十万石まんじゅうとは

・ 十万石まんじゅうとは、株式会社十万石ふくさや(埼玉県行田市)が製造する、埼玉県の銘菓。テレビ埼玉で放送されているCMの「うまい、うますぎる」というキャッチフレーズで知られている。2017年10月~12月にかけて放送されたTBSの連続ドラマ『陸王』が大ヒットし、劇中に登場した十万石まんじゅうも品切れが続くほどの人気を獲得した。

・ 『陸王』は、半沢直樹シリーズで知られる池井戸潤氏が原作者。行田市の老舗足袋業者が、会社存続をかけて新規事業に挑み、仲間たちと奮闘する物語だ。視聴率は初回の14.7%から、最終回には20.5%にまで達した。TBSの「日曜劇場」枠としては、2013年の『半沢直樹』(最終回は45.5%)以来の高視聴率だったという。ドラマ内には行田市の風景やエキストラ役の行田市民たちが多数登場したため、『陸王』の舞台を実際に目にしたいと願う多くのファンが聖地巡礼として行田市を訪れた。

十万石まんじゅうのこだわり

・ 十万石まんじゅうは、全国から厳選して取り寄せた材料から作られている。小豆の産地は北海道十勝地方に限定されており、粒が大きくて形がそろっている小豆のみが選び出されているという。こしあんを包み込む白い皮は、山芋の一種である「つくね芋」と新潟産コシヒカリからなる逸品。公式サイトの説明によれば、つくね芋もコシヒカリも常におろしたて・ひきたてが使われているとのことだ。

・ 十万石まんじゅうの誕生した行田市には、廃藩置県まで武蔵国の忍(おし)藩があった。石高は10万石とされていたため、行田市の名物として作られたまんじゅうに「十万石まんじゅう」の名がつけられたという。

・ 十万石まんじゅうのキャッチフレーズ「うまい、うますぎる」は、版画家・棟方志功氏に由来している。棟方氏のもとに十万石まんじゅうが持参された折、甘味の好きだった棟方氏は次々に食べ、「うまい。行田名物にしておくには、うますぎる」と言って絵を描いたという。棟方氏の絵は十万石まんじゅうのテレビCMに使われている。

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十万石まんじゅうの売れ行き

・ 十万石まんじゅうの皮には通常、「十万石」という焼印が押してある。「十万石」のほかに「陸王」の焼印が押されたまんじゅうも交え、特別パッケージに封入したコラボレート商品「陸王 十万石まんじゅう」は、品切れが続くほどの人気だ。集英社のニュースサイト「週プレNEWS」によると、ふくさや社長の横田康介氏は「想定外の売れ行きで、とにかく間に合わない」「本当に心苦しい状況」と述べた。

・ 「陸王 十万石まんじゅう」は2018年1月10日まで、埼玉県内37店舗中、行田本店やそごう大宮店など9店舗で毎日販売予定。それ以外の店舗で購入するには、3日前までの予約が必要だという。

(参考)
十万石ふくさやホームページ
TBSテレビ|日曜劇場『陸王』
週プレNEWS|『陸王』コラボ商品が売れ過ぎて社長も悲鳴…うまい、うますぎる!「十万石まんじゅう」の謙虚な誤算
日刊スポーツ|フジ月9とTBS陸王、明暗分かれた年の瀬社内風景
産経WEST|「陸王」が「半沢直樹」以来のヒット。最終回を19.9%と高視聴率で有終の美飾る(12/18~12/24)
埼玉新聞|「陸王」で行田活況 陸王十万石まんじゅうなど注文殺到、観光館の来場5倍 経済効果「のぼうの城」以上か