女子御三家とは

・ 女子御三家とは、東京大学合格者の多い、東京都内にある私立女子中学3校。桜蔭中学校・女子学院中学校・雙葉(ふたば)中学校を指す。私立男子校の御三家である、開成中学校・麻布中学校・武蔵中学校に対して、上記の3校が女子御三家として挙げられるようになった。女子御三家は3校とも、中等科と高等科を併設している一貫校であり、高校からの募集はしていない。

・ 女子御三家の東大合格者はいずれも多い。受験情報を提供するサイト運営を手がける株式会社バレクセルによれば、2016年度入試における東大合格者の多い女子中学校ランキングは上から、桜蔭(59名)、豊島岡女子学園中学校(41名)、女子学院(25名)、雙葉(14名)であった。これらの女子中学校では中学受験における偏差値も高く、首都圏模試センターによれば、2017年入試の予想偏差値は女子校で高い順に、桜蔭(76)、豊島岡(74)、女子学院(74)、雙葉(73)、浦和明の星女子中学校(73)。近年では高すぎる偏差値が敬遠される傾向にあるのか、2016年11月の「統一合判模試」における女子御三家の志望者数は、桜蔭が前年比43%、女子学院が100%、雙葉が76%であった。

女子御三家の校風

・ 女子御三家と呼ばれる女子中学校は、それぞれ個性的な校風を持っている。まず、桜蔭は「勤勉 ・温雅 ・聡明であれ」を校訓とし、「品性と学識を備えた人間形成」を教育の理念としている。特徴的なのは、「道徳」だけでなく「礼法」の授業もあること。美しい動作や礼儀作法を学ぶことで、品性を身につけることを目的としている。

・ 女子学院はキリスト教プロテスタントの理念に基づき、「生徒の自主性を尊重する明るく自由な校風」をモットーに掲げている。制服がなく校則が少ないため、自由でありつつも責任をもって行動することが求められている。

・ 雙葉では、キリスト教カトリックの精神にのっとり、「広く社会に目を向け、様々な環境のなかで生きる人々について知り、豊かな人間性を養う」ことが教育の目標とされている。外国語教育を特色としており、英語のほか、中学3年次には全員がフランス語を学ぶ。

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新女子御三家

・ 近年では「新女子御三家」として、豊島岡、鴎友学園女子中学校、吉祥女子中学校の名が挙げられている。上述したように、豊島岡は東大合格者の数と偏差値において、桜蔭に次ぐ勢いである。また、2016年度入試における東大合格者の多い女子中学校ランキングでは、鴎友学園(7名)は第6位、吉祥(5名)は第7位。2017年入試の予想偏差値は、鴎友学園(70~67)、吉祥(69~67)と、従来の女子御三家に次ぐ学力と難易度を誇っている。

・ 特に豊島岡は、従来の女子御三家のうち2校より東大合格者数が多く、偏差値も高い。その理由を、週刊朝日は以下のように説明する。

ターニングポイントになったのが、1989年、中学入試の試験日を2月1日から2日に移したことだった。中学入試の試験日は、各都道府県によって異なるが、東京都は私学間協定で入試の解禁日を2月1日としている。そのため、大半の学校の入試が2月1日に集中する。ところが、豊島岡では、あえて1日を避け、2日に試験日を設定したのだ。

(引用元:dot.|女子高「御三家」の一角崩れる 「新御三家」躍進のワケ

・ これによって、第一志望校である女子御三家を2月1日に受験する児童が、豊島岡に併願できるようになった。そのため、女子御三家には不合格だったけれども学力の高い層が、豊島岡に入学し、東大合格者数や偏差値を押し上げていると見られる。

(参考)
dot.|女子高「御三家」の一角崩れる 「新御三家」躍進のワケ
All About|女子御三家(桜蔭・女子学院・雙葉)徹底比較
日経DUAL|女子御三家「桜蔭・女子学院・雙葉」校風と入試傾向
iRONNNA|真逆の校風でも行きたい桜蔭、女子学院のツートップ
首都圏模試センター|どうなる2017年入試。女子難関校の志望動向を探る!
首都圏模試センター|偏差値
スタディ中学受験|大学合格者数が多い中学校ランキング【首都圏版】
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