目次

  1. はじめに
  2. 概要
    1. 試験日
    2. 試験範囲・試験時間・解答形式
    3. 配点
    4. 出題の傾向と特徴(概要)
  3. 出題の傾向と特徴(詳細)
  4. 試験対策・勉強法とおすすめ参考書紹介
    1. 単語と文法の基礎を固める
    2. 長文問題に取り組む
    3. 会話文問題に取り組む
    4. 英作文に取り組む
    5. 過去問・模擬試験を用いた演習

1. はじめに

早稲田大学政治経済学部は、早稲田大学の看板学部と呼ばれることもある早稲田大学の主要な学部で、現在は政治学科、経済学科、国際政治経済学科の3学科で構成されています。人気の学部であることに加え、慶應義塾大学や国公立大学を受験する人も数多く併願して受験するため、合格難易度は非常に高いと言えます。

政治経済は一緒にくくられてしまうことも多いと思いますが、本学部では3つの学科に分けることによって、より専門的な内容を学ぶことができるようになっています。また、「グローバル科目」という各学科共通の科目もあり、グローバルの視点から学問を学ぶことの重要性を強調していることが伺えます。

次章以降では、さらに早稲田大学政治経済学部の入試問題についての詳細、対策法や傾向、勉強法などを解説します。是非、受験勉強に役立ててください。

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2. 概要

2.1 試験日

2月20日
10:00-11:30 外国語
13:00-14:30 国語
15:30-16:30 地歴または数学

2.2 試験範囲・試験時間・解答形式

(試験範囲)
・外国語
英語(コミュニケーション英語基礎・コミュニケーション英語I・コミュニケーション英語II・コミュニケーション英語III・英語表現I・英語表現II)、ドイツ語、フランス語

ただし、 ドイツ語・フランス語を選択する場合は、センター試験の当該科目を受験する。センター試験外国語得点(配点200点)を一般入試外国語得点(配点90点)に調整される。

(試験時間)
90分

(解答形式)
マークシート解答用紙・記述式解答用紙併用

2.3 配点

外国語:90/230点
国語:70/230点
地歴または数学:70/230点

2.4 出題の傾向と特徴(概要)

近年の早稲田大学政治経済学部の英語は、大問1から3が長文問題、大問4が会話文問題、大問5が自由英作文という構成になっています。英語は3科目の中で最も配点が高く、難易度も高いことで知られています。設問は素直なものが多いのですが、800~1000語程度の長文が3題出題されることに加え、自由英作文が出題されるため、私立専願で自由英作文に不慣れな人は対策をしておかなければなりません。逆に、国公立と併願して受験する人には英作文に割く時間が無駄にならないと言えます。時間に対する問題数も多く、速読力を身につけることは必須となります。

長文問題における問題形式も空所補充や内容一致はもちろんのこと、語句整序や文整序など幅広く出題されるため、効率良く解く要領を身につけることが求められます。また、問題文にも15分以内に自由英作文を書くように勧められていますが、短時間でミスなく英作文を書けるようにしておくことが求められます。

長文のジャンルは文系から理系まで幅広く、得意不得意を作らないことが大切です。また、英文の出展はThe New York TimesやThe Economistなど英字新聞や雑誌からの抜粋がメインとなるため、これらの英文を日頃から読み、入試本番でも抵抗なく読めるような状態にしておかなければなりません。

なお、文法の単独問題は無いものの、長文問題の中で語句整序問題など文法力を使う問題が出題されるため、文法力を疎かにすることはできません。

3. 出題の傾向と特徴(詳細)

3.1 長文内容一致問題

本学部の長文内容一致問題では、長文が長いため本文中のどの箇所が問われている問題なのかを特定するのに時間がかかりがちです。また、選択肢の数も5択が多いので、選択肢の吟味にも時間を取られ過ぎないように注意しましょう。

3.2 長文空所補充問題

長文の空所補充問題と聞くと、単熟語や文法力を活用して単語を選ぶ問題を想像する人がいるかもしれませんが、本学部の問題の場合、文や文の一部が選択肢となっているため、単純な前後関係から空所はing形が正解などという観点で問題を解くことはできません。また、選択肢を吟味している間に、他の選択肢の内容が頭から抜けてしまうことの無いように注意してください。基本的には誤りの選択肢を消去していくのが効率の良い解き方だといえるでしょう。

3.3 会話文問題

会話文の空所に入る適語を選ぶ形式の問題がほとんどです。会話文中には口語表現も数多く出て来るため、知識が無いと会話の流れをつかむのが難しくなってしまいます。本学部の問題の中では比較的点数を取りやすい問題なので、会話文問題の学習は欠かせません。

3.4 自由英作文問題

本学部の自由英作文問題は、課題文に対する賛成もしくは反対意見を述べる形式です。問題文には2つの理由をつけるように書かれており、必然的に100語は書かなければならないことを意味します。したがって、正確な英文を書く力が無ければあちこちで減点されてしまうことが予想されます。また、的確な理由を含んだ論理的なエッセイが書けるようにトレーニングをする必要があります。

4. 勉強法とおすすめ参考書の紹介

4.1 単語と文法の基礎を固める

本学部の問題は3つの長文を含む非常に時間制限の厳しい問題なので、長文読解などで単語の意味推測をしている余裕はほとんどありません。また、自由英作文があるため、何となく単語の意味がわかるというだけではなく、正確なスペリングができる段階まで力をつけておかなければなりません。そこで、まずは標準的なレベルの単語帳を英語から日本語訳を覚え、次に日本語を見て英語が書けるように対策をしておきましょう。

『システム英単語』

・『ターゲット1900』
『ターゲット1900』

さらに余裕があれば、下記の上級レベルの単語帳にも手を伸ばしてみましょう。このレベルまで取り組んでおくと、数点の差となって表れてくるはずです。ただし、上記の単語帳の定着を優先させてください。

・『キクタン リーディングAdvanced6000』
『キクタン リーディングAdvanced6000』

・『単語王2202』
『単語王2202』

・『速読英単語2 上級編』
『速読英単語2 上級編』

また、長文や会話文問題などで英熟語の知識も必要とされるので、熟語帳にも取り組んでいただきたいと思います。代表的なものは、以下の通りです。

・『速読英熟語』
『速読英熟語』

・『解体英熟語 改訂第2版』(Z会出版)

次に文法対策を行いましょう。本学部の入試問題では典型的な文法の4択問題が出題されませんが、これは文法対策をしなくて良いという意味ではありません。文法力が不正確だと長文の選択肢の意味を取り違えたり、自由英作文で不正確な文を書いてしまうなど入試直前期に修正不可能な問題が出てきてしまいます。基礎を作る段階でしっかりと固めておいてください。

・『アップグレード 英文法・語法問題』
『アップグレード 英文法・語法問題』

・『NEXT STAGE 英文法・語法問題 3rd Edition』
『NEXT STAGE 英文法・語法問題 3rd Edition』

余裕があれば、さらに難易度の高い文法問題にもチャレンジしましょう。ただし、このレベルの文法問題が直接的に問われることは無いので、優先順位はやや下がります。
・『全解説頻出英文法・語法問題1000』(桐原書店)
・『大学入試英語頻出問題総演習』(桐原書店)

ランダム形式の問題集で定着度を確認しましょう。文法形式別の問題集はどうしても答えが半分わかってしまう(例えば不定詞の章をやっていたら、不定詞が出るということがあらかじめわかっている)ので、ランダム形式で正解できてこそ、本当に文法力がついていることがわかります。

・『全解説実力判定英文法ファイナル問題集―文法・語法・イディオム・会話表現の総仕上げ (標準編)』(桐原書店)
・『全解説実力判定英文法ファイナル問題集―文法・語法・イディオム・会話表現の総仕上げ (難関大学編)』(桐原書店)

英文法問題集を解いていて、解説を読んでも理解が不十分だと感じたら、参考書を読んでみることをおすすめします。代表的なものを挙げますが、学校で使用しているものがあればそれでも十分です。

・『総合英語Forest』
『総合英語Forest』

さらに、構文についても取り組んでみましょう。文法力と同様、長文問題で選択肢を正確に読むためにも構文力は欠かせません。

・『英語の構文150』
『英語の構文150』

・『解体英語構文 改訂版』(Z会)

4.2 長文問題に取り組む

本学部の長文問題は3題の長文が出題され、最も配点が高いため、長文対策が合否を分けると言っても過言ではありません。長文はいずれも長く、時間が厳しいのが特徴ではありますが、一部の国公立大学のように構文が複雑なことは無いので、やや難しめの長文を素早く読めるようにしたり、早稲田特有の学習が求められます。まずは、基本的な長文演習から行い、徐々にレベルを高めていきましょう。

・『やっておきたい英語長文』(河合出版)
『やっておきたい英語長文』

・『レベル別長文問題集』(東進ブックス)
『レベル別長文問題集』

下記の問題集はリスニングCDがついているので、シャドーイングやディクテーションなど、リスニングのトレーニングも行いましょう。リスニングテストが無いとしても、リスニング学習は速読力を鍛えるのに有効なので、本学部のような長文が出題される問題に当たるにはリスニング学習も交えるのが理想的です。

・『大学入試英語長文ハイパートレーニング (レベル3)』(桐原書店)
・『大学入試 全レベル問題集 英語長文 6国公立大レベル』(旺文社)

最後の仕上げに難関レベルの長文問題集にも挑戦してみましょう。

・『TopGrade 難関大突破 英語長文問題精選』(学習研究社)
・『難関大のための 上級問題 特訓リーディング』(旺文社)

4.3 会話文問題に取り組む

本学部では会話文問題も出題されます。会話表現はもちろんのこと、会話の流れを見失わないようにすること、すなわち話者がどのような気持ちでこのセリフを言っているのかを理解できるようにすることが重要です。先ほど紹介した文法問題集にも会話文問題はついていますが、それ以外にも以下のような問題集に取り組んでみると良いでしょう。

・『英会話問題のトレーニング』(Z会出版)
・『英語入試問題解法の王道〈1〉会話問題のストラテジー 』(河合出版)

4.4 英作文に取り組む

最後の大問には自由英作文が出題されるので、こちらの対策も行いましょう。形式は典型的な賛否を述べる形式なので、英検などでもおなじみのパターンです。自分の意見と2つ理由を入れなければならず、問題文にも記載されていますが、長文のボリュームを考えると15分から多くても20分程度しか割くのが難しいのが現状です。そこで、まずは自分が思った内容を英語で素早く書けるように、基本例文集などを活用することをおすすめします。

・『ドラゴン・イングリッシュ基本例文100』
『ドラゴン・イングリッシュ基本例文100』

このほか、先ほど挙げた『アップグレード 英文法・語法問題』などは和訳を見て英文を書けるようにする学習法も有効です。英作文では文法や構文が適切に使えているかどうかが重要なポイントとなるためです。

文法の詳しい解説が書かれた英作文の参考書もあります。以下の参考書が特におすすめです。

・『大矢英作文講義の実況中継』
『大矢英作文講義の実況中継』

・『竹岡広信の英作文が面白いほど書ける本』
『竹岡広信の英作文が面白いほど書ける本』

一通り基本的な英文が書けるようになったら、自由英作文の対策に入りましょう。

・『[自由英作文編]英作文のトレーニング』
『[自由英作文編]英作文のトレーニング』

・『大学入試英作文ハイパートレーニング 自由英作文編』(桐原書店)

その他に、何か課題に対して意見と2つの理由を思いつくことができるように練習をしましょう。英検の過去問、問題集などを利用すると良いと思います。

・『最短合格! 英検準1級 英作文問題完全制覇』(ジャパンタイムズ)

4.5 過去問・模擬試験を用いた演習

ここまで学習が進んだら、過去問演習で実力を試してみましょう。過去問は本学部の問題だけでなく、他学部の問題や慶應義塾大学など難関私立大学の過去問も含めるとより効果的です。

また、ただ単に過去問を解くだけでなく、間違えた箇所をしっかりと特定することも重要です。一通り解いた後は苦手となる単元を中心に演習を繰り返して得点を伸ばしていきましょう。単元別に学習する際には、以下の本が役立ちます。

・『早稲田の英語[第6版]』(教学社)

(参考)
早稲田大学 2018年度(平成30年度) 入学試験関連情報|一般入試、センター利用入試 入試要項|本文