ローチョコレートとは

・ ローチョコレートとは、ローストしていない非加熱のカカオ豆(ローカカオ豆)を原材料に使い、48℃以下の低温で作るチョコレートのこと。「ロー」は、英語の「raw(生の)」。

・ ローチョコレートに使われるローカカオ豆は、その栄養価の高さから、近年欧米でスーパーフードとしてブームになっている。ローチョコレートは、通常のチョコレートとは原材料や製法が異なるので、ローカカオ豆に含まれる栄養成分が失われることなく保たれている(詳しくは後述)。そのため、ローチョコレートは美容や健康に良いチョコレートとして、特に欧米で健康志向の強い消費者からの関心が高まっている。

・ 欧米でのブームに伴い、ローチョコレートは日本でも注目されるようになってきた。カカオ豆の産地にこだわったBean to Barという製法によって作られるクラフトチョコレート(サードウェーブチョコとも言う)や、乳酸菌を生きたまま腸に届けることを可能にした「乳酸菌ショコラ」(ロッテ)のような機能性チョコレートなどと並び、近年話題となっている。

ローチョコレートと通常のチョコレートの違い

・ ローチョコレートは、いくつかの点において通常のチョコレートとは異なっている。特に大きな違いは、製造工程における熱処理の有無。通常のチョコレートはカカオ豆を100℃以上の高温でローストして作られるが、ローチョコレートは次のようにして作られる。

“ローチョコレート”はローストしません。
天日干しをし、低温圧搾でパウダーとバターに分け、それらを48℃以下の低温で加工して作ります。

(ローチョコレートを製造・販売している菓子店のHATSUGA(大阪)による解説)
(引用元:HATSUGA|ローチョコレートとは?

・ 製法が異なることによって、栄養価にも違いがある。通常のチョコレートの製造工程ではカカオ豆をローストするため、カカオ豆が本来含む栄養素の多くが熱処理の過程で失われてしまうが、ローチョコレートの場合は栄養の多くが残る。ローフード教室を主宰し、ローチョコレートにも詳しいスーパーフード&ライフスタイルクリエイターのWOONIN氏によると、ローカカオ豆は以下のような栄養を含んでいる。

ローカカオ豆には、ローストしたカカオ豆に比べてカカオポリフェノール、マグネシウム、カルシウム、鉄分、カロテン、ビタミンB1、ビタミンE、トリプトファンなどなど栄養成分がたっぷり(含まれている)

(カッコ内は編集部にて補った)
(引用元:Beauty & Co.|話題の「ローチョコレート」なら恋も成就する?恋愛ホルモンを味方につけよ!

・ ローチョコレートが通常のチョコレートに比べ多く含むポリフェノールは、抗酸化作用を持ち、アンチエイジングに効果があるほか、アレルギー・ストレスの緩和や生活習慣病の予防にも貢献するとされる。また、ローチョコレートに多く含まれる栄養素は、以下のように健康維持に役立つものである。

ローカカオに豊富に含まれる鉄分は、ご存じの通り血液に含まれる赤血球を構成する大事な成分で、サラサラで健康的な血流を作ってくれます。また、ローチョコレートの主原料であるローカカオバターは心臓のポンプ機能をサポートする働きも。ローチョコレートで全身の血行を促すことで、冷え症の予防が期待できます。

(WOONIN氏による解説)
(引用元:Beauty & Co.|冷え症予防、脂肪燃焼etc.寒い季節に取り入れたい、お悩み別食材4選

・ また、カカオ豆以外の原材料にも特徴がある。通常のチョコレートは、ローストしたカカオ豆のほか乳製品や白砂糖などを使って作られる。一方ローチョコレートは、ローカカオ豆由来のローカカオバターとローカカオパウダー、および、天然の甘味料(メープルシロップやはちみつなど)という、シンプルな材料から作られる。そのため、ローチョコレートは通常のチョコレートに比べカロリーが抑えられる。

・ なお、ローチョコレートは生チョコレートとは違う。生チョコレートは、通常のチョコレート生地に生クリームや洋酒などを練り込み柔らかい食感にしたものであり、「ロー(raw)」が「生の」という意味だからといって「ローチョコレート=生チョコレート」ではない。

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ローチョコレートの購入法と、手作りの仕方

・ 輸入のローチョコレートは、Amazonやオーガニック食品系の通販サイトなどで購入が可能。国内製造のローチョコレートは、ローチョコレート専門店(例:HATSUGAChocoReko)の店舗やオンラインショップなどで購入できる。また、ローチョコレートを扱うスーパーマーケットもある。例えば成城石井は、ローチョコレートが世界的なトレンドになりつつあることを受け、2016年11月より輸入ローチョコレートの販売を開始した。

・ ローチョコレートは、自宅でも作ることができる。ローカカオバターとローカカオパウダー、はちみつなどの天然甘味料、および少量の塩を、48℃以下(人肌より温かい程度)で湯煎しながら溶かし混ぜ合わせ、好みの型に流し入れて冷蔵庫で冷やし固めれば完成。材料を買い揃える必要はあるが作り方は比較的簡単であるため、気軽に手作りできる本格的なヘルシースイーツのひとつとして、美容や健康に敏感な女性らからの関心は今後ますます高まっていくとみられる。

(参考)
日経ウーマンオンライン|高機能&高カカオ――「美容食」としての新チョコレート
HATSUGA|ローチョコレートとは?
LIVING LIFE MARKETPLACE|RAW CHOCOLATE | ローチョコレート
ChocoReko|About ChocoReko
Beauty & Co.|話題の「ローチョコレート」なら恋も成就する?恋愛ホルモンを味方につけよ!
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