メンタルタフネスとは

・ メンタルタフネス(mental toughness)とは、「精神的な強さ」を意味する英語。日本では、一般的に「ストレス耐性」と解釈されている。「キャリアカウンセラー」として就職・転職に関するアドバイスを行っている、いぬかいはづき氏によれば、メンタルタフネスとは「ストレスとうまくつきあい、ストレスが生じるような状況にあっても、常に自分を『良い状態』にしておくためのシステム、技術」であるという。

実は「メンタルタフネス」は、トレーニング次第で誰でも身につけることができる「技術・スキル」。 外交的でも内向的でも、無口でもお喋りでも、どんな性格であっても関係なく鍛えることができるのものであり、『仕事に活かせる資格』のテーマである、「ビジネスパーソンが仕事に活用できる資格やスキル」の1つというわけです。

(引用元:All About|心の筋力「メンタルタフネス」を鍛えよう

・ ストレスとは、ストレッサー(ストレスの原因)によって心身にかかる負荷のこと。同じストレッサーにさらされても、ストレスの表れ方は人によって異なる。その人の価値観によってストレッサーの解釈が異なり、そのときの心身の状態によってもストレッサーの受け止め方が変化するからである。つまり、メンタルタフネスが強ければ、仕事でストレッサーにさらされたとき、感じるストレスを軽減することができるといえる。そのため、メンタルタフネスはビジネスパーソンに必要な要素として注目され、メンタルタフネスを向上させる研修を行っている企業もある。

メンタルタフネスが必要な理由

・ 産業カウンセラーの相場聖氏によれば、インターネット上のアンケートで「これまでストレスが原因で仕事に支障が出たことはありますか?」という設問に「はい」と答えた人は32.0%。「凡ミスが増え、時間がかかってしまった」「仕事の効率が下がり、さらにストレスがたまる悪循環を招いた」などのコメントが寄せられた。

・ 上述したように、ストレスは仕事の能率に悪影響を及ぼすおそれがある。しかも、ストレスを放置しておけば、仕事の能率が下がるだけでなく、うつ病を発症するなどして会社を休職・退職するという結果に至ることもある。そうなった場合、ほかの従業員の仕事量が増えて職場の士気が下がり、新たな従業員を採用・教育するためのコストが発生する。このように、従業員がストレスを感じることは企業にとってのデメリットになるため、企業は従業員のストレスを軽減したり、従業員のメンタルタフネスを強化したりといった工夫が必要とされる。ビジネスパーソンと企業の双方にとって、メンタルタフネスはリスクマネジメントとして重要なのである。

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メンタルタフネスを鍛える「ビリーフチェンジ」

・ 相場氏によれば、価値観を変える(「ビリーフチェンジ」)ことでメンタルタフネスが鍛えられるという。ストレッサーにさらされたときに受けるストレスの大小は、当人の価値観で変わるため、ビリーフチェンジを行うことでストレスを軽減することができるのである。

・ ビリーフチェンジの行い方のひとつには、紙とペンを用いる方法がある。紙の中央に縦線を引き、線の左側にその日の出来事を箇条書きで書き出す。そのなかで、少しでもネガティブな項目にはマル印をつけ、ポジティブに捉え直して縦線の右側に書き出す。以下はその例である。

- 「会議で自分の意見が通らなかった」→「説得力の重要性を学べた」

- 「終業時間までにタスクが終わらなかった」→「仕事の能率を高めるのに必要なことを考える機会が生まれた」

・ このように、一見ネガティブに思える体験をポジティブに捉え直すことができれば、感じるストレスを軽減することができる。ビリーフチェンジを行う際、頭のなかで考えるだけでなく、紙に書き出すことによって、より意識がしやすくなる。これを繰り返すことでポジティブな考え方が習慣となれば、紙に書き出す必要はなくなり、メンタルタフネスが以前より向上するのである。

(参考)
ハフィントンポスト|ストレスチェック制度元年 導入の経緯と今後の課題を解説
ITmedia エンタープライズ|ストレス耐性を知ってメンタフ度を鍛える
All About|心の筋力「メンタルタフネス」を鍛えよう
株式会社日立ソリューションズ|『ストレスマネジメント』とは?
ヒューマンエナジー|多くの組織が抱える課題について
メンタルグロウ|研修内容
東洋経済オンライン|義務化された「ストレスチェック」とは何か?
ダイヤモンド・オンライン|働き方改革は有名無実か?「労働後進国」日本を直視せよ