ポルカおじさんとは

・ ポルカおじさんとは、iOS・Android用アプリケーション「polca」(ポルカ)を通じて、面識のない若者に少額の支援をする男性。女性は「ポルカおばさん」と呼ばれる。2017年8月にリリースされた「polca」は、友人・知人同士による小規模なクラウドファンディングの場としてデザインされたものの、Twitterを通じて見知らぬ人に支援を依頼したり、支援要請に応じたりする人も現れた。Twitter上では、「パスポートを作るお金が欲しい」「本をたくさん読みたい」といった願いを叶えるための支援依頼が投稿され、「#ポルカおじさん」「#ポルカおばさん」などのハッシュタグがつけられている。2017年9月、ポルカおじさんについて説明する記事「ネット上で見知らぬ若者にお金を渡す『ポルカおじさん』とは」がYahoo!ニュースで配信されたことをきっかけに、「polca」ならびにポルカおじさんの知名度が高まりつつある。

・ 「polca」を手がけるのは、クラウドファンディング支援サービス大手「CAMPFIRE」を運営している株式会社CAMPFIRE。不特定多数から多額の支援を受けつけられる「CAMPFIRE」と異なり、「polca」は「身近な友人・知人同士で、気軽に使えるクラウドファンディングアプリ」である。1つの企画を立ち上げるのに必要な時間は約30秒とされており、300円から支援が可能。手軽に利用できることから若いユーザーが増え、CAMPFIRE代表の家入一真氏によれば、ユーザーの26%が18~24歳、31%が25~34歳だという。

ポルカおじさんの動機

・ ニュースサイト「BUSINESS INSIDER JAPAN」の取材によると、インターネット広告事業を手がけるCyberZ社に勤務する前田塁氏(34歳)は、「最初にポルカおじさんを名乗り始めた男」を自称している。前田氏は「面白そう」と「polca」を使ってみたところ、中高生による「結婚式をしていない両親に結婚式をプレゼントしたい」「結婚する恩師のプレゼント資金を調達したい」という支援要請に感激し、お金を振り込んだ。それ以来「polca」にのめり込み、Twitter上で「支援して欲しい人は言ってきてください」と応募を募るまでになった。1カ月でおよそ50件の依頼を支援し、2万円ほど使ったという。

・ 前田氏は「彼らの年代の300円と僕の300円って全然違うじゃないですか。僕が当時、やりたくてもできなかったようなことを、代わりにやってほしい」と、ポルカおじさんとして積極的に若者を支援する。支援した「お礼」として、似顔絵を描いてもらったり、活動報告を聞いたりといったコミュニケーションを前田氏は楽しんでおり、「結局のところは自分に返ってくる」と話している。

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ポルカおじさんへの反応

・ 上述したようなポルカおじさんを紹介する、Yahoo!ニュースで配信された記事には、否定的な意見が相次いで寄せられた。「知らない他人の子供に簡単に与えてはいけない」「対面でない分ちょっと怖さを感じてしまう」と、面識のない若者にお金を振り込むポルカおじさんの活動に苦言を呈したり、「お金はもらうもんじゃない。稼ぐもの」「夢は努力無しでは叶えられない」など、ポルカおじさんに支援を頼む若者を戒めたりするコメントが多い。

・ 一方、自身でビジネスを営んでいる人のなかには、「polca」で金銭のやりとりをすることに好意的な人が多いようである。著名なブロガーのイケダハヤト氏は、人間は「ひとりで生きているわけじゃない」とし、「polca」などでお金を集めることを批判する人は他人を頼ることの難しさ・素晴らしさを知らない「かわいそうな人」だとTwitter上で発言した。また、実業家の堀江貴文氏は、Twitter上で「BUSINESS INSIDER JAPAN」の記事を紹介し、「polca」について「手軽なので知り合いとかだとすぐに支援しちゃう」と述べた。

(参考)
Yahoo!ニュース|ネット上で見知らぬ若者にお金を渡す「ポルカおじさん」とは
polca
CAMPFIRE MAGAZINE|CAMPFIREが、フレンドファンディング アプリ「polca(ポルカ)」提供開始 〜コミュニケーションが生まれる、新しいお金集めのカタチ 〜
INTERNET Watch|[家入一真インタビュー]CAMPFIREの新サービス「polca(ポルカ)」が作る、友だち同士の経済圏
Twitter|#ポルカおじさん