Slackとは

・ Slack(スラック)とは、主に企業で使われている、ビジネス用途のチャットツール。電子メールに代わる新たなコミュニケーションツールとして、近年注目を集めている。

・ Slackは、2013年8月アメリカのSlack社によってリリースされた。Slack創業者は、前に写真共有サービスのFlickr(フリッカー)を創業していたスチュアート・バターフィールド氏。Slackの1日のアクティブユーザー数は、リリース後2年半で200万を突破し、2016年5月時点で300万を超えた。うち4分の1以上は有料ユーザーでマネタイズができているほか、ユーザー数が急激に伸びていることから会社の評価額が高くなっており、2016年4月時点での企業価値は40億ドル(約4,500億円)にもおよぶユニコーン企業のひとつである。売上マルチプルという指標(企業評価額が年間売り上げ額の何倍か)では、アメリカの配車アプリ大手Uberに迫り、UberとSlackが他社を圧倒的に引き離している。

・ 日本でもIT系の企業や、スタートアップ企業を中心に、社内・社外のコミュニケーション手段としてSlackを導入する企業が増えている。なお、Slackは日本に営業・開発拠点を持っておらず、Slack自体のインターフェースも英語である。日本語での利用は支障なくできる。

Slackの特徴

・ Slackでは、メンバーを自由に選んで「Channel」というチャットルームを作り、目的別に作られたChannel内でメンバー同士がチャットする。Channelは、プロジェクトやチーム単位で作られることが多く、プロジェクトで必要な資料を共有したり連絡を取ったりするのに使われる。Channelはオープンになっており、メンバーでなくても自由に出入りすることが可能。また、参加者を制限した「Privare Channel」や、特定の個人間でやり取りする「Direct Message」のほか、次のような機能もある。

プロジェクトごとに関係者が参加する仮想の部屋を作り、そこでやり取りをする。書類の送信も可能だ。送信した書類はその部屋に保管される。書類に含まれるキーワードまで検索できるので、たくさん書類を保管しておいて使うのにも便利だ。セリフを「To―Doリスト(備忘録)」に簡単に変換する機能もある。例えば相手から「資料を買ってもらえますか?」と言われたら、そのセリフに印をつけると、それが自分の「やること一覧」に追加されるのだ。

(引用元:日本経済新聞|時代遅れのメールに代わる 「Slack」の使い勝手

・ Slackは、ビジネスに向いており、かつエンタテインメント性も兼ね備えているチャットツールであると言われている。Slackの特徴とは、次のような点。

● チームでも1対1でも、ストレスのないリアルタイムのコミュニケーションができる
● パソコン、スマホ、タブレットなど、閲覧環境を選ばずサクサク使える
● 過去のやりとりの中であとで参照したいものを保存でき、検索も簡単
● 画像を含めたどんな種類のファイルでも、手軽に共有できる
● 業務で使用している他のサービスと連携させ、仕事を効率化することができる
● オリジナルの絵文字を作ったり、カスタマイズして楽しめる

(引用元:SELECK|ビジネス向けチャット「Slack(スラック)」とは?特徴と始め方を日本語で解説!

・ また、Googleカレンダーなどの外部アプリと数多く連携しており、自分のSlackを高度にカスタマイズして使うことができる。ビデオ通話や音声通話の機能もある。

・ Slackにはいくつかの料金プランがある。無料プランの場合、参照できる過去の投稿が10,000メッセージまで、保存容量はチーム(組織)あたり5GBまでとなる。スタンダードプランはチーム内の1ユーザーあたり月$6.67から(保存容量は10GBまで)、プラスプランでは月$12.5から(20GBまで)。

sakamaki-ec
90日でTOEIC525点が810点に! 超多忙でも英語力が劇的に変わった、英語の "パーソナルトレーニング"
人気記事

企業へのSlackの導入事例

・ コミュニケーションを電子メールまたは他のチャットツールを主体に行っていた企業がSlackに移行するケースが増えている。実際には、Slackに100%移行できるわけではなく、取引先の事情などによって電子メールとSlackを使い分けていることが多い。

・ 海外では、アメリカの新興ビジネスメディアQuartzがSlackを活用している。同社に勤める126人の社員のうち40%が社外勤務であるため、社外勤務者を含めたコミュニケーションにSlackを役立てている。従業員数が増えたり、拠点を複数に構えたりしている場合、全員が対面でコミュニケーションをとることは難しいが、Slackにはそうした場合のコミュニケーションを円滑にする役割が期待されている。

・ 日本では、英語のパーソナルジムStudy Hacker ENGLISH COMPANYを運営する教育系ベンチャー企業、株式会社恵学社で、社内のコミュニケーションにSlackを導入している。

組織で大切にしていることは、様々な情報をいかに共有するのか、みんなで一つの良いものを作るという雰囲気の醸成です。(中略)

現在、slackでコミュニケーションを行っており、スタッフ間で常に議論をしますし、クラウドサービスなども積極活用してノウハウを貯めているところです。

これらツールを活用し、新任のトレーナーからの質問用のスレッドを立ち上げて、困ったことがあればいつでも相談できる場を作っています。
(中略)
slackのアイコンには顔写真を設定することを必須にして、どんな人が回答しているのかがわかるようにしています。また、オンラインでもオフラインでもフレンドリーな場、軽い気持ちで覗きに行ける場を作ることを意識しています。

(引用元:Education Career|パーソナルトレーナーが科学的に英語力を伸ばす、英語のパーソナルジム「ENGLISH COMPANY」とは!?

・ また、電子メールや対面ではなかなかコミュニケーションをとるのが難しい役員クラスとのコミュニケーションにSlackを活用する例や(米新興メディアVox Mediaの例)、社内だけでなく社外の取引先とのコミュニケーションにもSlackを活用しているケース(飲食店向け台帳アプリを手掛けるトレタの例)もみられる。

(参考)
日本経済新聞|時代遅れのメールに代わる 「Slack」の使い勝手
日経ビジネスONLINE|人気のスラックが問う日本人の基本動作の欠如
DIGIDAY|Slackがエージェンシー業界に「受け入れられない」理由:その原因はやはりクライアント?
SELECK|ビジネス向けチャット「Slack(スラック)」とは?特徴と始め方を日本語で解説!
東洋経済ONLINE|チャットアプリ「Slack」を知っていますか?
ITpro|[2]技術者を魅了する「Slack」とは?
TECHABLE|「Slack」に音声通話機能が追加!絵文字にも新機能
Education Career|パーソナルトレーナーが科学的に英語力を伸ばす、英語のパーソナルジム「ENGLISH COMPANY」とは!?