相席居酒屋とは

・ 相席居酒屋とは、初対面の男女が相席になり、酒や食事とともに会話を楽しむための居酒屋。新しい男女の出会いの場として注目されている。

・ 相席居酒屋ブームの火付け役となったのが、株式会社セクションエイトが運営する「相席屋」。2014年3月に東京・赤羽に1号店をオープンしてから約2年間で、都心部だけでなく全国の地方都市に75店舗(2016年7月5日時点)をオープンさせ、急速に拡大している。ビジネスの斬新さ、成長の速さが注目を集めており、テレビなどで紹介される機会が多いほか、インターネット上では相席屋体験談が多く見られる。

・ 相席屋が、男女相席の飲食店ブームを作り出すと、同様の後発ビジネスも登場した。銀座、池袋のおしゃれなイタリアンレストランで相席のチャンスを提供する「相席イタリアン」や、同系列の「相席カフェ(マッチング タブレットカフェ ロハス銀座)」のように相席をメインに展開する店舗のほか、既存の飲食店が相席サービスを展開し始めるケースも増えている。相席サービスを提供する飲食店の情報を公開しているサイトもある(相席ナビ)。

相席居酒屋の先発「相席屋」について

・ 相席屋の大きな特徴は、女性は食事・飲み物とも無料(一部有料メニューもあり)で、飲食代は男性が支払うという点。男性は30分1,500円で(税別。平日の場合。以後10分ごとに500円)飲み放題・食べ放題となる。飲み物・食べ物ともにセルフサービス。

・ 男性と女性がそれぞれ2~3人組で来店し、店員が年齢や雰囲気から判断してマッチングを行う。男女いずれかが先に退店したら、別の相席がセッティングされる。時間ごとの入れ替わりや、指名できる仕組みはない。好みの異性と意気投合すれば、連絡先を交換したり、2次会に行ったりなど自由にできる。相席になった男女が一緒に退店する割合は、多い時で2割程度(2015年5月時点)とのこと。

・ 相席屋に来店する客の目的は、異性との出会いが少ない人が婚活・恋活(結婚相手や恋人探し)目的で来店することもあれば、そうではないこともある。男女ともに日頃会うことのない人と話ができる機会を純粋に楽しむ客は多く、力の入った婚活というよりも、肩肘張らず気軽な雰囲気で多くの人と出会える場として注目されている。本気で婚活アピールするのは恥ずかしいので、気軽に参加できる婚活として相席屋を選ぶケースもある。また特に女性にとっては、無料で飲み放題・食べ放題になるというのが魅力のよう。渋谷など繁華街の店舗では、若者らが行列を作り入店までに時間がかかることもある。

・ 見知らぬ人同士が酒を交えて会話する場であることから、トラブルが発生しないよう店側が工夫している。「お酒の強要はしない」「失礼なことを言わない、聞かない」などから成る「相席屋十箇条」を店内の目立つところに貼り、マナーを守った相席になるよう促している。

・ セクションエイトは、相席屋以外にも様々な飲食店事業を展開している。横山淳司社長が相席屋を始めたきっかけは、街コン(街ぐるみの大規模な合コンイベント)に注目したこと。街コンよりも気軽に参加できる形態として居酒屋を考案し、相席屋が生まれた。

・ 相席屋では、効果的なマッチングスキルの向上に向け店員教育に力を入れているほか、サービス内容や店舗レイアウトの改善などに積極的に取り組んでいる。例えば店内で導入されているセルフサービスは、コスト削減のためではなく、来店客が席を立つことで少し息抜きできる時間を持てるようにするため。また、予約やポイントを貯めるのに使える相席屋のスマホアプリには、相席になった人同士が携帯番号を教え合うことなくやり取りできるチャット機能も盛り込んでいる。

・ 相席屋を運営するセクションエイトは、2016年7月に完全成功報酬型の結婚相談所事業も開始した。横山社長は次のように語っている。

 「相席屋のブランドを中心に、晩婚化という社会的な課題を解決する総合サービス業を目指す」

(引用元:日経ビジネスONLINE|あなたの街にも 出店続ける「相席屋」の秘密

(参考)
相席屋
日本経済新聞|婚活は楽しくなきゃ 女性無料の相席居酒屋・趣味ぴったりテーマ型…自然体が当世風
日経ビジネスONLINE|あなたの街にも 出店続ける「相席屋」の秘密
産経ニュース|本気だけど本気じゃないフリ…シャイ向けに登場した「相席居酒屋」 気軽に婚活、誰と座るかは“お楽しみ”
Business Journal |人気の男女“相席”居酒屋、女性無料でも儲かる?「楽しむ」仕掛け満載でリピーター獲得
Woman Insight|連日行列!新しい出会いが期待できる「相席イタリアン」とは?
日刊SPA!|相席居酒屋にくる女性の6割が「本気で出会いを求めている」
株式会社セクションエイト