Googleレンズとは

・ Googleレンズ(Google Lens)とは、米Google社が開発している映像解析サービス。スマートフォンのカメラに映した映像をもとに、被写体の名称を認識したり、関連情報を提示したりと、ユーザーの役に立つさまざまなアクションが行える。2017年5月17日(現地時間)、米国カリフォルニア州で開催された開発者向けカンファレンス「Google I/O 2017」においてGoogleレンズが発表されると、インターネット上で瞬く間に話題となった。

・ Googleレンズは、まずGoogleアシスタントおよびGoogleフォトに適用され、他のGoogleサービスには順次導入されていくという。Googleアシスタントとは2016年に登場した会話型AIで、音声認識機能によって「今日の天気は?」「空港まで何分?」などの質問に返答するほか、音声による指示でアラームの設定や言葉の翻訳などを行うことができる。また、Googleフォトは写真・動画を保存できる大容量のクラウドサービスで、2015年にスタートした。「Google I/O 2017」での発表によれば、Googleフォトには毎日12億枚の写真がアップロードされており、これら大量の画像データから学習したAIが、Googleレンズで活用される。

Googleレンズで可能なこと

・ Googleレンズを利用すると、日常のさまざまな手間を省けるようになる。たとえば、端末をWi-Fiに接続したいとき、ルーターに記載されているネットワーク名(SSID)および暗号化キーをスマートフォンのカメラに映すだけで、長い英数字を入力することなくWi-Fiに接続することが可能。また、飲食店の看板をカメラに映すと、その店の名称や口コミによる評価などの情報を呼び出すこともできる。

・ 「Google I/O 2017」の壇上では、Googleレンズが画像認識・音声認識・翻訳の各機能を使いこなす様子も紹介された。壇上で放映された映像では、ユーザーが「たこ焼き 6個入り 130円」と日本語で書かれた看板をスマートフォンのカメラに映し、翻訳するよう指示すると、スマートフォンの画面に英語の翻訳が出現。さらに、「それはどんな見た目なの?」と音声で尋ねると、たこ焼きの写真が提示された。

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Googleレンズへの期待

・ Twitter上には、発表されたGoogleレンズへのコメントが次々に投稿されており、「面白そうだし色々できそう」「全員が秘書を持てる時代」など、Googleレンズの可能性に期待するコメントが目立った。また、ITニュースを配信するwebメディア「TechCrunch Japan」編集長である西村賢氏は、自身のTwitterアカウント上でGoogleレンズに言及し、位置情報や画像認識機能などを組み合わせたGoogleレンズの機能を称賛した。

・ 多くの期待が寄せられているGoogleレンズだが、一般ユーザーが利用できるようになる時期は「Google I/O 2017」において発表されなかった。しかし、その日は「すぐ」に訪れるといい、日本でもGoogleレンズを使える日が待ち望まれている。

(参考)
The Keyword|Making AI work for everyone
Twitter|Google
ITmedia Mobile|「Google Lens」登場 スマホカメラに写ったものを理解して追加情報やアクションを提示
Engadget 日本版|AIで世界を認識する新技術Google Lens発表。被写体の情報をその場で調べ、AR表示やアクションを実行
TechCrunch Japan|Google、Androidの月間アクティブユーザーは20億人、Googleフォトは5億人
TechCrunch Japan|Google I/O: Lensは「たこ焼き」の看板をリアルタイム翻訳―スマートフォンのカメラが賢くなる
appullio|Googleの会話型AI「Google Assistant」がスゴすぎる、人間の執事のように状況を把握してユーザーを手助け
Google Allo ヘルプ|Google アシスタントのご利用方法
YouTube|Google I/O’17: Google Keynote
Twitter|Ken Nishimura / 西村賢