Amazon Dash Buttonとは

・ Amazon Dash Button(アマゾンダッシュボタン)とは、ボタンを1回押すだけで、そのボタンに対応した食品や日用品をAmazonに注文できる小型の端末のこと。

・ Amazon Dash Buttonは、洗剤やティシュペーパー、紙おむつ、ペットの餌、飲料水など、消費者が定期的に買い足す必要がある商品に対応している。ボタン端末の大きさは、横6cm×縦3cm。残りが少なくなり、買い足しの必要性に気付いたときにすぐに発注できるよう、冷蔵庫や食品戸棚、トイレ、洗面所など、食品や日用品を備蓄する場所に貼り付けて利用することを想定したものとなっている。

・ Amazon Dash Buttonは、2015年3月にアメリカで発売された。サービス開始当初は18ブランドの商品を扱っていたが、2016年12月までに200ブランド以上にまで拡大。アメリカでは、Amazon Dash Buttonのユーザーは自宅で平均4個のボタンを利用している。オーストリア、ベルギー、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、イギリスなどでもサービスを展開している。

・ 日本では、2016年12月5日にAmazon Dash Buttonが発売された。サービス開始時点では、花王の洗濯洗剤「アタック」やサントリービールの「オールフリー」、カルビーのシリアル「フルグラ」、エフティ資生堂のヘアケア商品「TSUBAKI」など、40ブランドの食品・日用品を扱っている。

Amazon Dash Buttonの仕組み

・ Amazon Dash Buttonを利用できるのは、Amazonの有料会員(年会費3,900円)であるプライム会員のみ。端末購入には500円(税込)かかるが、該当商品の初回購入時に500円差し引かれるため、実質無料となる。プライム会員の特典として、注文した商品は翌日(地域によっては即日)には自宅に届く。

・ Amazon Dash Buttonは、商品ごとではなくブランドごとに1つのボタンであるため、ボタン購入後は、そのブランド内のどの商品をボタンによって購入したいのか、設定する必要がある。端末経由の注文は、次のような仕組みによって行われる。

Dash Buttonは、スマートフォンアプリで利用設定をする。まずユーザーは、スマートフォン向けのAmazonショッピングアプリ(iOS/Android)と、Dash ButtonをBluetoothでペアリングし、自宅のWi-Fiと接続。その後、アプリで繰り返し注文したい商品を選ぶ。
(中略)
ボタンを押すと端末が白く点滅し、緑に変わったら注文完了。注文内容は即座にアプリに届くため、間違って押してしまった場合もキャンセル可能だ。また、何度押しても商品が届くまでは1回分としてカウントされるとのこと。

(引用元:CNET Japan|アマゾン、ボタンを押すだけで日用品が届く「Dash Button」を日本でも発売

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Amazon Dash ButtonによるAmazonの狙い

・ Amazon Dash Buttonが普及すると、消費者が買い物のためにスーパーやドラッグストアなどに出向かなくなる可能性があり、小売店にとっては脅威になりそうだと言われている。これはまさにAmazonがAmazon Dash Buttonによって狙うところであり、このことについてアメリカAmazonのAmazon Dash担当ディレクターDaniel Rausch氏は、次のように述べている。

「日用品の買い物はただの労力であり、ショッピングに行っても楽しいものではない。Amazonのミッションは、日用品のシッピング体験を消滅させることだ」

(引用元:同上)

・ またAmazonは、Amazon Dash Buttonを通じてIoT(Internet of Things、モノのインターネット化)による買い物の自動化を狙っている。Amazon Dash Buttonはその狙いに向けた第一段階という位置付け。今後は、ボタンを押す必要すらなくなる自動注文機能「Amazon Dash Replenishment」を家庭に普及させることを目標としている。すでにアメリカのAmazonはメーカーと協力し、ブラザー(プリンター)、ワールプール(洗濯機)、ブリタ(水用のフィルターつきピッチャー)などの機器に、洗剤やトナーが少なくなった際や新しいフィルターに交換すべきタイミングに自動でAmazonに発注する機能を持たせている。

・ 日本でもAmazonは、アイリスオーヤマやシャープなどと提携し、米の残量が少なくなったら自動で再注文する炊飯器など、消費財を自動発注する機能を搭載した独自機器を開発する。消費者の買い物行動に変化をもたらすものとして、今後の展開に注目が集まっている。

(参考)
Amazon|Amazon Dash Button
Amazon|Amazon Dash Replenishmentとは?
日本経済新聞|「アマゾンダッシュボタン」日本上陸 食品など簡単注文 
Fashionsnap.com News|買い物の仕方が変わる?押すだけで商品購入できる「ダッシュ ボタン」アマゾンが発売
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日本経済新聞|Amazonダッシュボタン 決め手は価格よりブランド力 (藤元健太郎) 
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