マストドンとは

・ マストドンとは、2017年4月にサービスを開始したSNS。ドイツ在住のオイゲン・ロホコ氏によって製作された。Twitterに類似しているものの、Twitterにはない便利な機能があるとして、マストドンはTwitterユーザーのあいだで話題になっている。

・ ロホコ氏自身が語っているように、マストドンの見た目はTweetDeck(Twitterを閲覧するためのソフトウェア)に類似している。マストドンの画面は複数のカラム(列)で構成されており、それぞれのカラムには、自身がフォローしているユーザーの投稿や、ほかのユーザーから受け取った返信などが表示される。

・ マストドンがTwitterと大きく異なるのは、マストドンという1つのSNSとして存在するのではなく、「インスタンス」と呼ばれる複数のコミュニティーで構成されている点である。マストドンは無料のオープンソースソフトウェアであるため、誰でも自身のサーバーにインスタンスを設置することができる。ユーザー登録およびログインはインスタンスごとに行い、「ローカルタイムライン」には同じインスタンスに登録しているユーザーの投稿がリアルタイムで表示される。また、「連合タイムライン」には、同じインスタンスのユーザーのほか、「連合」を結んでいる別のインスタンスのユーザーの投稿も表示される。

・ また、1回の投稿に500文字まで使用できるほか、投稿にさまざまな設定を追加できることも、マストドンの特徴である。マストドンで投稿を行う際、投稿の公開範囲について「公開」「未収載」「非公開」「ダイレクト」を選択できる。

- 公開:インスタンスのタイムラインに投稿され、ログインすれば誰でも見ることができる。
- 未収載:タイムラインには投稿されず、自身のホーム画面にのみ表示される。
- 非公開:自身をフォローしているユーザーにのみ表示される。
- ダイレクト:指定したユーザーにのみ表示される。

・ さらに、映画や漫画などの「ネタバレ」や、は虫類の写真など、特定の文章・画像を目にしたくない人に配慮した設定も行える。注意を喚起する文と投稿の本文を別々に設定して投稿することで、投稿の内容に興味を持ったユーザーが「もっと読む」ボタンをクリックしないかぎり、本文は表示されない。このように、マストドンはTwitterにはない多彩な機能を持っているため、マストドンを使いはじめるTwitterユーザーが増えている。

マストドンの使い方

・ 上述したように、マストドンを利用するためには、インスタンスごとにユーザー登録を行う必要がある。まずは気に入ったインスタンスを探し、ユーザー名・パスワード・メールアドレスを登録する。この際、同じインスタンス内でほかのユーザーと重複するユーザー名を使用することはできない。登録したメールアドレスに届いたメール内のリンクをクリックすれば、メールアドレスの有効性が確認され、インスタンスにログインできるようになる。

・ マストドンの基本的な利用法はTwitterと似ているが、よく使われる用語にはTwitterと異なるものがある。たとえば、Twitterでは投稿のことを「ツイート」(tweet、呟く)と呼ぶが、マストドンでは「トゥート」(toot、らっぱを吹く)と呼ぶ。また、Twitterで「リツイート」と呼ばれる、気に入った投稿をほかのユーザーと共有する機能は、マストドンでは「ブースト」と呼ばれる。

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マストドンで人気のインスタンス

・ 2017年4月現在、日本のユーザーが多く登録しているインスタンスが「mstdn.jp」である。大学院生のぬるかる氏によって開設され、5万6,000人以上のユーザーを抱えている。日本のメディアでは代表的なインスタンスとして紹介されているため、今後もユーザーが増加することが見込まれる。

・ 「pawoo.net」は、IT企業のピクシブ株式会社によって開設されたインスタンスである。ピクシブは、イラストを投稿することで交流する大手SNS「pixiv」の運営で知られており、同インスタンスにはユーザーによって多くのイラストが投稿されている。

(参考)
Mastodon
Twitter|Eugen
Hacker Noon|Welcome to Mastodon
ハフィントンポスト|Twitterのライバル? 実は、新しい「マストドン」(Mastodon)とは!
ITmedia NEWS|Re:ゼロしたmstdn.jpが既に1万ユーザー超え(21時に3万突破)
ITmedia NEWS|Mastodon開発者とpixivのPawoo、ロリ絵対策について議論する