ペアレンタルコントロールとは

・ ペアレンタルコントロールとは、子どもの利用するゲーム機やスマートフォン、パソコンなどの情報通信機器に保護者が制限をかけること。または、そのための機能やサービスである。

・ ペアレンタルコントロールには、子どものゲーム機やスマートフォン、パソコンなどの利用時間や、一般的に有害とされるWebサイトへのアクセス、コンテンツ購入などの制限といった機能がある
。このように、子どもの使用する機器へ様々な制限を設けることで、子どものゲーム依存や個人情報の流失、ウイルス感染、教育上好ましくない情報の入手などのリスクを回避できるとされている。

・ インターネットに関するサービスを提供している米Google社は、2017年3月に13歳未満の子どものAndroid端末利用を保護者が管理できるアプリ「Family Link」を、同4月には、同じ機能でiPhoneに対応したアプリを発表した。「Family Link」は、子ども専用のGoogleアカウントを作成することで、保護者がアプリの管理や利用時間の設定をすることができる。このほかにも、教育上不適切な表現が含まれているサイトをGoogleでの検索結果に表示しないようにするセーフサーチを設定したり、子どもがインターネット上で個人情報を提供しないようブロックする機能なども搭載されている。

スマートフォンでのペアレンタルコントロール

・ 2017年2月に内閣府が発表した「平成28年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」によれば、青少年のインターネット利用率は80.2%で、インターネットを利用する機器は多い順に、スマートフォン(47.2%)、携帯ゲーム機(21.7%)、タブレット(20.9%)、ノートパソコン(17.3%)であった。このことから、インターネットを利用する子どもの約半数がスマートフォンを使っていることがわかる。

・ 現在発売されているスマートフォンには、様々なペアレンタルコントロール機能が備わっている。たとえば、iPhoneでは、以下のような制限が可能である。

‐ アプリや音楽などのダウンロード
‐ インストール済みであるアプリの削除
‐ インターネットブラウザ「Safari」の利用
‐ ソーシャルゲームネットワークGAME CENTERでの友達の追加
‐ アカウント・パスワードの変更
‐ Twitter・Facebook・位置情報サービス・写真などの、プライバシー設定の変更

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パソコンでのペアレンタルコントロール

・ ソフトウェアを開発・販売する会社マイクロソフトを中心に、ソフトウエアメーカー、ハードウエアメーカー、コンテンツプロバイダーなど業界の垣根を超えた48社によって発足したWDLCは、2017年3月、「MyFirst PC はじめてのマイパソコン」と題し、子どものパソコン利用について考えるシンポジウムを開催した。2020年のプログラミング教育必修化に向けて、家庭でのパソコン利用の方向性が問われている。

・ ウイルス対策ソフトである「ノートンファミリー」は、一般的に子どもに有害とされるサイトのブロック率が高いことに加え、子どもが閲覧したWebサイトのURLや検索語句、さらにはブロックされたURLなどを詳細に確認することが可能である。その一方で、子どもから保護者に対してブロック解除要請を行うこともできる。制作元であるノートン社の風間氏は「家族間でのコミュニケーションを取りながら見たいWebサイトを見られるようにしていく」ことで、「子どもたちがオンラインで抱えている問題や悩みを共有しやすい環境を作っていける」と述べている。

(参考)
内閣府|青少年インターネット環境整備法等について
EDUPEDIA|3DSやスマホなど情報通信機器のペアレンタルコントロール機能の活用~保護者会での活用~
情報教育を考える会|ペアレンタルコントロール
Tech Crunch|GoogleのペアレンタルコントロールFamily LinkをiPhoneからも使えるようになった
Apple|iPhone、iPad、iPod touch でペアレンタルコントロールを使う
Apple|OS X Mavericks: ペアレンタルコントロールを設定する
ITmedia PC USER|子どもを監視するだけじゃダメ:シマンテックが「ノートンオンラインファミリー」を無償公開
マイナビニュース|シマンテック、「ノートン ファミリー」にiOS版を追加