「メシ作る人」とは

・ 「メシ作る人」とは、2017年10月1日に放送されたテレビ番組『キングオブコント2017』内でお笑いコンビ・ゾフィーが披露したネタにおける、上田航平さんの演じた少年による母親の認識。サイトウナオキさんの演じる父親が、少年に対し「母さんのことどう思ってんだ」と尋ねると、少年は「メシ作る人」と答えた。このネタについては「面白かった」「不快」といった賛否両論が巻き起こり、インターネット上で話題となった。

・ 「キングオブコント」とは、2008年から毎年開催されている、「真のコント日本一」を決めるお笑いイベント。全国で予選が行われ、決勝戦は生放送される。

・ ゾフィーは2014年に結成され、2014年から2016年まで「キングオブコント」の準決勝に進出しつづけていた、無所属のお笑いコンビ。2017年の「キングオブコント」では初めて決勝戦に進んだものの、優勝には至らなかった。しかし、2017年10月7日、芸能プロダクション・グレープカンパニーに所属することが発表された。

「メシ作る人」の内容

・ ゾフィーが「キングオブコント」の決勝戦で披露したネタの内容は以下のとおり。学ラン姿の少年が「母さん、腹減った、メシ!」と言いながら家に帰ってくると、父親が打ちひしがれており、「もう疲れました」という書き置きを残して母親が出ていったことがわかる。少年は母親の不在を嘆くが、それは「母親がいないとメシが食べられない」ためだった。

・ その後も少年は「メシ」という言葉を叫びつづけ、不審に思った父親は「お前、母さんのことどう思ってんだ」と尋ねる。それに対し、少年は泣きながら「メシ作る人」と返答。そうこうしているうち、少年の携帯電話に母親から電話がかかってくる。このとき、少年が電話帳に母親の名前を「メシ」と登録していたことがわかる。父親が電話をとり、謝罪して説得することで、母親は帰宅を決意。少年は「よかった! メシ、帰ってくるんだ!」と、母親を「メシ」呼ばわり。その様子を見た父親は、「母さん出てったの、お前のせいかもな」とこぼす。

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「メシ作る人」への反応

・ 『キングオブコント2017』の放送直後から、Twitter上には「メシ作る人」への批判が次々に投稿された。「母ちゃんは飯炊きババァでもお手伝いさんでもありません」「ネタとはいえ普通に不愉快」「逆に男性は、娘が失踪した父親に対して『ATMは?』と連呼するネタで微塵も嫌な気持ちにならずに笑えるのかなぁ」など、女性と思われる視聴者が目立った。また、「キングオブコント」決勝戦で審査員を務めた、お笑いコンビ「さまぁ~ず」の三村マサカズさんも「お母さんはメシじゃないんで」と苦言を呈した。

・ 一方、上記のような「メシ作る人」への批判に対する反論も少なくない。Twitter上では、批判者を「虚構と現実の区別がつかない人」だとする意見や、「あれは母親のことをメシ呼ばわりする外道ぶりを笑うネタ」だという説明が見られる。また、お笑いコンビ「XXCLUB」の大島育宙さんは、Twitter上で「『皮肉』とか『風刺』とか『象徴』といった概念を一から勉強し直してから発言した方がいいと思います」「『独裁者』を観たら、『独裁はよくない』という理由で、独裁者に扮したチャップリン自身を叩いて下さいね。よろしくお願いします」と、「メシ作る人」に対する批判を一蹴した。チャップリン(1889~1977)とは、英国の俳優にして映画監督。1940年に公開された『独裁者』では、ヒトラーに酷似した独裁者を演じ、ナチズムを風刺した。

(参考)
ZOFFY
キングオブコント2017
キャリコネニュース|キングオブコントで披露されたネタ「母親はメシを作る人」がプチ炎上 「不愉快すぎ」「外道ぶりを笑うネタ」
Twitter|XXCLUB大島育宙(東大方程式)
お笑いナタリー|ゾフィー「KOC」フリー初の優勝狙う「最後までぶち上げられたら」
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コトバンク|チャップリン