ミニ保険とは

・ ミニ保険とは、正式名称を少額短期保険と言い、手ごろな保険料で日常生活の様々なトラブルに備えることができる保険のこと。インターネット申し込みが可能なものが多く、手続きが簡単という特徴がある。

ミニ保険は、平成18年の保険業法改正により始まった比較的新しい商品だ。保障(補償)額の上限は1千万円に設定されており、億単位の支払いも珍しくない生保や損保に比べると少ないが、その分掛け金が低額で月500円ほどから加入できるものもある。保険期間も1~2年と短く、契約をこまめに見直しやすい。

(引用元:産経ニュース|「ミニ保険」が活況 チケット補償、遭難、葬儀…200種以上

・ ミニ保険の市場は、近年急速に拡大している。2006(平成18)年の開始当初、ミニ保険会社は2社しかなかったが、2015年12月時点で83社にまで増加。現在では大手保険会社もミニ保険に参入している。利用者も年々増え、2014年度の保険料収入は640億円で2008年度の2倍にまで拡大した。今後、ミニ保険市場がさらに拡大していけば、大手保険会社を含む保険市場全体が活性化すると期待されている。

ミニ保険の特徴と具体例

・ ミニ保険は、保険期間は短いものの保険料が手頃なため、条件が合わず従来の保険に入れない人や、入れても保険料が高額になってしまう人を中心に支持されている。例えば、従来の医療保険では、保険加入時に契約者が健康でなければならず、持病があっても入りやすいタイプを契約しても保険料が割高になりやすいが、ミニ保険では持病があっても保険料を安く抑えることができる。

糖尿病の人の例でみてみよう。エクセルエイド少額短期保険(東京・港)の「糖尿病保険」では、40歳男性で入院日額5000円の場合の保険料は月2875円。一方、保障内容は一部異なるが国内生保A社の限定告知型で入院日額が同水準の場合で月3940円になる。

(2015年12月17日時点の情報)
(引用元:NIKKEI STYLE|ミニ保険多彩に 痴漢トラブルの弁護士費用も

・ また、保険商品のラインナップが非常に多彩であることからもミニ保険は注目を集めている。ミニ保険の商品は、保険契約者のニーズを細分化し、それにきめ細かく対応しているのが特徴で、ニッチな市場に着目した独自性の高い商品が次々に登場している。自分に合ったものを調べて加入すれば、手ごろな金額で様々なリスクの補償が得られる。

・ ミニ保険には例えば次のようなものがある。

- ガン経験者向けの再発治療保険
- 痴漢の疑いをかけられたり、痴漢被害にあったりしたときのための弁護士費用保険
- 近隣トラブルや職場トラブルなどのための弁護士費用保険
- 賃貸住宅の家主向けに、入居者が孤独死などしたときの清掃費や遺品整理費、一定期間の家賃収入を補償する保険
- 同性カップルが、パートナーを死亡保険金の受取人に指定できる生命保険
- 妊娠中の女性向けの、出産時の緊急手術、帝王切開、産後の体調不良による入院の費用を補償する保険
- 登山などで遭難した場合の捜索・救助費用を補償する保険
- 病気や急用、交通機関の乱れによりコンサートなどに行けなかった場合のチケット代金を補償する保険
- 知的障害者の病気やけが、物を壊した場合などにかかる費用を補償する保険
- ペットの飼い主向けに、飼い主が死亡した場合にペットの面倒を見ることになる身内に死亡保険金を支払う保険

(参考)
コトバンク|ミニ保険
NIKKEI STYLE|ミニ保険多彩に 痴漢トラブルの弁護士費用も
日経トレンディネット|帝王切開もカバーするミニ保険、妊婦に人気
産経ニュース|ミニ保険、多彩に 弁護士費用や孤独死にも対応
産経ニュース|「ミニ保険」が活況 チケット補償、遭難、葬儀…200種以上
産経ニュース|痴漢冤罪、マンショントラブル、同性カップル用…「あったらいいな」の声に応えたミニ保険が続々登場
日本経済新聞|ミニ保険が急拡大、異業種も続々 遭難・孤独死…きめ細かく
Business Journal|ニッチ狙いのミニ保険、なぜ市場急拡大?少額保険料にユニークな保障内容、大手も続々参入
マイナビニュース|「ミニ保険」って何? どんな人が入れるの?
日刊ゲンダイDIGITAL|痴漢冤罪、近所トラブル…需要急増「ミニ保険」の賢い選び方