モンテッソーリ教育とは

・ モンテッソーリ教育とは、20世紀初頭に考案された教育法。自発的に活動し、知的好奇心や他人への思いやりを持った、自立した子どもを育てることを重視する。日本モンテッソーリ教育綜合研究所は、モンテッソーリ教育の目的を次のように説明している。

モンテッソーリ教育の基本は、「子どもは、自らを成長・発達させる力をもって生まれてくる。 大人(親や教師)は、その要求を汲み取り、自由を保障し、子どもたちの自発的な活動を援助する存在に徹しなければならない」という考え方にあります。

モンテッソーリ教育の目的はそれぞれの発達段階にある子どもを援助し、「自立していて、有能で、責任感と他人への思いやりがあり、生涯学びつづける姿勢を持った人間に育てる」ことです。

(引用元:日本モンテッソーリ綜合研究所|モンテッソーリ教育について

・ モンテッソーリ教育は、後に詳述する独特の教育方針が注目を集めている。これまでに以下の人々をはじめとする多くの著名人が、子ども時代にモンテッソーリ教育を受けてきた。学び続ける姿勢を持ち、自立して考え、自発的に行動する人材、世界のリーダーとなりうる人材を育てる教育法として関心が高まっている。

- セルゲイ・ブリン、ラリー・ペイジ(Googleの共同創業者)
- ジェフ・ベゾス(Amazon.comの共同創設者)
- ピーター・ドラッカー(現代経営学の父)
- ジミー・ウェールズ(Wikipediaの共同創始者)
- バラク・オバマ(第44代アメリカ大統領)

・ また最近では、イギリス王室のウィリアム王子・キャサリン妃夫妻の長男ジョージ王子が、2016年1月よりモンテッソーリ教育を実践する幼稚園に通うことがニュースとなり話題となった。イギリス王室では、元保育士であった故ダイアナ妃がモンテッソーリ教育に共感していたため、ウィリアム王子と弟のハリー王子にもモンテッソーリ教育を受けさせていた。

モンテッソーリ教育の歴史

・ モンテッソーリ教育の考案者は、イタリアの医学博士・教育者のマリア・モンテッソーリ(1870-1952)。モンテッソーリは、イタリアで初の女性医学博士。ローマ大学医学部を卒業後、精神病院で働き、知的障害児への治療教育に携わり、知的水準を向上させるという大きな成果をあげた。その後、貧困層の健常児向け保育施設「子どもの家」の監督・指導をするようになり、ここで実践した教育からモンテッソーリ教育が生まれた。

・ 子どもの家は、1907年にローマで最初に誕生。その後、モンテッソーリ教育と子どもの家が欧米を中心に世界各国に広まった。モンテッソーリ教育は24歳までを対象としたもので、モンテッソーリ教育を行う小学校、中学校、高校まである。

・ モンテッソーリ教育が日本に紹介されたのは、1960年代。日本においてモンテッソーリ教育は、知的能力を上げるための早期教育、英才教育といった幼児教育として捉えられることが多い。子どもの家と名の付く施設のほか、モンテッソーリ教育を実践する保育園や幼稚園などが全国にある。

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モンテッソーリ教育の特徴

・ モンテッソーリ教育の大きな特徴は次の3点である。

- 個々が自由に活動する:
集団活動ではなく、子ども一人ひとりの発達具合や興味に応じて、自由に個別の活動を行う。

- 子どもの自発性を育む:
知的好奇心が自然と芽生えるよう、面白そうな教具(玩具のこと)を用意し、自由に選べる環境を整える。

- 異年齢児混合の縦割りクラス:
年下・年上の子どもたちと触れ合いながら過ごすことで、社会性や協調性を養う。

・ また、モンテッソーリ教育の具体的な内容は、次の5分野に分けられる。

- 日常生活の練習
洗濯やアイロンがけなど大人がする日常生活上の様々な動作を真似することにより、子どもの心を依存心から独立心へと成長させる。

- 感覚教育
視覚(大小や高低など)、聴覚(音感)、触覚(粗い・滑らか、など)などの感覚を、モンテッソーリ教育独自の教具を用いて洗練させる。

- 言語教育
絵カードや文字カードなどを使い、名詞、形容詞、動詞・助詞の順に学び、「話す」「読む」「書く」から「文法」までを学ぶ。

- 算数教育
算数棒、ビーズなどを使って物の量を体感するところから、数量の概念までを、具体→抽象の段階で学ぶ。

- 文化教育
地図のパズルや惑星模型など、身近な事物に触れたり観察したりしながら、歴史、地理、生物、音楽などの文化を獲得する。

・ モンテッソーリ教育では、子どもの自立を促すため、親や教師は、子どもから求められない限りなるべく子どもに手を出さない。このようなモンテッソーリ教育を受けた子どもには、次のような特徴がみられると言われる。

モンテッソーリ教育を受けた子供の特徴として、

・順序立てて物事を考えられる
・自分で決めたことは最後までやり遂げる
・人の長所を見つけるのがうまい

といったことがあげられます。

(引用元:こそだてハック|モンテッソーリ教育とは?特徴や方針、教具・教材は?

・ また、モンテッソーリ教育が早期の幼児教育と結び付けられることが多いのは、自分の才能を早くから開花させられる教育法であると考えられているため。以下は、モンテッソーリ教育を実践する幼稚園での光景の例。モンテッソーリ教育は、幼児教育に関心の高い親から今後も注目され続けるとみられる。

モンテッソーリの幼稚園に見学に行くと、編み物、縫い物をしている子どもがいるかと思えば、漢字やひらがなの練習を熱心に行っている子、はたまた算数の足し算、引き算を行っている子どももいます。

幼稚園から足し算?目を疑うような光景が目の前に繰り広げられますが、実際、モンテッソーリ教育を受けた子どもは、算数に強くなります。

モンテッソーリ教育は、全ての仕事(※)を自分で選ぶので、際限なく興味のある分野に才能を発揮することができます。

数に興味がある子どもは、どんどん先に進み、ぐんぐん能力を高めていきます。

ですので、小学校に入学するころには、算数が大好きで、それにのめりこんでいた子どもは、4ケタの割り算を暗算で計算することができ、分数の計算まで出来る子どももいます。

縫い物が得意であった子どもは、洋裁に才能を発揮し、読書が好きな子どもは、国語力を発揮します。

(※モンテッソーリ教育における「仕事」とは、モンテッソーリ教育の教具を用いて集中して作業をすることという意味。)

(引用元:チャイビ|世界のリーダーを育てた教育方法!0歳から学べるモンテッソーリ教育とは?

(参考)
日本モンテッソーリ綜合研究所|モンテッソーリ教育について
日本モンテッソーリ綜合研究所|マリア・モンテッソーリについて
All About|モンテッソーリメソッドってどんな教育法?
All About|モンテッソーリのキーワードとエピソード
Wikipedia|モンテッソーリ教育
Wikipedia|マリア・モンテッソーリ
こそだてハック|モンテッソーリ教育とは?特徴や方針、教具・教材は?
チャイビ|世界のリーダーを育てた教育方法!0歳から学べるモンテッソーリ教育とは?
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