ヴェイパーフライとは

・ ヴェイパーフライとは、スポーツ製品メーカーの米ナイキ社が販売する、厚底のランニングシューズ「ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4%」の通称。日本では2017年7月に「ナイキ史上最速のシューズ」として発売され、2018年1月2日・3日に開催された箱根駅伝では、総合第2位の東洋大学の選手たちが履いていたことで注目を浴びた。

・ ヴェイパーフライは、ナイキのランニングシューズ「ズーム」シリーズのひとつだ。従来はナイキのランニングシューズのうち最も速く走れるとされていた「ナイキ ストリーク 6」と比較してランニング効率を4%高めることを目標に開発された。

・ ヴェイパーフライは世界中のアスリートに愛用されている。ナイキジャパンは2017年12月、世界中のマラソン大会でヴェイパーフライが活躍しているとプレスリリースによって発表した。ボストンやロンドンなど2017年のマラソン主要6大会で3位以内に入った選手のうち、19人がヴェイパーフライを履いていたという。

ヴェイパーフライの特徴

・ ヴェイパーフライの大きな特徴は、33mmもの分厚いソール部分。従来、はだし感覚で走れるとして底の薄いランニングシューズが好まれてきたが、ナイキは真逆の「厚底ランニングシューズ」を打ち出した格好だ。ナイキのランニング公式サイト「ナイキ ランニング」は、Twitter上でヴェイパーフライや関連商品に言及する際、「#厚さは速さだ」「#きみの常識をうちやぶれ」というハッシュタグを用いて厚さを強調している。

・ ヴェイパーフライの厚底ソールは、着地の衝撃から足を守る役割がある。また、ソールの内部にはカーボンファイバーのプレートが埋め込まれており、ふくらはぎに負担をかけることなく「足指が曲がる時のエネルギーロスを抑え、次への一歩につながる推進力とスピードを生み出す」という。

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ヴェイパーフライ使用者の感想

・ 2017年11月に開催されたニューヨーク・マラソンにおいて女子の部で初優勝した、五輪メダリストのシャレーン・フラナガン氏は、ヴェイパーフライを絶賛し、「レースの前夜は、誰かにシューズを盗まれたらと考えたら、パニックで目が覚めてしまう」と語った。同大会で米国人女性が優勝したのは1977年以来だという。また、米国を拠点に活動し、2017年4月のボストン・マラソンで第3位に入ったランナーの大迫傑氏は、「軽いなっていうのが第一印象」「レース中はすごく余裕を持って力を貯められた」など、ヴェイパーフライへの感想を述べた。

・ ヴェイパーフライを高く評価するのは世界的ランナーばかりでない。ランニングに関する情報発信を手がける株式会社ラントリップの代表・大森英一郎氏は、ヴェイパーフライを履いてみて「大きな驚き」を感じたという。

背伸びをするような形で少し前に体重を乗せてみると……「カクンッ」とあるポイントから前方に倒れこむのです。まるでゆりかごのように、シューズが体重移動を誘導してくれます。そしてその「カクンッ」のギリギリ少し前くらいのポイントで足を接地させると、ソール内に搭載されたプレートが、しなって跳ね返ってくるかのように地面から大きな反発があります。

(引用元:朝日新聞デジタル&M|NIKEの“ヴェイパーフライ”を履いて「1km:2分51秒ペース」で走ってみたら

(参考)
Nike.com|ナイキ ズーム ヴェイパーフライ4%
ナイキオンラインストア|ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4%
Twitter|Nike Running
NIKE JAPAN|数字が語る:ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4%がマラソン大会を独占
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