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ここでは、物理の学習を進めていくうえでのおすすめの参考書や問題集を段階別にご紹介していきます。また過去問の取り組み方についても解説しました。

物理の勉強におすすめの参考書・問題集

■基礎固め

『物理〔物理基礎・物理〕入門問題精講』

『物理〔物理基礎・物理〕入門問題精講』(旺文社)

ひとつの解法パターン毎に1問で、全117問という構成になっています。少ない問題数で基礎的な解法パターンを身につけることができます。

『物理のエッセンス』

『物理のエッセンス』(河合出版)

解説→例題→問題という構成で、物理の考え方や問題の解き方を丁寧に学ぶことができます。丁寧に学ぶことができるぶん、読んで理解し問題を解くのには少し時間がかかるかもしれません。

『面白いほどわかる』シリーズ

『大学入試 漆原晃の 物理基礎・物理が面白いほどわかる本シリーズ』(KADOKAWA)

参考書兼問題集。問題を解くときの考え方を丁寧に筋道立てて説明してくれています。参考書として使うのも可です。問題の難易度も高くないため、まずはこのシリーズを読破してから別の問題集に取り組んでみるのもよいでしょう。

■標準レベル

『物理〔物理基礎・物理〕基礎問題精講』

『物理〔物理基礎・物理〕入門問題精講』と同じように、ひとつの解法パターンに対してひとつの問題となっています。基礎固めを『物理〔物理基礎・物理〕入門問題精講』で行なった人は、この『物理〔物理基礎・物理〕基礎問題精講』で演習するとよいでしょう。その際にはぜひ、入門問題精講のどの問題に対応しているのかを意識してみてください。

『良問の風 物理 頻出・標準入試問題集』

『良問の風 物理 頻出・標準入試問題集』(河合出版)

全148問の問題集です。『物理のエッセンス』の姉妹本ですので、物理のエッセンスで学習した人は次にこの問題集で演習していくのがよいでしょう。また、巻末に論述問題がついているのも特徴です。この論述問題も演習することで、物理現象に対する理解がより深まるでしょう。

■難関大学向け

『物理〔物理基礎・物理〕標準問題精講』

『物理〔物理基礎・物理〕標準問題精講』(旺文社)

『物理〔物理基礎・物理〕入門問題精講』『物理〔物理基礎・物理〕基礎問題精講』の姉妹本で、全90問の問題集です。入門問題精講、基礎問題精講で演習した難関大学志望の人は演習してみるとよいでしょう。解説もしっかりしているため、難関大対策としてじっくりと演習することができます。

『名問の森』

『名問の森 物理』(河合出版)

『物理のエッセンス』『良問の風』の姉妹本です。物理のエッセンス、良問の風で学習した人は、次にこの問題集で演習するとよいでしょう。問題を見て解き方がわからなければ、まずは「Point & Hint」を見てみてください。また、さらに演習したい人は、一部の問題の解答の末尾にある「Q」の設問も解いてみるとよいでしょう。一段と実力がつきますよ。

『難問題の系統とその解き方』

『難問題の系統とその解き方 物理』(ニュートンプレス)

入試レベルの問題を数多くこなしたい人には特におすすめです。例題が118題と、各単元に演習問題が20題程度ついています。例題だけでも十分な演習ができます。演習問題は解答が詳しくないということがありますので、演習問題を解く場合は学校の先生など質問できる人が身近にいる環境のほうがよいかもしれません。

その他の使い方としては、『物理〔物理基礎・物理〕標準問題精講』や『名問の森』を演習した人が、違うタイプの問題を演習するために取り組むのもよいでしょう。

『実戦物理重要問題集』

『実戦物理重要問題集』(数研出版)

入試問題から出題され、毎年少しずつ更新されています。近年の入試の傾向も踏まえた問題選定がされているといえるでしょう。

ただし解答があまり詳しくなく、なぜこのような解き方をするのかという考え方の部分が不足しています。演習問題を解く場合は、学校の先生など質問できる人が身近にいる環境のほうがよいでしょう。

『入試の核心』

問題数は113問で、標準問題とハイレベル問題に分かれています。特にハイレベル問題は、「描図力」「計算力(処理力)」「計算力(近似)」「論述力」「読解力」といった、ほかの問題集では特別に取り上げない部分に注目しているので、このハイレベル問題だけでも演習しておくと役立つでしょう。

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受験にこそパーソナルトレーナーを。4年間、一次試験すら通過できなかった僕が『医学部合格』を勝ち取れた理由
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過去問の取り組み方

■志望大学の過去問に取り組もう

私大志望の人は10月から、国公立志望の人でも遅くとも11月からは、赤本などを用いて志望大学の過去問を演習しましょう

演習する際は、実際に本番と同じ時間を計りながら取り組んでください。その後、自己採点で自分が間違えた問題だけでなく、時間配分や問題を解く順番が適切だったかも吟味しましょう。自分が間違えた問題を見直す場合は、解答を理解するだけでなく、自分がはじめてその問題を見たときにどのように考えるべきだったか、ということを常に意識しながら見直しましょう。

例えば、解答で運動方程式を立てていたとしても、なぜその問題で運動方程式を立てなければならなかったのか、ということを考えるということです。立式には根拠があるはずなので、その根拠を意識しながら解答を見直してください。また、学校の先生など身近にアドバイスをもらえる人がいるのであれば、ぜひとも自分の答案を見てアドバイスをもらいましょう。

最低でも過去3年分、できれば5年分を3回演習しましょう。過去問演習を行なうなかで、補強しなければならないタイプの問題や単元が明らかになれば、演習してきた問題集や、場合によっては教科書に戻って再確認することも必要になります。

■志望大学以外の過去問に取り組むのも効果的

自分が受験する大学の赤本を演習してさらに時間があるようであれば、志望大学以外の過去問演習もしてみてください。どの大学の問題を演習するかは「同じ難易度の問題を出題する大学」「同じ傾向の問題を出題する大学」のいずれかが適切ですが、応用力を身につけるためにあえて「全く違う傾向の問題を出題する大学」の過去問を演習することも考えてもいいかもしれません。いずれの場合を選択するにせよ、しっかりとした目的意識がない場合は、志望大学の過去問演習を何度も繰り返したほうがよいでしょう。