WWDCとは

・ WWDC(WorldWide Developers Conference、世界開発者会議)とは、アップル社が1989年から毎年開催している、アップル関連製品・サービス開発者向けのイベント。WWDCにおいては、アップル製品の最新情報が発表されたり、講演会や勉強会といったさまざまなセッション(集会)が催されたりする。WWDCで発表される最新情報は、ITに関心のある世界中の人々から注目を集めている。

・ 2017年度のWWDCは、6月5日~9日、米国カリフォルニア州のサンノゼで開催された。WWDCにおける最初のイベントとして行われる基調講演(Keynote)では、IoT技術を活用したスマートスピーカー「HomePod」や、新型デスクトップPC「iMac Pro」といった最新製品の情報が発表された。

2017年のWWDCで発表された最新製品

・ 「HomePod」は、Amazonの「Amazon Echo」、Googleの「Google Home」、LINEの「WAVE」に次いで発表されたスマートスピーカーである。スマートスピーカーにはAIが搭載されており、ユーザーは音声入力によって再生する楽曲を設定したり、状況にあった楽曲を自動で選んでもらえたりできるほか、スマートスピーカーを通じて家電製品を操作することも可能である。「HomePod」については、他社製品に比べオーディオ機能が優れていることが強調されており、「HomePod」が室内のどこに配置されたかを認識して音響効果を自動調節するという。

・ 「iMac Pro」は、アップルが「『ものすごい』をはるかに超えた」と称するハイスペックPCである。最大で4テラバイトものデータを保存できるほか、Macシリーズで初めて「10 gigabit Ethernet」という通信規格を採用したことで、通信速度がこれまでの10倍速くなるという。

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WWDCのさまざまな要素

・ 2017年度のWWDCには、1,599ドル(約18万円)の参加費用が必要とされたが、学生であるなどの条件を満たしている参加者は、「スカラシップ」(奨学金)制度を利用して無料で参加することができた。2017年度のWWDCにおけるスカラシップに採用されたひとりが、日本人の若宮正子氏(当時82歳)である。若宮氏は、自身の体験をもとに高齢者も楽しめるゲームアプリケーション「hinadan」を制作したことが高く評価された。若宮氏は各国の記者からインタビューを受けたほか、アップルCEOのティム・クック氏とダイバーシティなどについて言葉を交わした。

・ 2017年度WWDCの開催期間中、サンノゼには、WWDCを記念して特別メニューを用意した飲食店もあった。たとえば「ホテル・デ・アンザ」のラウンジでは、アップル社にちなんだ期間限定メニューとして、「アップル・サイドカー」が提供されていた。これは、リンゴから造った蒸留酒を使い、スライスしたリンゴを添えたカクテルである。

(参考)
Apple Developer|WWDC
Apple|HomePod
Apple(日本)|Apple Special Event 2017年6月5日
TechCrunch Japan|Apple WWDC:初日の発表を総まとめ
TechCrunch Japan|WWDC:AppleがHomePodを発表――Amazon Echoに対抗するスマートスピーカー
CNET Japan|アップルのWWDCまとめ–Siriスピーカ「HomePod」、新型「iMac」「iPad Pro」など
The Mercury News|The downtown San Jose dining, drinks and events that will dazzle WWDC developers
東洋経済オンライン|iPhone「82歳日本人開発者」は何がスゴイのか
週刊アスキー|WWDC 現地レポ 今年のノベルティはアレだった:WWDC 2015