走れなくなる床とは

・ 走れなくなる床とは、目の錯覚を利用したトリックアートによって歪んでいるように見せ、その上で走る行為をためらわせるようにデザインされた床。2017年10月、英国のタイル製作会社カーサ・セラミカのエントランスの写真が、走れなくなる床としてソーシャルメディア上で拡散され、多くの人の注目を浴びた。日本語メディアのなかでは、ハフポストが10月15日に取り上げた。

・ ソーシャルメディア上で取り上げられた、走れなくなる床の写真は、カーサ・セラミカのオーナーで「タイルオタク」を自称するダンカン・クック氏がTwitter上に投稿したもの。クック氏は2016年5月から2017年9月にかけて、走れなくなる床の製作過程を伝えたり、完成した走れなくなる床の上でポーズをとる人たちの写真を投稿したりしていた。カーサ・セラミカの公式Instagramアカウント上では、10月11日、走れなくなる床がredditなどによって「ウイルスのように広まりつつある」と報告した。

カーサ・セラミカの走れなくなる床

・ カーサ・セラミカの走れなくなる床は、黒と白のタイルを敷き詰めることで作られた。BUSINESS INSIDERなどの報道によれば、その数は400枚。なお、2016年5月に行われたクック氏の投稿によると、タイルは500枚用意されていた。全てのタイルには番号がつけられており、床を歪んでいるように見せるには、タイルを番号順に並べなければならない。同月、クック氏はタイルを敷き詰める途中の写真を公開し、作業の大変さを嘆いた。

・ 完成した走れなくなる床は平らだが、目の錯覚によって、床の一部が大きくへこんでいるように見える。そのため、その上を通ろうとする人は慎重になり、ゆっくり歩くように意識すると思われる。なお、錯覚が機能するのは走れなくなる床を一方から見たときのみで、反対側からでは床が歪んでいるようには見えない。

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「走れなくなる」トリックアート

・ カーサ・セラミカが走れなくなる床に利用したトリックアートは近年、道路にも利用されている。2017年9月、トリックアートを利用した実験的な横断歩道がアイスランドに出現した。その横断歩道はドライバーにとって、白い部分が立体的に浮き上がっているように見える。「3D横断歩道」にドライバーが驚き、車の速度を落とすことが予想されている。

・ インドの都市・アフマダーバードにも3D横断歩道が現れた。ドライバーが3D横断歩道の手前で速度を落とす現象が実際に確認され、歩行者を事故から守る効果があると思われる。学校周辺や、事故の起きやすい場所に設置される予定。

(参考)
Twitter|Duncan Cook
ハフポスト|廊下を走れなくなる床がつくられた!?
Nymag|Today’s Internet Optical Illusion Is This Wobbly Floor
BUSINESS INSIDER|This wavy floor is actually a mind-boggling optical illusion that stops people from running in the hallway
Daily Mail Online|Would YOU dare run on it? Savvy firm creates baffling optical illusion floor using only tiles to encourage visitors to walk down the hall rather than risk falling over
Motoring Research|3D zebra crossings are being trialled in Iceland
Indiatimes.com|These Two Women Designed A 3D Zebra Crossing In Gujarat And It’s One Of A Kind!