バルシューレとは

・ バルシューレとは、ドイツ発祥の、ボール遊びを通して基本的な運動能力を向上させる子ども向けプログラム。日本では2007年に奈良教育大学によって導入され、近年は首都圏でも広がっている。公園などで子どもが体を動かす機会が減ったといわれる現代、バルシューレは新たな運動教育として保護者や教育者から注目されている。

・ バルシューレは1997年、ドイツ最古の大学・ハイデルベルク大学のクラウス・ロート教授によって考案された。生後18カ月から小学生までを対象に、ライセンスを持つ指導員に見守られながら、体の発達具合に応じて多種多様なボール遊びを行う。子どもを特定の競技に取り組ませると、特定の運動パターンを反復練習することになり、運動のバリエーションが狭まってしまうことから、バルシューレは120種類以上のボール遊びを通じて子どもの基礎運動能力と自発性を高めることを目的に定めている。

バルシューレの内容

・ 日本におけるバルシューレの普及に努める特定非営利活動法人・バルシューレジャパンによると、バルシューレは「プレイ力の育成」(A)、「身のこなしの育成」(B)、「モジュールスキルの育成」(C)という3つの領域で構成されている。たとえばAの領域では、以下をはじめとするテクニックを学ぶ。そして、バルシューレのボール遊びには、A1~A45、B1~40、C1~C40と通し番号がつけられており、それぞれの遊びでどのテクニックを修得できるのかが明確に設定されている。

- 個人でのボール確保:1対1でボールを確保して攻撃行動へとつなげる。
- 協働的なボール確保:味方と協働してボールを確保し、攻撃行動へとつなげる。
- 隙の認識:パスやシュートなど、突破のチャンスとなる隙に気づく。
- 突破口の活用:最適なタイミングとポジションで、パスやシュートを行う。

・ たとえばA45の「ユーフォーを追い出せ」は、2つのチームに分かれ、大きなバランスボールをユーフォーに見立てて、バランスボールに小さなボールを当て相手の陣地に押し出す遊び。これによって「突破口の活用」のテクニックを磨けるという。また、A32の「シュートボール」は、転がっているボールに対し、ほかのボールを蹴って当てる遊び。これには「隙の認識」および「突破口の活用」がテクニックとして設定されている。

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バルシューレを始めるには

・ 株式会社アスリートプランニングが運営する「バルシューレ東京」は、首都圏を中心にバルシューレの教室やイベントを開いている。2018年4月現在、都内では10校。そのうち新宿校では、年少~年長クラスと小学1~3年生クラスがあり、週に1回50分で月謝は7,000円。品川校には2歳児クラス、年少~年長クラス、小学生クラスの3つがあり、それぞれ週に1回50分で月謝は6,000円。

・ バルシューレを体験できるイベントは不定期的に開催される。2018年4月16日には、東京ドームシティ内の屋内遊戯施設「ASOBono!(アソボーノ)」で、1時間ずつの教室が開かれる。また、バルシューレを提供している学童保育施設もある。

(参考)
バルシューレ東京 Ballschule Tokyo
バルシューレジャパン Ballschule japan
Ballschule Heidelberg|Concept
朝日新聞デジタル|ボールに親しむ遊びって? ドイツ生まれのバルシューレ
東京ドームシティ|バルシューレ教室 東京ドームシティ アソボ~ノ! 体験レッスン