adobestock_95567361

電気分野は力学と同様、多くの大学で大問1題が出題される単元です。物理基礎の分野では複雑な概念や計算はなく、例えばオームの法則のような高校までに学習する事項のほか、半導体や電磁波など知識として知っておくべき事項も多くあります。「物理」まで入試で必要な人は物理基礎の電気は疎かになりがちなので、細かな部分まで気を抜かずに学習してください。

物質と電気抵抗

まずは電気に関する現象は正負2種類の電気が起こすこと、これらは原子核中の陽子と電子によって担われていることを理解しましょう。そのうえで、これらの電気の性質や静電気、導体と不導体の違いとその理由などを理解してください。

電気の流れである電流についてです。まずは電流の定義である I=Q/t の意味するところを完全に理解してください。次にオームの法則ですが、ここで電圧の定義は正確に理解しようとすると物理基礎の範囲を超えてしまうので、この時点では教科書の図を参考に中学校までの理解でかまいません。

この単元で新たに理解することは、抵抗値と抵抗の長さや断面積との関係、抵抗率とは何かということと、 R=ρ l/S という関係式です。この部分は物理でさらに詳しく学習します。抵抗というものがこれまでより深くできたところで抵抗の接続を考えてみると、抵抗を直列に接続することは抵抗の長さを長くすること、抵抗を並列に接続することは抵抗を並列につなぐことに相当することがわかり、先ほどの R=ρ l/S という関係式との対応がよく理解できると思います。

ジュール熱と電力についても詳しくは物理で学習しますが、現段階では少なくとも教科書に書いてあることを理解し、問題が解けるようにしておきましょう。

adobestock_83176896

tonaki-mjtp-ec
受験にこそパーソナルトレーナーを。4年間、一次試験すら通過できなかった僕が『医学部合格』を勝ち取れた理由
人気記事

交流と電磁波

交流は「物理」でも学習する単元で、「物理」における交流の単元を完全に理解するには数式を使う必要があります。まずはこの物理基礎の交流の単元で、知識や現象を覚えておきましょう。

まずは交流と直流の違い、交流における周期、周波数、実効値などの各用語と関係式を理解しましょう。次に、交流発生の原理について理解しましょう。これは中学校で学習する電磁誘導の法則が深く関係しており、「物理」においても重要な考え方なので確実に理解してください。

電磁誘導の法則を使って交流発生の原理がわかれば、交流の発生による変圧器の原理も理解できると思います。変圧器におけるコイルの巻き数と交流電圧の関係式の導出は「物理」の範囲なので、この単元では結果だけ覚えておきましょう。また、変圧器に関連して送電線による電力損失に関してもしっかりと自分で導出できるように理解しましょう。電力損失に関しては、入試においても知識問題や計算問題として出題されます。