。
まずは本番と同様に時間を計って、1年分解いてみましょう。
一通り解き終えたら、自己採点しましょう。正答率はもちろん重要です。しかし、解けなかった問題について何が原因だったかを解明し、対策を講じることを忘れてはいけません。
その原因が次の項目のいずれかに当てはまる場合は、( )に記載した通りに復習を行いましょう。

 ・公式を忘れてしまっていたor覚え違いがあった(→Step.1に戻って復習)
 ・定型の解法パターンを忘れていた(→Step.2,4に戻って復習)
 ・解けるはずの問題を計算ミスで落としてしまった(→過去問を復習)

『関西医科大学』(教学社)

(参考)
関西医科大学|入試情報