マージャン採用とは

・ マージャン採用とは、企業が就職活動中の学生に対し、マージャンによって選考活動を行うこと。近年、マージャンを採用に取り入れる企業が登場し始めている。

・ マージャン採用というユニークな採用方法がとられるようになった理由は、採用活動に苦戦しがちな中小企業が、マージャンをきっかけに優秀な人材を採用する機会を得るため。実際、マージャン採用の実施により知名度が急上昇した企業もある。これについて日本経済新聞が次のように解説している。

リクルートワークス研究所によると、2017年3月卒業予定の大学生・大学院生の求人倍率は従業員数300人未満の中小企業で4.16倍。採用希望人数の4分の1しか確保できない計算だ。

東京中小企業家同友会の大西昌典・事務局次長は「説明会に参加する学生の人数が伸び悩んでいる」と語る。学生の目は知名度のある大企業に向きがち。中小・ベンチャー企業は彼らを振り向かせるところから工夫を凝らす必要がある。

(引用元:日本経済新聞|マージャン勝てば最終面接 中小VB、採用の妙手

・ マージャンについて、「ただの娯楽だ」「マージャンが得意な学生は勉強していないのでは」といったイメージが持たれがちであるが、マージャンには頭の回転の速さや勝負勘などが必要とされるほか、マージャンをしている最中のマナーやコミュニケーション能力も見ることができる。マージャン採用を行っている企業は、単なる話題目的ではなく、真剣な採用活動の一環としてマージャン採用を取り入れている。

マージャン採用の実施例1. スターティア株式会社

・ 主にBtoBのOA機器販売を手掛けるスターティア株式会社は、2017年4月入社の新卒の選考活動にマージャン採用を導入した。スターティアは、東証1部上場でありながら、従業員数は500人程度の中小企業であり、それほど名の知れた企業ではなかった。しかし、マージャン採用をきっかけに知名度が急上昇した。スターティアは、マージャン採用のほか通常の選考活動も行っている。新卒採用の目標人数は40人で、そのうち2~3人はマージャン採用によって採用する予定。

・ 2016年4月以降複数回、プロ雀士や社員を交え、新卒採用のためのマージャン大会を開催した。優勝者(社員とプロを除く)には、初回にして最終面接を受ける権利が、2~5位には3次面接から、6~10位には2次面接から、有利に選考に進める権利が与えられる。スターティアのマージャン採用によって、これまでに数名に内定が出されている。

・ スターティアは、人材の資質、人柄を見極めるためにマージャン採用を活用している。スターティアの担当者は次のように語っている。

「私たちが営業職に求める能力は、『決断力』と『勝負所を掴む嗅覚』の2つ。こうした資質を確かめるのに、『麻雀』はぴったりだと考えています」

(スターティア広報担当者)
(引用元:J-CASTニュース|マージャン勝てば「内定にリーチ」 珍就活「最終面接でロン」で企業がチェックしている点

「マージャンで勝つには勝負勘や決断力だけじゃなく、運も必要になる。それはビジネスマンも同じ。さらに長時間、卓を囲んで話すことで、人間性が分かることもある」

(スターティア人事部長、橋本浩和氏)
(引用元:毎日新聞|マージャンで内定リーチ 採用に導入、勝負勘見極め

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マージャン採用の実施例2. 数社合同のマージャン採用

・ 人材採用コンサルティングを手掛け、就活サイト「ミートボウル」を運営する株式会社カケハシスカイソリューションズは、2011年より、ベンチャー企業数社合同による採用のためのマージャン大会を主催している。このマージャン大会は、「エントリーシート代わりの麻雀大会開催!!」というキャッチコピーがつけられ、学生がマージャンを通じてアピールする就職活動イベントとして実施。この大会を通じ、企業側は興味のある学生を見つけ、大会後の懇親会でスカウトする。2016年6月に開催された大会には、全部で6社の企業が参画し、58名の学生が参加した。東大や早大などの有名大学の学生も参加した。

・ マージャンには、実力だけでなく性格や人柄までもが表れると言われる。対局中に乱暴な態度を取らないか、終わった後恨みがましいことを言わないか、対局中に相手を気遣った作法が見られるか、といったような参加者の品位を見ることができる。この点については中国国内でも同様の見解が見られる。以下は、マージャンの本場四川省のメディアが、カケハシスカイソリューションズによるマージャン採用を紹介する特集記事を公開した際の、読者の反応。

記事を読んだ中国のネットユーザーからは「イノベーションは永遠に日本にある」、「四川人が『いいね』してるぞ」、「自分も参加したい」などのコメントが寄せられた。また、多くのユーザーがこのアイデアに対し「牌品を見れば人となりが分かる」と理解や賛同を示している。「牌品」とはマナーや所作を含めたマージャンの打ち方であり、日本では「雀品(ジャンピン)」などと言うこともあるようだ。

(引用元:サーチナ|マージャンを「就活」に使う日本人の発想力! 「確かに性格が表れる」と中国ネット民も賛同

(参考)
日本経済新聞|マージャン勝てば最終面接 中小VB、採用の妙手
毎日新聞|マージャンで内定リーチ 採用に導入、勝負勘見極め
THE HUFFINGTON POST|【就活】麻雀が強い学生はビジネスに強い? 「即戦力」めざせ内定リーチ(動画)
J-CASTニュース|マージャン勝てば「内定にリーチ」 珍就活「最終面接でロン」で企業がチェックしている点
麻雀ウォッチ|こんなに楽しい就活アリ!?話題の麻雀採用に行ってきました!
サーチナ|マージャンを「就活」に使う日本人の発想力! 「確かに性格が表れる」と中国ネット民も賛同
東京新聞|飲んでツモる就活 中小企業、視野広げる採用活動
ミートボウル|麻雀採用2016/8/26 @東京
DIAMOND Online|中国人仰天!「マージャン入社試験」実施企業の思惑