パラリーガルとは

・ パラリーガル(paralegal)とは、弁護士の監督下において法律業務を行う職業。待遇や携わる業務の範囲は所属する法律事務所によって異なり、弁護士秘書との明確な区別がないこともある。2017年5月、秋篠宮家の長女・眞子さまが交際中の一般男性と近々婚約するという報道がなされ、交際相手である小室圭氏の職業がパラリーガルであると発表されたことから、パラリーガルがどのような職業なのか、多くの人が注目している。

・ 国家資格が必要である弁護士とは異なり、パラリーガルに特別な資格は要求されない。キャリア支援事業などを手がける株式会社ノードプレースによれば、パラリーガルには女性が多く、企業での事務経験を活かせたり、法律事務所は全国に存在したりすることから、再就職や転職が比較的容易だという。

パラリーガルの仕事

・ 弁護士法第72条によって、法律事務の取扱いは以下のように定められている。そのため、パラリーガルが弁護士に代わって依頼人の訴訟相手との交渉を行ったり、出廷したりすることはできない。また、法的手続きに関する書類を作成する際は、弁護士の指導・監督のもとで行わなければならない。

弁護士又は弁護士法人でない者は、報酬を得る目的で訴訟事件、非訟事件及び審査請求、再調査の請求、再審査請求等行政庁に対する不服申立事件その他一般の法律事件に関して鑑定、代理、仲裁若しくは和解その他の法律事務を取り扱い、又はこれらの周旋をすることを業とすることができない。ただし、この法律又は他の法律に別段の定めがある場合は、この限りでない。

(引用元:e-Gov|弁護士法

・ 1名から数名の弁護士で構成される小規模な法律事務所の場合、パラリーガルは秘書も兼ねることが多いとされる。この場合、パラリーガルは法律事務のほか、弁護士のスケジュール管理や来訪者の応接も担当する。

・ 一方、弁護士の多い大規模な法律事務所では、パラリーガルと弁護士秘書の業務は明確に分けられているという。たとえば、弁護士を含むスタッフが500名を越えている、西村あさひ法律事務所では、案件ごとに弁護士とパラリーガルを含むチームが編成され、複数人で仕事を行う。同事務所の企業法務部門で働く、あるパラリーガルは、会社設立の手続き、株主総会の議事録作成、プレスリリースの作成などを担当しているという。

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パラリーガルになるには

・ パラリーガルとして働くために資格は必要ないものの、法律に関する専門知識が必要なことから、大学で法学を専攻しているほうが有利だといえる。しかし、専門知識の要求されない弁護士秘書として法律事務所に就職し、働きながら業界の知識を獲得していくことで、パラリーガルになる場合もあるという。

・ パラリーガルとしてのスキルがあることを示せるよう、民間資格を発行している団体もある。AG法律アカデミーでは、所定のカリキュラムを受講して試験に合格することで、一般社団法人・日本リーガルアシスタント協会が認定する、パラリーガル資格を取得することができる。AGアカデミーでは、履歴書・職務経歴書の添削や面接対策といった就職サポートも行われており、就職サポートを受けた受講者で法律事務所への就職が内定した人の割合は、81.4%に達するという。

(参考)
弁護士ドットコムニュース|「眞子さま」ご婚約予定の小室圭さんの法律事務所での仕事「パラリーガル」って?
J-CASTニュース|小室圭さんで注目の「パラリーガル」とは 弁護士事務所に「実務」聞いてみた
Career Garden|パラリーガル
西村あさひ法律事務所|パラリーガルインタビュー(新卒2011年入所)
AG法律アカデミー
e-Gov|弁護士法
一般社団法人 日本リーガルアシスタント協会