欧米でトレンドになりつつある、クリケットフラワー

・ クリケットフラワーとは、コオロギから抽出したタンパク質を粉末化したもの。欧米では、2014年頃からクリケットフラワーを使った健康食品が販売されており、一部の人の間で人気となっている。

・ 2015年にアメリカで開催されたナチュラル・プロダクツ・エキスポ(全米最大規模のナチュラル・オーガニック関連商品の展示会)にクリケットフラワーを使った商品が展示され、新たなナチュラルプロダクツのトレンドとして注目されるようになった。

・ クリケットフラワーは日本でも健康食品として徐々に注目を集め始めている。2016年4月25日、電通によるベンチャーファンド「電通ベンチャーズ」がクリケットフラワーを使った健康食品を開発するアメリカのエクソ(Exo)社に出資したことを発表したことで話題となった(エクソ社については後述)。

クリケットフラワーの特徴と健康食品について

・ クリケットフラワーが注目される理由は、その栄養価の高さにある。FAO(国際連合食糧農業機関)によると、昆虫の多くはタンパク質を豊富に含み、脂肪分、カルシウム、鉄分などが多い。コオロギには、牛肉よりもタンパク質が多く含まれており栄養価が高く、栄養バランスに優れたスーパーフードの新星として注目が集まっている。

・ クリケットフラワーは健康食品に使われており、欧米では商品がいくつか発売されている。そのうちクリケットフラワー食品の代表ともいえるのが、アメリカのエクソ社によるプロテインバーである。

エクソ社は、2014年に設立され、独自の技術によりコオロギから高純度のタンパク質を抽出し、精製、粉末化したクリケットフラワーの開発および同素材を使用したプロテインバー「exo」などの栄養価が高く持続可能な健康食品や食品原材料の開発をしている。現在米国で、ココアナッツ、バナナブレッド、アップルシナモン、ブルーベリーバニラ、ピーナツバター&ゼリー、バーベキュー、マンゴーカレー、オリーブの全8種類のプロテインバーを販売している。

(引用元:電通報|電通が運用するベンチャーファンド「電通ベンチャーズ」、クリケットフラワー(コオロギ抽出タンパク)を使用した健康食品開発の米国「エクソ社」に出資

・ コオロギを食べることに心理的な抵抗を感じる人もいることから、エクソ社はミシュラン三ツ星獲得シェフの監修下で商品開発を進めるほか、デザイン・クリエイティブにも注力している。

・ タンパク質の補給源としてコオロギをはじめとする昆虫を利用することは、サステナビリティの点でも注目視されている。

EXOプロテインバーは、サステイナビリティー(持続可能性)の面でも優秀です。コオロギは食用牛を育てた場合に比べて100分の1の量の温室ガスしか排出しません。つまり、排出されるメタンガスの量がほとんどゼロだということです。また、繁殖のサイクルが早く、飼育のために必要な飼料、水、土地も最低限しか必要としません。国連は、コオロギを飼育する場合、牛の飼育と比べて20倍効率が良いと試算しています。(EXO FACT SHEET – Winter 2015 より)

(引用元:Yahoo!ショッピング|exo

・ 日本でもエクソ社のプロテインバーが近日発売されるという情報がある(2015年10月時点)。クリケットフラワーの有用性については欧米に比べ認知が遅れているが、新たに流行する可能性があるスーパーフードとして、今後の注目株と言える。

(参考)
電通報|電通が運用するベンチャーファンド「電通ベンチャーズ」、クリケットフラワー(コオロギ抽出タンパク)を使用した健康食品開発の米国「エクソ社」に出資
Yahoo!ショッピング|exo
TechCrunch|レビュー:Exoは、コオロギから作った生産性を劣化させないプロテインバー
TechCrunch|「コオロギ粉末」でプロテインバー——電通ベンチャーズ、米国の食品スタートアップ・Exoに出資
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