ハイレゾとは

・ ハイレゾは、CDよりも音の情報をより細かくデジタル化して保存できるフォーマットのこと。最大でCDの約6.5倍の情報量を持ち、CDに比べ音の質が高い。ハイレゾ音源は生の音に近いと言われ、レコーディングスタジオやコンサートホールで録音した音がそのまま聞こえるような臨場感や、歌手の息遣いやピアノの鍵盤に爪の先が当たったときのような繊細な音までをも感じることができる。ハイレゾ音源とCDを聞き比べると、CDのほうがのっぺりとした音に感じられると言われる。

・ ハイレゾとCDの違いを、技術的な定義から見ると、デジタル音源の音質を表す「サンプリングレート/量子化ビット数」という数値に違いがある。サンプリングレートとは、音楽をデジタル化する際1秒間に何回変換を行うかの数値で、数値が大きいと高い音を正確に表現できる。量子化ビット数とは、音の変換の際の精度を示したもので、数値が大きいほど小さな音も表現できる。これらの数値は、CDの場合「44.1kHz/16bit」。電子情報技術産業協会によると、2つの数値のうちいずれか一方がCDを超え、もう一方が同等以上のデータである音源がハイレゾと定義される。最上級のハイレゾ音源の数値は「192kHz/24bit」で、データ量が最大で約6.5倍となる。

・ ハイレゾの場合、従来のCDフォーマットには盛り込むことのできなかった音情報を記録できるため、上記のようなより原音に近い状態の音楽を楽しむことができる。

ハイレゾは音響業界の2大トレンドの一つ

・ もともとハイレゾは、一部のオーディオファンが楽しむものであったが、2013年頃から一般消費者の間でも話題となり始めた。2013年に、ソニーがウォークマンをハイレゾ対応させ、ヘッドフォンやイヤフォンなども発売。2014年10月には、NTTドコモが発表したモデルでハイレゾ対応機種を大幅に拡充したことで、ハイレゾの認知が拡大した。その後も、スマホやタブレットなどにハイレゾ対応機種が増えたり、ハイレゾ対応プレイヤーが2万円台など手ごろな価格で発売されたりしたことで、音響マニアでない人でも手の届く存在となった。また、2015年6月には、Mr.Childrenが新作アルバム「REFLECTON」の限定版をハイレゾ音源を収録したUSBメモリ付きで発売し、話題となった。

USBには、96kHz/24bitのハイレゾ音源(WAV)を、スタジオマスタークオリティで収録。(発売元のトイズファクトリーは)「普段、Mr.Childrenがスタジオで聴いている音を再現しており、4人の音楽に対する想いや情熱をありのままに感じることができる」としている。

(引用元:AVWatch|ミスチル新作「REFLECTON」に、ハイレゾ収録USBメモリ付き限定盤。CD未収録含む23曲

・ 近年、ハイレゾは、アナログレコードの復権と並んで音響業界の2大トレンドの1つに位置付けられている。アナログレコードとハイレゾの両方を体験できる機器、つまり、アナログレコードでハイレゾ音源が楽しめる音響機器も登場している。
ソニー PS-HX5000(日本未発売。アメリカでは2016年春発売)

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ハイレゾを聞く方法

・ ハイレゾを楽しむためには、①ハイレゾ音源、②ハイレゾ対応プレイヤー、③ハイレゾ対応ヘッドフォン/イヤフォン/スピーカーが必要である。

・ ①ハイレゾ音源の入手法
ハイレゾ音源は、音楽配信サイトから購入する。日本では「e-onkyo music」(クラシック、ジャズが充実)と「MORA」(ソニーのウォークマン公式。Jポップなどのメジャーな音源が充実)の2つが有名。1曲あたり400~500円程度。1曲100MB以上あり、データが重いので、ダウンロードに時間がかかることもある。

・ ②ハイレゾ対応プレイヤー
PCの場合は、Widows10なら標準で再生できる。ハイレゾ非対応機器の場合は、別に再生ソフトを用意したり外付けの機器を設置したりすればハイレゾを聞くことができる(しかし少々複雑ではある)。
ポータブル機器の場合は、ソニーのウォークマンでハイレゾ対応シリーズが発売されているほか、各社のAndroidスマホでハイレゾ対応機種が出ている。

・ ③ハイレゾ対応ヘッドフォン/イヤフォン/スピーカー
プレイヤーがハイレゾ対応でも、スピーカーがハイレゾ対応でない場合、ハイレゾ音源が楽しめない。例えば、PC自体はハイレゾ再生可能であってもPC内臓スピーカーではハイレゾの高品質な音を再生するのに不十分な場合がある。一方、特にポータブル機器の場合、プレイヤー自体がハイレゾ対応していればイヤホンは必ずしもハイレゾ対応でなくても良い場合もある。しかしいずれにしても、より本格的にハイレゾ音源を楽しむには、ヘッドフォンやイヤフォンなどを準備したほうがよい。

・ プレイヤーやヘッドフォン・イヤフォンなどには、ハイレゾ音源を聞くのにふさわしいと日本オーディオ協会がみとめた商品には「ハイレゾ・オーディオ」のロゴがつけられているので、性能面でハイレゾ対応商品を選ぶ場合にはこのロゴを目印に選ぶとよい。

(参考)
産経アプリスタ|ハイレゾ対応スマホやプレーヤーが続々…ハイレゾって何?
ORICON STYLE|ハイレゾ女子が急増中!ブームの実態に迫る
日経トレンディネット|ハイレゾ音楽機器の選び方【15年秋冬】 スマホからヘッドホン、イヤホンまで聴ける環境を整えるには
株式会社GING パソコンソフト専門ショップ|高音質のハイレゾ音源をパソコンで再生して楽しもう
産経WEST|ハイレゾ対応機器“花盛り” イヤホン、ヘッドホンなど続々
NIKKEI STYLE|「ハイレゾ」驚きの高音質、安上がりな実現に挑戦
日本経済新聞|「ハイレゾバブル」に沸く音響業界 膨らむ経済圏
NIKKEI STYLE|イヤホン、音質・曲調別に対応 売れ筋はハイレゾ
@DIME|【CES2016レポート】オーディオ業界は「ハイレゾ」と「LPレコード」の復権だ!
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