Pinterestとは

・ Pinterest(ピンタレスト)とは、ユーザーがインターネット上で見つけた好きな画像をサイト内に登録してコレクションしたり、他のユーザーに共有したりして楽しむサービス。画像共有サービス。デザイン性の高い写真が多いのが特徴。

・ Pinterestには次のような機能がある。

- 「ピン」:インターネット上の、Pinterest以外のサイトで好きな画像を見つけた時、自分専用の「ボード」に収集する機能。
- 「リピン」:他のユーザーがピンしてPinterest上に保存した画像を、自分用のお気に入り画像として収集する機能。
- 「検索」:キーワードから画像を表示する機能。
- 「ホーム」画面:あらかじめ登録した自分の興味と関連のある画像や、Pinterest内ですでにピン・リピン・検索したものと関連した画像、自分がフォローしているユーザーやボードの画像などから成る。
- 「メッセージ」:気に入った画像を他のユーザーに共有する際に、画像に関するコメントを入れられる機能。
- 「画像認識」:ピンした画像に写っているものにズームインして枠で囲うと、囲ったものに関連する画像を表示させる機能。(例:全身コーディネートの画像のうち、靴の部分だけを囲うと、そのコーディネートで使用されている靴がどのブランドの商品なのかが検索できる)
- 「ピックアップ」:Pinterestの編集チームやインフルエンサーによるおすすめの画像を紹介する機能。

・ Pinterestが活用される場面とは、例えば次のようなもの。

たとえば、結婚式の準備をしている女性が、自分の好みのドレスや会場の飾り付け、ブーケのデザインなどを考える時にどうするか。
(中略)
ピンタレストの検索に、たとえば、結婚式、ドレスなどと入れれば大量の写真が出てくる。そのなかで気に入ったものの横にある赤いボタンをクリックして「ピン」すると、今度はそれに似たデザインや色など近いものが次々と出てくるようになる。自分のなかのぼんやりとした好みを視覚的に探し、ピンしていくうちに、自分の好みのドレスとそれに似たようなデザインが集められてくる

(引用元:朝日新聞DIGITAL|言葉に頼らない検索も ピンタレストの世界

・ Pinterestはアメリカ発のサービス。本社はサンフランシスコにあり、2009年に米Pinterest設立、2010年にアメリカでサービスが始まった。2012年に楽天がPinterestに出資して日本展開の支援に乗り出すと、2013年11月には日本法人Pinterest Japanができ、日本語版のサービスが開始された。2014年に、電通とPinterest Japanが業務提携を発表。2015年4月にはPinterest Japanの新オフィスをオープン。日本での展開を着実に拡大している。

・ Pinterest全体の利用者は、2015年9月に1億人を越え話題となった。日本での利用者は、2013年の日本語版サービス開始以来、年率2~3倍で増加している。ユーザー層は、男性4割に対し女性6割、年齢層は20~30代が中心。日本法人社長の定国直樹氏によると、仕事上のインスピレーションを得るきっかけとして、仕事のために利用しているユーザーも多い。

PinterestとSNSとの違い

・ Pinterestは画像に特化したSNSであると言われることもあるが、PinterestはTwitterやFacebook、また並列して語られがちなInstagramのようなSNSとは一線を画している。

・ Pinterest Japan中島歩氏へのインタビューをまとめた記事によると、Pinterestはブックマークのためのツールであり、次のような点でSNSとは異なる性質を持つ。

FacebookやInstagramなどの一般的なSNSでは、例えば昨日の出来事などの過去に起こったことに関する内容アップして、友達とコミュニケーションを取ることが多いかと思います。またTwitterでは、「今何をしているのか」という内容のつぶやきも多く、過去や今のお話が中心になるものです。

反面Pinterestは、『未来の自分のために使うサービス』というイメージになります。

例えば旅行を計画する際に行先を調べるためにPinterestを見たり、お出かけのためのコーデを調べたり、DIYのために参考になりそうな写真を漁ったり…といった形で、あくまでも未来の自分の行動のために情報を集めるサービスという立ち位置なんですね。感覚的には、『SNS』というよりも普通の『検索』に近くなります。

(引用元:Social Media Lab|実はSNSではなかったPinterest(ピンタレスト)!インスタグラムとの違いやブックマークとしての使い方を徹底解剖。

・ 特に、画像がメインのSNSであるInstagramとの違いは、Instagramが自分で撮影した画像を投稿して共有するためのサービスであるのに対し、Pinterestはインターネット上にすでにある画像からお気に入りを収集してシェアするという点である。

・ またPinterestでは、人とつながることより、自分のお気に入りをまとめることに重きが置かれている。ピンした画像は、画像元のサイトにリンクするよう設計されているため、レシピの画像、コーディネートの画像、商品画像などをピンした場合、すぐに画像元にアクセスして詳細を確認したり購入したりといったアクションをすることが可能になっている。ユーザーは、コーディネートの参考にしたい、アイデアのヒントを得たい、海の美しい観光地に行きたい、など、何らかの目的があってPinterest内で画像を探すケースが多い。そのため、ユーザーは画像元サイトにアクセスして次のアクションを起こしやすい特徴があり、ビジネスとの親和性が高いと言われている。

・ なお、表向きは画像を収集しているサイトのように見えるが、Pinterestは画像を保存するためのサービスではなく、お気に入りの画像を画像元のリンクとともに保存するためのサービスである。この点でまさに画像つきブックマーク機能と呼べるものであり、著作権的な問題はないとされてる。

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ビジネスでの活用事例

・ Pinterestでは上述のように、最初から何かを買うつもりでPinterestを利用するユーザーが多く、ユーザーの購入意欲、行動意欲が高いという特徴がある。ビジネスでは、アパレルや旅行会社、レシピサイト、ライフスタイルに関する情報を提供する企業などがその特徴を活用し、商品を美しく見せユーザーの購買意欲を刺激するような取り組みを行っている。

- 楽天レシピ

楽天が運営するレシピサイト「楽天レシピ」では、レシピ情報ページに、Facebook、TwitterボタンとならんでPinterestのピンボタンが設置されている。ユーザーはボタン1つで簡単にレシピ情報をPinterest内にコレクションすることができる。レシピ情報の拡散が期待される仕組み。

- H.I.S. Japan

旅行会社のH.I.S. Japanでは、Pinterest内に独自にアカウントを作り、世界各国の美しい観光地やグルメなどの画像を集め、ユーザーが旅行の参考にできる情報を提供している。場所別(台湾、ハワイなど)、テーマ別(女子旅、リフレッシュ、グルメなど)にボードを作り、画像を集めている。

- アパレル企業

ユーザーのコーディネートの参考になるような画像や、自社の商品の着こなしを提案する画像を集めているケースが多い。画像から直接ブランドのサイトにアクセスすることができるため、気に入ったファッションは容易にオンラインで購入できる。自社オリジナルの画像だけでなく、一般のウェブサイトに載せられた画像も広くコレクションしている。

(参考)
Pinterest
Social Media Lab|実はSNSではなかったPinterest(ピンタレスト)!インスタグラムとの違いやブックマークとしての使い方を徹底解剖。
Social Media Lab|Pinterest(ピンタレスト)のユニークな企業活用事例と便利な機能をご紹介!コンテンツは作らなくてもいい!?
朝日新聞DIGITAL|言葉に頼らない検索も ピンタレストの世界
ZUU online|電通も提携、あのInstagramをも超えるPinterest(ピンタレスト)とは?
ferret|Pinterest(ピンタレスト)とは?|初心者でも分かる使い方と特徴を解説!
日経Bizアカデミー|楽天が出資した写真共有サイト「ピンタレスト」
アドタイ|美しい画像で感性を刺激するPinterest――販促NOW<MOBILE APPLICATION>(19)
日本経済新聞|写真共有サイトのピンタレストが日本進出
PRTIMES|Pinterestが新機能「ピックアップ」タブを発表
Fashionsnap.com News|画像からモノ検索が可能に、ピンタレストが新機能ローンチ