ロンキャリ女子とは

・ ロンキャリ女子とは、結婚や出産を経ても長く働き続けたいと考える女性、ロングキャリアを形成する志向のある女性のこと。主に女子高生や女子大生などの若い女性に対して使われる言葉。

・ ロンキャリ女子という言葉は、リクルートホールディングスが2014年末に、2015年の進学領域におけるトレンドキーワードとして予測し発表したものであり、リクルートによる造語である。仕事か家庭の二者択一ではなく、仕事も家庭も充実させたいと考える女子高生が増えていることを受け、ロンキャリ女子と名付けた。

2014年にリクルート進学総研が女子高生1400人超に実施したアンケート調査によると、「結婚・出産しても働き続けたい」との回答が59.9%を占めた。12年の調査と比べると約10ポイントの増加だ。かたや「専業主婦になりたい」という回答は27.3%にとどまった。

(引用元:日本経済新聞|ロンキャリ女子

ロンキャリ女子増加の背景

・ 長く働きたいと考える若い女性が増えている背景には、以下のような事情がある。

①母親世代の就業経験(雇用機会均等法世代は仕事or家庭の二択)
②「共働き世帯数」が「専業主婦世帯数」を逆転した時代に出生=「雇均ジュニア」
③社会的後押し(政府主導の女性の活躍推進など)
④大学での女子キャリア支援制度の整備

(引用元:リクルート進学総研|2015年トレンド予測 進学領域

・ いまの女子高生の母親世代は、男女雇用機会均等法施行(1986年)後に社会に出た女性たちである。その後共働きの世帯数は増え続け、1990年代後半になると、共働き世帯数が専業主婦世帯数に追いつき、逆転した。ちょうどこの頃に生まれたのが現在の女子高生たち。彼女たちにとって、母親が働いていることはごく身近なことであり、寿退社という考え方はもはや時代錯誤で、家庭と仕事の両方の充実をめざすのが一般的になってきている。

・ また近年、政府は、少子化に伴う労働力人口の減少を受け、女性の活躍に向けた環境・制度整備を推し進めている。ロンキャリ女子という言葉が生まれて以降その取り組みはますます加速しており、2016年9月には、安倍政権が掲げる働き方改革の実現に向けた「働き方改革実現推進室」が内閣官房に設置された。経済を活性化させるために、女性を含む多様な働き手が働きやすい環境作り(例:一部企業での週休3日制の導入など)が活発化している。

kanekon-930
3ヶ月でTOEIC615点から930点に! 商社マンがトレーナーと二人三脚でつかんだ900点の大台。
人気記事

大学にみるロンキャリ女子の増加

・ ロンキャリ女子の増加は、大学の入学者の男女分布にも見ることができる。リクルートの調べによると、従来男子入学者が多かった工学や農学、社会科学などの分野で、女子の入学者の割合が上昇傾向にあるというデータが出ている。

・ 大学(や高校)で農学系科目を学ぶ女性のことを「ノケジョ」と呼ぶが、農学系学部の学生に占める女子の割合農学系学部の学生に占める女子の割合は増え続けている。また、土木系の仕事に携わったり大学で土木を学んだりする女子「ドボジョ」についても、2000年代以降大手建設会社などで女性技術者採用が本格化し始めたことから若いドボジョが徐々に増えてきた。土木系分野が進路のひとつだと考えられるようになり、大学で土木系を学ぶ学生のうち女性が占める割合は近年増加傾向にある。

・ 従来から女性の社会進出支援をしてきた女子大学だけでなく、ほかのさまざまな大学でも、ロンキャリ女子のキャリア形成支援の充実化が進んでいる。例えば、経済、経営、コミュニケーション、現代法の4学部を擁する東京経済大学では、就職後長く役立つ実践的なカリキュラムを多数提供しており、それを広く女子志願者に知らせるためのウェブサイトを設置。ロンキャリ女子が、大学での学びや就職後のキャリア形成のイメージをより分かりやすく持つことができるよう、工夫したコンテンツを提供している。

(参考)
日本経済新聞|ロンキャリ女子
リクルートホールディングス|2015年のトレンド予測を発表
リクルート進学総研|2015年トレンド予測 進学領域
R25|仕事も家庭も「ロンキャリ女子」増
東京経済大学|HAPPINESS&CREER
東京経済大学|東京経済大学ニュースVol.02
STUDY HACKER|週休3日制
STUDY HACKER|ノケジョ
STUDY HACKER|ドボジョ