ねこカフェ列車とは

・ ねこカフェ列車とは、養老鉄道株式会社が岐阜県内で運行する、乗客がねこと触れ合える列車。2017年8月7日、1日限りのねこカフェ列車を同年9月に運行することが養老鉄道から発表され、インターネット上で話題となっている。列車をねこカフェとして運用する事例は全国で初とみられるため、申込みが殺到し、80名の定員はその日のうちに満員となった。

・ 養老鉄道によるねこカフェ列車の企画に協力するのは、岐阜県の「こねこカフェSanctuary(サンクチュアリ)」。同店は、殺処分される子猫などを保護し、里親を探す活動を行っている。「こねこカフェSanctuary」によって保護されているねこがねこカフェ列車に乗り、車内でねこの里親が募集される。また、客の支払う参加費用の一部は、「こねこカフェSanctuary」が猫を保護する活動に使われる。ねこカフェ列車に対しては、「どんどんやってほしい」「めっちゃ魅力」など、斬新な企画を高く評価する声がTwitter上に多く、申込みが即日で締め切られたために参加できなかったことを嘆く人も少なくない。

ねこカフェ列車の内容

・ ねこカフェ列車の行程は、「大垣駅~養老駅~大垣駅~池野駅」と「池野駅~大垣駅~養老駅~大垣駅」の2種類。客が集合してから解散するまでの所要時間は2時間半となっている。参加費は1人3,000円で、養老鉄道1日フリーきっぷ、弁当、茶菓子が付属する。

・ また、ねこカフェ列車内では、養老鉄道沿線の名産だという「美濃いび茶(天空の古来茶)」が飲み放題となる。株式会社白井製茶(岐阜県)によれば、美濃いび茶とは岐阜県で生産される2大銘柄のうちのひとつ。傳六茶園(岐阜県)の話では、岐阜県の春日地域で栽培されている「在来品種」の茶葉が、「天空の古来茶」というブランド名で呼称されているという。このように、ねこカフェ列車ではねこと触れ合うだけでなく、地元の名産品に親しむこともできる。

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養老鉄道とは

・ ねこカフェ列車が走る養老鉄道は、かつて近畿日本鉄道により近鉄養老線として運営されていた。しかし、利用客が減ったことから赤字路線となったため、近畿日本鉄道の子会社として2007年に設立された養老鉄道が近鉄養老線の運営を引き継ぎ、同路線は養老鉄道と改称された。しかし、養老鉄道の経営危機は続き、2016年に「養老線地域公共交通再生協議会」が設立された。同協議会は沿線自治体などと連携し、地域の活性化や養老線の運営安定化を目指している。

・ 上記のような状況において、養老鉄道はねこカフェ列車のように個性的な企画を行っている。2016年10月から2017年3月までの期間は、旅行雑誌『じゃらん』とコラボレーションし、『じゃらん』で活躍するねこのマスコット「にゃらん」がデザインされたラッピング列車「東海じゃらん号」を運行していた。東海じゃらん号やねこカフェ列車といった企画が人気を博すことで、養老鉄道の利用者が増え、地域が活性化することが期待されている。

(参考)
養老鉄道株式会社|(満員御礼)全国初!列車の中で子猫と触れ合える「ねこカフェ列車」を9月10日(日)に運転します!
養老町|どうして近鉄養老線から養老鉄道になったの?
ねとらぼ|養老鉄道、列車内で子猫とふれ合える「ねこカフェ列車」を1日運行 保護猫カフェと連携して里親募集も
Twitter|ねこカフェ列車
白井製茶|美濃いび茶とは
傳六茶園
毎日新聞|支援へ再生協議会設立 沿線3市4町など /岐阜
養老線ポータル|養老線地域公共交通再生協議会の概要
鉄道ファン|養老鉄道で「東海じゃらん号」運転開始