○○ドリブンとは

・ ドリブンは英語のdriveの過去分詞、drivenに由来するカタカナ語。drivenの辞書的な意味は「(~に)突き動かされた」。日本語で「○○ドリブン」という場合は、「○○に突き動かされた」という意味から転じて、「○○を起点にした、○○をもとにした」物事を表す。

・ 「○○ドリブン」という言葉はビジネス用語として多く使われている。必ずしも辞書に載るような言葉ばかりではなく、造語として新たに生み出される言葉も多い。

さまざまな「○○ドリブン」

・ データドリブン

データドリブンとは、実験や効果測定などで得られたデータをもとにして次のアクションを行うこと。近年、ビッグデータやAIを活用したマーケティングの手法として「データドリブンマーケティング」が注目されている。

データドリブンマーケティングとは、マーケティングにおける意思決定にデータを活用すること。経験や勘ではなく数字をもとにした意思決定を行うことで、的確なマーケティングができるようになる。nanapiなどのインターネットサービスやプラットフォーム事業を展開するSupership株式会社の菅原健一氏は、データドリブンマーケティングの例について次のように説明している。

仮にある店舗では、来店者数のカウントや、カメラを使った画像認識で、来店者の年代や性別を推測してそのデータを蓄積しているとしよう。これに天気情報を組み合わせれば、雨の日や晴れの日の来店傾向や顧客層が見えてくる。同じように、データがあれば「社名の検索回数」と「来店者数」の相関関係や、そのほか別の傾向もわかってくる可能性がある。また、データを使って意思決定し、そのフィードバックを得ることで、予測精度はますます上がる。

(引用元:Markezine|「○○すればするほど効果は上がる!」 菅原健一氏が語ったデータドリブンマーケティングの法則とは?

・ テクノロジードリブン

テクノロジードリブンとは、テクノロジーの進歩によって、それまでの常識を覆すような新たな発想が生まれたり、斬新なビジネスが登場したりすること。近年新しく生み出されるサービスや商品には、IoTやAI、ソーシャルメディアなどに代表される最新のテクノロジーによるものが多く、テクノロジードリブンなビジネスが数多く展開されている。例としては、UberやAirbnbに代表されるシェアリングエコノミー、IoTの技術を搭載したオムニ家電、AIを人事労務の分野に活用するHRテックなどが挙げられる。

・ 議事録ドリブン

議事録ドリブンとは、会議を進めるテクニックのひとつ。定型の議事録フォーマットや、あらかじめ決まっている議題が書かれた議事録の型を用意しておき、会議の際にプロジェクタで投影するなどして、参加者全員が議事録の型の空欄を埋めながら会議を進める会議術のこと。

議事録を皆で共有しながら会議を進めるため、話が脇道にそれたり、会議の目的を見失ったり、議論が堂々巡りで結論が出なかったりといった問題に陥ることを防ぐことができる。また、結果的に、会議の時間が短くなったり、議事内容に対する共通理解につながったりするメリットもある。

・ イベントドリブン

イベントドリブンとはプログラミングの用語で、「イベント」が発生した時にプログラムが動くこと。ここで言うイベントとは、パソコンを使っている人がキーボードのキーを押す、クリックする、操作を選ぶなど、パソコンを使う人による操作のこと。WindowsやMacなど、一般的に使用されるパソコンの多くはこのイベントドリブン方式で作られている。

・ カスタマードリブン

カスタマードリブンとは、顧客主義のこと。顧客の声に耳を傾け、顧客の行動、顧客の意見を優先し、それを出発点にしてマーケティングを行うことを指す。顧客のニーズを想定したマーケティングは顧客志向と呼び、顧客主義とは異なる。

(参考)
Intelligent Model|モデルドリブンとは? ~非エンジニアでもわかりやすく~
Markezine|「○○すればするほど効果は上がる!」 菅原健一氏が語ったデータドリブンマーケティングの法則とは?
Markezine|データドリブン
ネットコマース株式会社|【図解】コレ1枚でわかる2016年を牽引する2つのキーワード/「テクノロジー・ドリブン」と「デジタル・トランスフォーメーション」
NTTPCコミュニケーションズ|イベントドリブン
英辞郎 on the WEB|driven
キャリアパーク!|議事録ドリブンを使用すべき3つのメリット
Weblio辞書|カスタマー・ドリブン