「スクラッチで」の語源

・ 「スクラッチで」は英語では「from scratch」と言う。「scratch」には、「ひっかく(動詞)」「ひっかき傷(名詞)」という意味のほか、「地面をひっかいて描いたスタートライン」という意味がある。このことから、「from scratch」は「ゼロから(一から)」「最初から」という意味を表す。

・ 日本語では、ゼロから、最初からという意味を含む専門用語に以下のようなものがある。

‐ スクラッチ開発
IT業界の用語で、既存のパッケージ製品を使ったり、ひな形などを流用することなく、新しくゼロから開発すること。他の製品のカスタマイズや機能追加に頼ったり、ソースコードを流用したりすることなく、何もない状態から開発すること。既存のものを何ら一切流用していないことを強調したいときには「フルスクラッチ」とも言う。

‐ スクラッチビルド
模型の製作方法のひとつ。プラモデルなどのキットから組み立てるのではなく、プラ板や粘土材などの素材を使って部品を自作し、模型を組み立てる方法。部品そのものを最初から自作するところから始めるので、スクラッチビルドと言う。

「スクラッチで」の使用例

・ 「スクラッチで」という言葉はIT業界用語として使われるほか、一般的なビジネス用語としても使われる。例えば、企画やビジネスモデル、ITに限らない様々な製品などについて使われる。

「このシステムはパッケージをカスタマイズして・・・」

「いや!ぜひそこは弊社のスクラッチで!」

(※顧客と、スクラッチ開発を受注したい会社とのやり取り)
(引用元:シグマクレスト社員ブログ|IT用語 「スクラッチ」の巻

「この件は一度ここで終了して、新しくスクラッチでやりましょう」

(引用元:Nadia|謎の業界用語?いまさら聞けない業界用語(6)

「今回の企画は、他社事例を参考にするとか過去の焼き直しとかじゃなく、フルスクラッチでいくぞ。」

(※編集部作)

(参考)
英辞郎 on the WEB|scratch
英辞郎 on the WEB|from scratch
英語の時間 - へっぽこVersion|“from scratch”とはどういう意味か?
IT用語辞典 e-Words|スクラッチ開発
IT用語辞典 e-Words|フルスクラッチ
「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典|スクラッチ開発 (scratch development)
Wikipedia|スクラッチビルド
Nadia|謎の業界用語?いまさら聞けない業界用語(6)
シグマクレスト社員ブログ|IT用語 「スクラッチ」の巻