ネコ家具とは

・ ネコ家具とは、福岡県大川市の家具職人が製作する、ネコのサイズに合わせた家具。ネコ家具を紹介する動画およびネコ家具特設ページが2017年10月に公開され、翌11月、インターネット上で注目を浴びて話題となった。「日テレNEWS24」によれば、購入の問い合わせが300件以上寄せられているという。

・ 11月29日までに47万回以上再生された動画「【ネコ家具できました】篇  We made cat furniture.」に登場するのは、精巧に作られたベッドやソファでくつろぐネコ。本来の半分以下のサイズで製作されており、相対的にネコが大きくなったように見える。動画には、日本だけでなく海外からのコメントも多くつけられており、大川市によれば日本・米国・フィンランドからの視聴が多かったという。

「ネコベッド」と「ネコソファ」

・ 「ネコベッド」を製作したのは、立野木材工芸株式会社。ネコ用の家具は初めてだが、ネコが気に入ってくれるかを考えながら作ったという。人間用のベッドと同じく手作りで、マットレスの下にはスノコが敷かれ、自然由来のオイルで丁寧に仕上げられている。11月29日現在、正式な仕様や値段は調整中とのこと。

・ 「ネコソファ」を製作したのは、広松木工株式会社だ。人間用ソファを42%の大きさに縮小、忠実に再現した。ロッキー山脈で採れた松を使用し、長年使い込まれたような風合いを出すためにあえて傷をつけるなどの工夫がされている。11月29日現在、ネコ家具は販売準備中だが、オンライン通販での取扱も予定しているとのこと。

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大川家具とは

・ 家具メーカーによって組織された大川家具工業団地協同組合によると、大川市は家具生産量で日本一。大川家具の歴史は16世紀までさかのぼることができ、人口の4分の1が木工関係者だった頃もあるという。戦後は国から「重要木工集団地」として指定を受けた。

・ しかし、海外家具メーカーの台頭などの理由で、大川市における家具の生産額は徐々に減少。大川市の統計によれば、1993年は1,101億円だったのが、2010年は231億円にまで落ち込んでいた。

・ このような状況下、大川市は大川製家具の魅力を広くアピールするため、2015年から「職人MADE 大川家具」というコンセプトを打ち出しはじめた。公式サイト上で職人を紹介したり、家具に関する情報を発信したりといった活動が行われている。また、2017年4月には地元で「大川TERRAZZA(テラッツァ)」という施設がオープンし、観光やインテリアの情報を提供したり、木工ワークショップを開いたりしている。

・ ネコ家具プロジェクトも、「職人MADE 大川家具」の一環として、大川市おおかわセールス課が企画したものだ。大川の家具職人の「技術とセンスを証明するため」に行われた同プロジェクトは、インターネットを介して世界中から注目を集めたため、大川家具の知名度獲得に大きく貢献したといえる。

(参考)
職人MADE 大川家具 by 大川市|ネコ家具
HIROMATSU FURNITURE INC. WEB SITE.
立野木材工芸株式会社|ネコ家具できました。
大川家具工業団地協同組合 U-ZONE|大川家具について
日テレNEWS24|ネコ家具 ネコはリラックスできるのか?
朝日新聞デジタル|福岡)ネコサイズ?!「ネコ家具」登場 技術の良さPR
一般財団法人 大川インテリア振興センター|調査研究事業