フリー素材とは

・ フリー素材とは、無料で使用できるか、もしくは一度購入すれば自由に使用できる、インターネット上で配布されている画像や音楽。一度購入すれば使用許諾の範囲内で何度でも使用できる素材は、特に「ロイヤリティーフリー素材」と呼ばれる。フリー素材を使えばコンテンツを安価に制作できるため、フリー素材は個人だけでなく企業・団体にも利用されている。

・ 2017年3月、株式会社バーグハンバーグバーグが制作したフリー写真素材サイト「スキマナース」がインターネット上で公開され、話題を呼んでいる。同サイトには「1%のマニアックなお客様の需要に応えた看護師のフリー写真素材サイトです。今までの素材サイトでは満足できなかった方でも納得のラインナップ!」との説明があり、「下水道からピザを持って現れる看護師」「患者に手づかみでオムライスを食べさせる看護師」などの写真が提供されている。

フリー素材の使い方

・ フリー素材を使うには、運営側・製作側が提示する利用規約に従う必要がある。たとえば、上記の「スキマナース」では、「個人・商用問わず無料で利用可能」とされているものの、「モデルのイメージを著しく損なうような利用」「アダルト/法律に触れる行為など公序良俗に反する目的での利用」「画像の再配布・販売」「著作者が不適切と判断した場合」の使用は禁じられている。

・ また、ロイヤリティーフリー素材を提供している「PIXTA」では、利用にあたっての注意や禁止事項が細かく定められている。たとえば、「注意を要する題材」として、たばこ・避妊・同性愛などが挙げられており、これらの題材に関するコンテンツには原則としてPIXTAの素材を利用することができない。このほかにも禁止事項が定められているため、素材を使用する際には利用規約を充分に確認する必要がある。

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フリー素材サイトの例

・ フリー素材には、イラスト・写真といった画像が多い。近年、行政機関のパンフレットや店舗のチラシで頻繁にイラストが使用されているといわれる「かわいいフリー素材集 いらすとや」は、提供しているイラストのバリエーションが豊富なだけでなく、時事問題を取り入れているため、特にインターネット上で注目されている。たとえば、「なかなか当たらないガチャのイラスト」では、欲しい景品を当てるため、巨大なガチャガチャに何度もお金を投入する男性の姿が描かれている。これは、ソーシャルゲームにおける「ガチャ」で、欲しいキャラクターやアイテムを当てるまで多額のお金を課金するユーザーを表現していると思われる。

・ 経済産業省は2016年から「観光オープンプラットフォーム」として「PHOTO METI PROJECT」を公開している。同サイトでは、日本各地の風景写真が提供されており、利用規約に従えば写真を無料で使うことができる。利用規約は日本語と英語で記述されているが、英語の規約が先に表示されるため、主に海外での使用が想定されていることがうかがえる。「PHOTO METI PROJECT」は「『日本に行ってみたい』『日本で体験してみたい』、そう思ってくれる人を世界中に増やしていくこと」を目的に掲げており、インバウンドを増やすことが期待されている。

(参考)
PIXTA
スキマナース
かわいいフリー素材集 いらすとや
PHOTO METI PROJECT
WEDGE Infinity|肖像権・著作権問題の救世主? フリー素材の価値を考える
ライブドアニュース|「いらすとや」にイラストレーターが悲鳴 「仕事を奪っている」
ハフィントンポスト|「飼われて幸せ?」”いらすとや”のAIイラストに人類の危機を感じる
PORTFOLIO|「フリー素材」って何がフリー?~写真素材の落とし穴 第2回~
ねとらぼ|日本の美しい風景写真をフリー素材に 経産省が「PHOTO METI PROJECT」で提供