ゲーミフィケーションの歴史と手法

・ ゲーミフィケーションとは、「ゲーム化(gamefy)」という単語から派生した言葉で、2003年に誕生した。2011年7月、アメリカの調査会社であるガートナーが以下のようなトレンドを発表した頃から、世界に広まった。

「2015年までにイノベーションを司る組織の半数以上が、そのプロセスにゲーム的な要素を取り入れ、2014年までにグローバル企業2000社のうち70%以上がマーケティングと顧客の維持のため、少なくともひとつ以上のゲーム化されたアプリケーションを持つ事になるだろう。」

(引用元:Salesforce Customer Success|社員を幸せにするゲーミフィケーション

・ ゲーミフィケーションの手法の根幹は、ゲームによって得られる「楽しい」「面白い」という感覚をサービスに盛り込むこと。例として次のようなものが挙げられ、近年のサービスにはソーシャルメディアが活用されている。

‐ サービスにログインすることでポイントがたまる。
‐ 企画に参加するとポイントが獲得できる。
‐ たまったポイントに応じてランクアップし、優待が得られる。
‐ ユーザー同士でスコアを競い、上位になると特典が得られる。

・ ポイントプログラムなどの形式は、従来のサービスにも見られ、ゲームをサービスに活用するという概念自体は新しいものではない。しかし近年、技術の進歩や成功例の増加、ソーシャルメディア、ソーシャルゲームの発展などにより、ゲーミフィケーションへの注目度が増すこととなった。

サービスにおけるゲーミフィケーションの事例

・ Retty
人気の店ではなく、自分好みの飲食店を見つけられるグルメサービス。信頼できる人からの口コミ、自分の嗜好にあった人からの口コミを紹介する、というスタイルに重点を置いているサイト。

このRettyでクチコミを投稿してもらうために用いている「ゲーム的要素」は、「いいね」や「行きたい」という意思表示を受けられ、高評価を獲得しているユーザーを「この地域で〇番のユーザー」として紹介しているところです。

投稿者は「賛同」や「称号」欲しさに投稿してしまいます。

(引用元:GaiaX SocialMedia Lab.|ユーザーを掴んで離さない『コンテンツのゲーム化』!もう知らないでは済まされないゲーミフィケーション活用事例集

・ Webサイト「Psych」
アメリカのテレビドラマのオフィシャルサイト。

このサイトではゲームにチャレンジしてもらってポイントを付与したり、ランキングで競ったりするなどの手法を取り入れました。

その結果としてアクセス数が30%アップ、滞在時間も従来の2倍、またサイト内での物販も47%アップと、大きく成果を上げました。

(引用元:LISKUL|ゲーミフィケーションは終わらない!「ハマる」サイトを作るための10の手法

・ Class Dojo
シリコンバレー発。教師向けの授業マネジメントサービス。

生徒の教室内や授業中の行動を一つひとつポイント化し(例:遅刻・私語はマイナス1点、積極的発言・チームワークはプラス1点)、それを教師と生徒、保護者との間で可視化、データ化して共有することにより、楽しみながら、かつわかりやすく理想的な行動パターンに誘導していく

(引用元:WIRED|学びの未来へソーシャルゲームが導く? 「教育のゲーミフィケーション」と注目のサーヴィス

yoko815
苦手の文法を克服! TOEIC815点を獲得し、国際会議でスピーチ。英語力を大きく変えた3ヶ月の科学的トレーニング。
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企業、仕事におけるゲーミフィケーションの事例

・ 仕事にゲーム的な要素を取り入れて、社員のモチベーションをアップさせる取り組みは、以前からもされてきた。例えば、個々人の売り上げをグラフ化して競わせたり、表彰したりするようなもの。

・ しかし、サービスにおけるゲーミフィケーションがソーシャルメディアの発展に後押しされて広がってきたのと同様、企業においてもソーシャル性を活用したゲーミフィケーションの手法が取り入れられている。

‐ Facebook(アメリカ)
同社のSNSにおける、「いいね!」やコメントを社内でも活用したもの。

上司からのコーチングといったフィードバック機能はもちろんのこと、功績に応じてバッジやポイントが贈られる制度もあり、社員のモチベーション向上に一役買っている

(引用元:キャリアコンパス|なぜか社員が仕事に夢中になる、“ゲーミフィケーション”の秘密

‐ モスフードサービス
社内SNSを導入し、店舗・本社間のアイデア共有を活性化させた。

「未来のモス」の店舗やメニューのアイデアを募るコンテストを実施したり、SNS参加状況に応じたポイントを記念品と交換するなど、社員の会社に対する関心を引きつけるための企画を実践している

(引用元:同上)

(参考)
SMMLab|「ゲーミフィケーション」とは?~今さら人に聞けないマーケティング用語をおさらい!
Wikipedia|ゲーミフィケーション
GaiaX SocialMedia Lab.|ユーザーを掴んで離さない『コンテンツのゲーム化』!もう知らないでは済まされないゲーミフィケーション活用事例集
LISKUL|ゲーミフィケーションは終わらない!「ハマる」サイトを作るための10の手法
IT用語辞典バイナリ|ゲーミフィケーション
WIRED|学びの未来へソーシャルゲームが導く? 「教育のゲーミフィケーション」と注目のサーヴィス
Salesforce Customer Success|社員を幸せにするゲーミフィケーション
キャリアコンパス|なぜか社員が仕事に夢中になる、“ゲーミフィケーション”の秘密