昼活とは

・ 昼活とは、主にビジネスパーソンが、約1時間の昼休みの時間内に、食事だけでなく趣味や習い事を行ったり意図的にリフレッシュしたりして、昼休みを有効活用すること。

・ 昼活は、就業前の時間に勉強したり交流会に参加したりする「朝活」の昼版と言える。朝活が定着している一方で、早起きが苦手な人もいる。一方夜は残業やプライベートの予定などで時間を捻出するのが難しいうえ、疲れていることも多い。そのような意味で、朝活や夜活に比べて実現性が高いとして、昼活が注目されている。

・ 2016年1月、20~50歳代のフルタイム勤務男女を対象に行われた「ビジネスパーソンのランチに関する調査」(フジッコ調べ)によると、昼休みには食事以外の好きなことをしたいと答えた人が男性で約7割、女性で約8割にのぼった。また、特に働く女性に注目すると、近年ワーキングマザーが増えているという背景がある。ワーキングマザーは、子どもの保育所への送迎や育児などで、朝や夜に自分のための時間を確保することが難しいので、昼休みの時間を有効に使いたいという意識を持つ人が多い。こうした事情から、近年昼活志向が高まっている。

・ また、昼活は時間が限られているという点に最大の特徴がある。特に勉強や運動など、継続することが重要なことを昼活に行えば、毎日時間が決まっている分、日によって怠けてしまうことが防げるので、習慣化しやすいというメリットがある。

・ 昼活志向の高まりを受け、昼食を楽に短時間で済ませられるような、チルド総菜も登場している。例えば、洋風チルド総菜「ベスタデリ」や、家庭料理風の「オフィスおかん」などの商品は、オフィスの冷蔵庫に長期間ストックしておくことができ、食べたいときに電子レンジで温めるだけですぐに食べることができる。昼活の時間確保に役立つとして注目されている。

さまざまな昼活スタイル

・ 昼活にすべきことは特段決まっていない。読書、勉強、英会話レッスン、ジョギング、散歩、昼寝、社内外の人との親睦など、さまざまなスタイルがある。ユニークなのは以下のような過ごし方。

- 料理教室

料理教室では、教わった料理をそのまま昼食として食べることができる。名古屋市で料理教室を開催している東邦ガスでは、1回30分の料理教室(食材費込で900円)をランチタイムに開いている。2014年度に始めたこの教室には延べ約1,000人が参加しており、うち約半数は社会人が昼休みの時間帯に利用している。他には、都内や横浜などで開かれている昼活向けの料理教室EATALKも注目されている。いずれも、食材の下ごしらえなどは事前に済んでおり、参加者は最低限の拘束時間で料理を学び、かつ食事まで楽しむことができる。

- ヨガ

昼活向けのヨガとして、ヨガウェアに着替えることなく仕事着(スーツ)のまま参加できる、1回30分のヨガレッスンが開かれている。東京・日比谷のオフィス街にあるスタジオで行われている「チェアヨガ」(椅子を使って行うヨガ)のレッスンには、女性だけでなくスーツの男性も参加しているという。昼休みにヨガを行うことで、気持ちがリフレッシュするだけでなく、デスクワークによる肩凝りや腰痛を改善する効果も期待できる。

- カラオケ

カラオケチェーンのシダックスでは、平日のランチタイムに、620円で食事と1時間の個室利用ができるプランを提供している。ビジネスパーソンが会社の昼休みに来店し、食事を兼ねて一人で歌って職場に戻るという形で利用されている。

(参考)
毎日新聞|休憩時間有効に 手軽に料理教室、ランチ付きカラオケ
NIKKEI STYLE|「昼活」で仕事力アップ 曜日決めて継続的に
産経ニュース|お手軽ランチが「昼活」後押し チルド総菜ストック、新サービス
Walkerplus|「朝活」「夜活」に続け!?「昼活」に注目!
DIAMOND男の健康|オフィスグリコに続け!「置き薬」型ランチは使えるか
R25|スーツでOK!「昼ヨガ」でリフレッシュ
TBSラジオ|お昼休みを有効活用!話題の「昼活」が流行る理由
日経ウーマンオンライン|昼休み活用、婚活も…ハイブリッド型料理教室が人気