「ジョン・レモン」とは

・ 「ジョン・レモン」とは、ポーランドの小規模メーカーが販売しているレモネードの商品名。英国で活躍したバンド「ビートルズ」のメンバーだったジョン・レノン(1940~1980)氏から名前をとった。しかし、2017年4月、レノン氏の妻だったオノ・ヨーコ氏によって、「ジョン・レモン」はレノン氏の商標を侵害しているとして訴訟が起こされた。同年9月、和解が成立したと報道され、日本でも注目された。Yahoo!ニュースで配信された記事「『ジョン・レモン』の飲料名は商標権侵害、オノ・ヨーコさんが抗議」には、およそ1,500件ものコメントが寄せられた。

・ オノ・ヨーコ氏側の弁護士によれば、「ジョン・レモン・アイルランド」の公式Facebookアカウント上に、レノン氏の写真が掲載されていたほか、商品宣伝の際、ビートルズの曲名「Let it Be」や、レノン氏のトレードマークとして知られる丸メガネが使われていた。これらのことから、「ジョン・レモン」の販売促進にレノン氏が利用されたと判断し、ヨーコ氏側の弁護士は、「ジョン・レモン」を1本販売するごとに500ユーロ(約66,800円)を請求すると警告した。これを受け、メーカー側は商品名を「オン・レモン」に変更すると決定し、和解が成立した。「ジョン・レモン」の販売は2017年10月いっぱいで終了するという。

「ジョン・レモン」とはどのような商品か

・ 「ジョン・レモン」は、レモン果汁にリンゴ果汁やライム果汁などを加えたレモネード飲料。英国のほか、ヨーロッパの13カ国において、バーやレストランに卸されている。メーカーは原材料にこだわっており、高い品質を保てるよう、小規模な家族経営に留まっているという。

・ 公式サイト上に掲載されている「ジョン・レモン」のフレーバーは9種類。「洋ナシ」は、洋ナシ果汁を16%、リンゴ果汁を15%、レモン果汁を少量含んだ飲み物。味覚の王者であると紹介されている。個性的な「MATCHBATA」は、リンゴ・レモン・ライムの果汁のほか、抹茶成分を含み、「禅に満ちたレモネード」と称されている。

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「ジョン・レモン」訴訟への反応

・ オノ・ヨーコ氏が「ジョン・レモン」をめぐり訴訟を起こしたことについて、「ジョン・レノン」を英国の飲食店に卸しているKarol Chamera氏は当初、「悪ふざけ」だと思ったという。Chamera氏は訴訟を「馬鹿馬鹿しい」と感じているが、オノ・ヨーコ氏には経済的に太刀打ちできないとして和解に応じた。

・ Yahoo!ニュースには、「ジョン・レモン」訴訟に関する日本人の意見が多く投稿されている。商品販促の際にレノン氏の写真や丸メガネを用いるのは「やりすぎ」「アウト」だと、オノ・ヨーコ氏が訴訟に踏み切ったことに理解を示す人もいれば、「そんなに金が欲しいのかな」「欲深い」と訴訟を批判する人も少なくなかった。

(参考)
John Lemon
John Lemon Ireland|Products
Reuters|Yoko Ono won’t let it be, forces ‘John Lemon’ drink to re-brand
The Sun|YOKO NO-NOBeatles widow Yoko Ono sues drinks firm selling lemonade called John Lemon for ‘hijacking music icon’s image’
The Guardian|Yoko Ono halts sale of John Lemon lemonade
Yahoo!ニュース|オノ・ヨーコによる「ジョン・レモン」騒動は今回だけではなかった
Yahoo!ニュース|「ジョン・レモン」の飲料名は商標権侵害、オノ・ヨーコさんが抗議
毎日新聞|「ジョン・レモン」の飲料名は商標権侵害、オノ・ヨーコさんが抗議
コトバンク|ビートルズ