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こんにちは、STUDY HACKER編集部です。数学を自習・独学で勉強する人に向けて、参考書・問題集の使い方と注意点について細かくお伝えします。

【1】知識の習得

参考書の各章であったり、問題集の要点解説部分であったりと、知識面について重点的に解説しているパートの読み方です。

1.
重要項目、忘れてはいけない項目をマーカーを入れつつ、鉛筆で書かれている情報を写したり、グラフを描いたりしながら、内容について実感を得られるように読んでください。ただ目を通すだけでは上滑りで何も頭に残らない恐れがあります。数学は紙と鉛筆で書きながらひとつひとつゆっくりと理解していく方法が一番効く学問です

2.
定理・公式・性質については、必要があれば手持ちの教科書で証明を確認してください。また、内容を覚えるだけでなく、「何に役に立つのか」「何ができるようになるのか」を考えてみること。もちろんその知識を使う問題を見ながら、セットで理解するのが一番良いですね。

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看護学部を卒業後、医学部受験に挑戦。卒業後わずか1年で合格を勝ち取った「教科書レベル」からの挑戦
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【2】問題演習の方法

塾や予備校の授業を受けるときと同じ姿勢です。

1.
1問につき、答案を書くための「下書き」と解答用紙に書く「記述答案」の2種類を書いてみてください。また、ひとつひとつの問題を徹底的に考え抜き、それを下書き用紙の上で言葉や図、グラフに起こしていってみてください。なんとなくイメージは浮かぶんだけど……。それをなんとかして言葉にしてみましょう。そこを何も見ないで他人にスムーズに説明できるようになることが、その問題での最大の学習ポイントなのです。

2.
わからないときはわからない点を具体的に書き出してみましょう。そして、その過程で自分はどういう点が苦手なのかについて考えてみること。

3.
志望校入試問題レベルでなければ、手も足も出ない問題に長時間かけてはいけません。やはり1年間という制約の中で受験勉強をやっていく以上、不必要に長い時間をかけて取り組むと、学習の絶対量が不足します。ちんぷんかんぷんなら、さっさと切り上げて、解説を読みつつ何が足りていなかったのかを考えるほうが有益なこともあります。

【3】解答・解説の読み方

一番気をつけないといけないポイントはここです。「解答・解説をどのように読むか」。ただ読み流してしまう人は、ほとんど理解を深められていません。

1.
ただ読んで「理解した気になる」はNGです。以下の点に気をつけながら読んで下さい。
・今回キモになった考え方はどこか。
・今まで学習した内容の何が必要であったか。
常に前に学習したことに戻るというのが数学の基本です。

2.
解答は考えた順番ではありません。解答は、論理的な説明になるように順番を工夫したものであって、発想した順番、考えた順番で書かれているものではありません。どういう発想から始まって、この解答を書くに至ったのかを考えてみましょう。もちろんそれが明示的に書かれている参考書であれば、ありがたいですね。

3.
間違えた問題は、解答を声に出しながら一度書き写してみましょう。

ここは人によって意見が分かれるところです。読んで完璧に理解ができる人はそれでよいのですが、数学の場合、そもそもの考え方自体に出会ったことがないような答案を読む機会も多く、その場合ただ目を通すだけでは、頭に入ってこないことがほとんど。間違えた問題は、声に出しながら一度書き写してみてください。ゆっくり声に出していくと、自分の理解できるスピードに沿って、ひとつひとつ丁寧に理解できていくことでしょう。声に出しながらというのもポイントです。

4.
間違えた問題は、解答の手順を要約しましょう。書き写したあとは、解答の手順(流れ)をいくつかのステップに分解して要約してみましょう。

5.
正解した問題の解答をきちんと読みましょう。ただ正解さえすればよいというのでは、実はとんでもなく非効率な方法をとっていたかもしれないということに気づくことができません。

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【4】復習の方法とタイミング

復習のときは以下の項目を大事にしてください。

1.
定義・定理・公式・性質をイメージだけでなくきちんと言葉で人に説明できるレベルで思い出せるか確認します。イメージだけで満足してしまうとあっという間に前提となる条件、ひいてはそもそもの内容自体を忘れてしまいます。

2.
問題だけを見て、解答の流れを思い返します。このとき、実際に計算をする必要はありません。ただし、少しでも曖昧な部分があれば、すぐにノートや解説を読み返して理解し直してください。

またタイミングは、1日後、3日後、1週間後を目安としてください。その後も適宜毎日移動時間にノートを見返すなど、触れる機会を極力持ってください。

【5】日々の勉強時間のとり方

他科目とのバランスを取りながらなので、毎日絶対こうでなくてはならないというわけではありませんが、
1. 問題を解く時間を毎日2時間以上取る。
2. 計算練習の時間を毎日30分以上取る。
これらを意識してみてください。バランスとはいえ、英語と同じく絶対的な学習量はやはり他科目に比べて多く取る必要があるというのが数学という科目です。