マネジメントゲーム研修とは

・ マネジメントゲーム研修とは、モノポリーのようなボードゲーム形式で企業経営を体験し、戦略や財務・会計をはじめとした経営全般を学ぶことができる、経営シミュレーションゲームを用いた社員研修のこと。マネジメント・カレッジ株式会社が取り扱っており、正式には「マネジメントゲームMG」という。

・ マネジメントゲーム研修の特徴は、ゲームを通じて起業や経営を疑似体験できること。通常、起業には様々なリスクが伴うが、ゲームなので実質的なリスクを負うことなく、倒産や赤字などの経験をしながら実践的に経営全般について学ぶことができる。

・ マネジメントゲームMGは、1976年に、当時まだベンチャー企業だったソニーが開発した。ソニー創業者の一人である盛田昭夫氏が、後継者を育成することを狙いとして開発に着手したもの。エンジニアが多数を占めていた当時のソニーから後継者を輩出するには、経営の素人であるエンジニアに、短期間で、楽しく、効果的に経営のノウハウを学ばせる必要があった。こうした経緯からマネジメントゲームMGが生まれた。

・ 元々はソニーの社内研修のためのツールだったが、評価が高いことから、社外にも提供されるようになった。現在までに大手企業を中心に4,000社、80万人が受講している。マネジメントゲームMGの知的財産権を持つマネジメント・カレッジで直接学ぶか、全国の提携先(研修系企業、経営コンサルタント、税理士事務所など)で学ぶことが可能。また、アメリカ・韓国・中国・東南アジアなど海外でも展開されている。

マネジメントゲーム研修の内容と効果

・ マネジメントゲーム研修は、2日間コースまたは3日間コースで実施される。2日間コースでは経営シミュレーションによって経営全体を理解し、3日間コースでは経営の全体像の理解に加えてケーススタディを行い、より実践的な経営分析を行う。

・ 基本のマネジメントゲーム研修は、製造業全般をモデルにした工業コース。それ以外にも、商業コース、サービス業コース、ITコースがある。用途に応じカスタマイズも可能。企業内研修形式や公開セミナー形式、オンライン形式(2015年7月スタート)など、複数のスタイルがある。

・ マネジメントゲーム研修における経営シミュレーションの流れは、次の通り。2日間で最大10期分の経営シミュレーションを行う。

(1)プレーヤーは1卓に4~6人。一人ひとりが企業の社長となる。製造業版の場合、何を作る会社にするかは自分でイメージし、仕入れから生産、販売までマネジメントする。
(2)自分以外のプレーヤーは、ライバル会社の社長と想定する。
(3)1期(1年)分として任意の時間(30分や1時間など)を設定し、何期分までを競うか事前に設定しておく。
(4)1期ごとに決算を行い、貸借対照表や損益計算書などの財務諸表を作成する。
(5)各プレーヤーは売り上げや収益の拡大を図りながら、独自の経営戦略のもとにナンバーワンの利益を上げることを目指す。

(引用元:PRESIDENT Online|孫正義社長とソフトバンク社員が“ゲーム”に熱中する理由

・ マネジメントゲーム研修によって養われる経営全般の知識とは、損益計算書(PL)や貸借対照表(BS)などの財務諸表の基礎知識や、実践的な経営シミュレーションを通じた財務分析能力など。決算書などを「読める」能力ではなく、「書ける」能力が身につく。マネジメント・カレッジは、マネジメントゲームMGに期待される研修効果を次のようにまとめている。

1. 経営シミュレーションを通して、経営の全体像が理解できる
2. 戦略会計(STRAC)を活用した未来志向の計数マネジメント手法が理解できる
3. B/S, P/Lの基礎が理解できる
4. 自部門のP/Lの分析・評価ができる。その結果、短期・中期目標の事業計画や損益計画を立案・実行することができる

(引用元:マネジメント・カレッジ株式会社|マネジメントゲームMG

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多くの企業で社内研修として利用されている

・ マネジメントゲーム研修は、多くの企業で社内教育に利用されている。回を重ねるにつれて学びが深まるため、毎年実施している企業も多い。経営人材や中間管理職層向けに実施する場合のほか、社会人経験のない新入社員に会社経営やビジネスの回り方を体感させるために行う場合もある。また、個人の考え方や、体験から気づきをどう得るかといったことを見極めるために、採用選考過程の学生に対しマネジメントゲーム研修を実施することもある。

・ 著名な経営者や、ベンチャー企業の経営幹部らにも、マネジメントゲーム研修は注目されている。特に、ソフトバンクグループ社長の孫正義氏は、長年マネジメントゲームMGを実践していることで有名。孫氏はソフトバンクの創業直前にマネジメントゲームMGと出合い、以来100期以上受講している。マネジメントゲームMGの経験をもとに、ソフトバンク商品の料金プランや経営資源の配分を考えたこともあるという。マネジメント・カレッジとライセンス契約を結び、プログラムには孫氏自らの手でアレンジを加えている。現在では後継者育成としてだけでなく、新入社員研修、新任課長研修などにも導入している。

孫氏は次のように言う。

「赤字を出せ! 倒産させろ! それで学んでくれ! いくら倒産させても、実害ゼロだ!」
(略)「ゲームなら1日に10期分、10年分の経営だって体感できる。僕の後継者になる以上は、100期分くらいじゃ足らんよ!」

(引用元:PRESIDENT Online|孫正義社長とソフトバンク社員が“ゲーム”に熱中する理由

(参考)
マネジメント・カレッジ株式会社|マネジメントゲームMG
MG ONLINE|MG研修とは
MG ONLINE|MG研修の流れ(実例レポート)
MG ONLINE|提携希望・講師応募
ライトアップラボ|MG研修とは。ソニーが開発した経営者育成研修が再ブレイク中。
PRTIMES|ライトアップ、ソニーが開発した経営者育成研修「マネジメントゲームMG®研修」オンライン版「MGオンライン」の提供を開始!
PRESIDENT Online|孫正義社長とソフトバンク社員が“ゲーム”に熱中する理由
時事ドットコムニュース|ソニーが開発した経営者育成研修「マネジメントゲーム(MG)研修」の全国組織「ライトアップ・全国MGサークル」の提供と提携企業募集を開始