「ジャストアイデア」は定番だが戸惑いやすいビジネス用語

・ 「ジャストアイデア」とは、ビジネス用語として10年以上前から使われている言葉。社会人にとっては定番の用語である一方、分かりにくいビジネス用語、新社会人が戸惑いがちなビジネス用語としてしばしば取り上げられている。

・ ジャスト(just)は「ただの」「単なる」といった意味なので、「ジャストアイデア」とは「深く考えていない、思い付きに過ぎないアイデア」を表す。

・ 単なるアイデアに過ぎないのだが、カタカナにすることで響きが良かったり、何となく良いアイデアのように聞こえたりするため、少し格好つけたいときに使われる傾向にある。

・ なお、ジャストアイデアとは和製英語であり、英語にするならば “just an idea” とするのが正しい。

ジャストアイデアの上手な使い方

・ ビジネスシーンでは、「ジャストアイデアですが~というのはどうでしょうか」や、「~と思います。ジャストアイデアですが」などのように言い、例えば以下のような場面で使われる。

‐ 会議で急に発言を求められ、意見を言う準備ができていないとき。
‐ つい適当な発言をしてしまったとき。
‐ 考えにあまり自信がないとき。
‐ 十分な根拠を探し切れていないとき。
‐ 背景事情を知らないまま発言しなくてはならないとき。

・ また、ある事柄について自分よりも詳しい人がいて、その人を前に発言しなくてはならない場合、「ジャストアイデアですが」と言うことで、「お詳しいあなたの前では、私の意見などジャストアイデアに過ぎないと思いますが」といった謙遜のニュアンスを付け加えることができる。

・ ジャストアイデアとは、よく考えを深める前のアイデアなので、こればかり口にすると、言った人の印象を悪くする。

これはジャストアイディアなんですが・・という言い方があって、あるいは「たんに思いつきなんですが・・」でもいいが、そういうのはもうやめた方がいい。時間がもったいない。
そういうのは「あくまで思いつきなんで、くだらなくてもダメって言わないでくださいよ〜」という甘えた意識が言下にあって、ということは自分でもくだらないかも? と思っているわけだが、でも「もしかしたら」というのが聞く側にも生じるので「とりあえず」聞いてみるわけだが、その「もしかしたら」の先には大抵暗い未来しかない。

(引用元:103|ジャストアイディアの風景

・ 自分の発言に対して「それはジャストアイデアだ」と言われた場合、「取るに足らないアイデアだ」と言われているのと同じで、発言に対する評価は低い。

・ ジャストアイデアを口にした場合は、そのすぐあとで自分の考えを深め、発展させた意見を言うのが良い。また、ブレストなどの場面では、ジャストアイデアでもいいから次々と出すことが重要なこともある。ただしそうした場合でも、玉石混淆のジャストアイデアの中から良いものを選び熟考していったり、ジャストアイデアどうしを組み合わせたりすることが大切である。

(参考)
ビジネスマナー.com|ジャストアイディア
サバナビ|ジャストアイデア
UX MILK|新社会人が戸惑いがちなビジネス用語50選
インライフ|「ジャストアイデア」について調査!
103|ジャストアイディアの風景
ほぼ日刊イトイ新聞|オトナ語の謎。第7回 オトナの基本用語:その7
ダイヤモンド社書籍オンライン|わたしのアイデアが採用されない」足りないのは、「組み立てる」という視点