「ポキッと折れるんです」とは

・ 「ポキッと折れるんです」とは、株式会社・長寿乃里によって製造され、全国の郵便局などで販売されている、強風を受けても壊れにくい傘。2016年12月、東京都と神奈川県の郵便局で試験的な販売が開始され、用意された2,000本すべてが完売した。人気を受けて、「ポキッと折れるんです」は2017年6月から、47都道府県の郵便局などで扱われている。長寿乃里の発表によれば、全国発売から1ヶ月で2万本以上売れたという。

・ 「ポキッと折れるんです」は、「ホワイト」と「ブラック」の2色展開で、価格は税込1,080円。骨組みの素材はグラスファイバー、布部分はポリエステルである。「ポキッと折れるんです」に関しては「風圧により損傷しない傘」の名称で特許が取得されており、その特徴は、強風を受けた際に骨組みが自ら「ポキッと折れる」こと。これによって、強風を受けても傘が破損せずにすむ。骨組みが折れた「ポキッと折れるんです」をいったん閉じ、再び開くことで、骨組みは元通りになる。この独特な作りが注目を浴び、「ポキッと折れるんです」は多くのメディアで取り上げられた。

「ポキッと折れるんです」のねらい

・ 「ポキッと折れるんです」が開発・販売された背景には、環境問題に対する強い意識がある。日本洋傘振興協議会によると、日本における洋傘の年間消費量は推計で1億2,000万~1億3,000万本。「ポキッと折れるんです」製造元の長寿乃里は、その大部分がビニール傘であるとみる。ビニール傘は、急な雨風に遭遇した際に購入され、使い捨てられることが多いと考えられており、強風によって破損したビニール傘が路上に放置される場合がある。そのようなビニール傘によって排水溝が詰まることや、ゴミとして回収されたビニール傘は分解が困難なことから埋め立て処分されることを、長寿乃里は問題視した。長寿乃里代表の宮田聖士氏は産経新聞の取材に対し、「ビニール傘は大事にしない人が多い。執着心のなさがゴミを増やしている」「風が強くても壊れにくいためにゴミになりにくいことが、環境への貢献につながる」と話した。

・ また、「ポキッと折れるんです」は強風を受けると骨組みが折れるため、風にあおられて傘が吹き飛ばされたり、傘を持っている人が転倒したりといったことが起こりにくい。吹き飛ばされた傘が人に当たると、大きなけがにつながる可能性がある。「ポキッと折れるんです」はそのような事故を防げるため、長寿乃里は「お子様やご年配の方も安心・安全!」と、製品の安全性をアピールしている。

・「ポキッと折れるんです」が郵便局で販売されているのは、日本郵便の南関東支社が、地域貢献の観点から同製品に興味を持ったことがきっかけ。南関東支社の近くには歩道橋があり、強風の日には壊れたビニール傘が大量に放置されていたという。

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「ポキッと折れるんです」への反応

・ さまざまなメディアで取り上げられた「ポキッと折れるんです」に興味を抱く人は少なからずおり、インターネット上では多くの人が「ポキッと折れるんです」を話題にしている。Twitter上では、郵便局で傘が売られていることを不思議に思う人や、訪れた郵便局で「ポキッと折れるんです」が多く売られていたと報告する人がいた。

・ また、「買って使ってみたい」「猛烈に気になる」と「ポキッと折れるんです」に好意的な目を向ける人や、実際に購入したという人もいた。一方、「(傘を)壊してないから別にいいかな」「屋内に入るときにバサバサッと水を落とそうとしても骨が折れる。心からおすすめできない」などの意見を投稿する人も見られた。

(参考)
共同通信PRワイヤー|次世代のスタンダード傘ポキット構造採用“ポキッと折れるんです”【商品概要】
長寿乃里|ポキッと折れるんです
長寿乃里【あっとよか】|ポキッと折れるんです
日本郵便|雨傘「ポキッと折れるんです」の販売開始
オルタナS|「壊れにくい傘」でゴミ問題も改善へ
産経ニュース|郵便局でビニール傘が売れている!? 「ポキッと折れて」風圧に耐える優れもの
Twitter|ポキッと折れるんです
日本洋傘振興協議会|よくある質問