スプラウトとは

・ スプラウトとは、野菜や穀類、豆類などの、発芽直後の新芽。発芽野菜、新芽野菜とも呼ばれる。

・ スプラウトには、成長した野菜や種子の状態に比べ栄養が豊富に含まれる。そのため、スプラウトは天然のサプリメントと言われ、スプラウトを食べることによる健康効果やダイエット効果などが話題となっている。また、工場で安定的に生産されるスプラウトは価格の変動もなく、天候不順により価格が高騰しがちな葉物野菜の代わりになるとして注目されている。

・ スプラウトは、古くから食用されていた。スプラウトの一種であるもやしは5,000年前の古代中国で栽培されていたと言われるほか、日本古来のスプラウトであるかいわれ大根は高級食材として平安貴族が食べていたと伝えられている。また、欧米では古くからラディッシュやマスタードの新芽が食用され、ヴィクトリア朝時代(19世紀イギリス)にはスプラウトブームが起きていた。

・ 1970年代以降スプラウトの栽培が広がり、日本ではスプラウト業界大手の村上農園が1999年に、ブロッコリーやレッドキャベツなど4種類の野菜の新芽をスプラウトとして日本で初めて発売。以後、スプラウトの名前が広く知られるようになり、一般家庭の食卓にのぼるようになった。

スプラウトの種類と栄養

・ スプラウトには様々な種類がある。店頭で買えるスプラウトの大半は、豆科とアブラナ科のものである。

- 豆科のスプラウトの例
もやし: 緑豆が発芽した「もやし」、大豆が発芽した「大豆もやし」などがある。
豆苗: えんどう豆が発芽したもの。
アルファルファ: もやしを小さく細くしたような見た目で、牧草に使われるムラサキウマコヤシの新芽。辛みが特徴。

- アブラナ科のスプラウトの例
かいわれ大根: 大根の新芽。辛みが特徴。
ブロッコリースプラウト: ブロッコリーの新芽。味わいはマイルド。
レッドキャベツスプラウト: 軸が紫色で彩りに最適。味わいはマイルド。

・ スプラウトが、成長した親野菜や種子の状態よりも栄養豊富である理由は、成長するために必要な栄養や酵素を最も豊富に含んだ状態であるため。スプラウトの製造販売を手掛けるサラダコスモの中田光彦氏は、次のように解説する。

「豆や種より栄養価が高いのは、発芽に使うエネルギーとして、種のときにはなかった、もしくは微量だったビタミン類やフィトケミカル(※)などが生成されるから。結果、抗酸化力や抗菌力も豆や種より高まる。そして、それらの栄養は発芽直後をピークに、成長につれて減少する」

(※フィトケミカル(ファイトケミカル)とは、植物由来の有用な化学成分)
(引用元:日経Gooday|発芽の力で抗酸化・抗菌作用UPの 「スプラウト」、食べ方のコツは?

・ スプラウトの段階では、例えば以下のように栄養分が増す。

たとえば、えんどう豆が発芽した「豆苗(とうみょう)」は、種子の状態と比べ、カロテンは31倍、ビタミンEは16倍、ビタミンKは13倍、葉酸は5倍に増加。
さらに、それまで存在しなかったビタミンCが43mgも含まれています。

(引用元:村上農園|村上農園を知る スプラウトについて

大豆モヤシは乾燥大豆に比べ、「GABA(ギャバ)が約6倍、大豆イソフラボンが約1.3倍ある。ビタミン類も全体に多い」
(中略)
「大豆モヤシは(乾燥豆に比べ)葉酸が4.5倍、食物繊維は1.5倍、ビタミンB1は3倍ある」

(引用元:日経Gooday|発芽の力で抗酸化・抗菌作用UPの 「スプラウト」、食べ方のコツは?

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注目を集めるブロッコリースプラウト

・ スプラウトの中でも最近とくに話題になっているのは、ブロッコリースプラウト。ブロッコリースプラウトに豊富に含まれるスルフォラファンという成分が、身体の抗酸化力を高めがん予防に役立つことや、ダイエットにも効果を発揮することなどが注目されている。

スルフォラファンは、体内の解毒酵素と、活性酸素を取り除く抗酸化酵素の働きを高めることが分かっている。その結果、がんの予防やピロリ菌の除菌、花粉症抑制、肝障害抑制、悪酔い予防などの効果が認められている。

(引用元:PRESIDENT online|がん予防に役立つ機能性野菜「ブロッコリースプラウト」の効能

スルフォラファンとは、ワインのポリフェノールや、トマトのリコピンなどと同じ第7の栄養素と言われる『フィトケミカル』の1種で抗酸化力が高く、さらに肝臓の解毒力を高める効果が確認されています。

脂肪燃焼と肝臓の働きは密接に関係していて、疲労や飲み過ぎなどで肝臓の解毒力が低下していると、脂肪が燃焼しにくくなり肥満の原因になります。ブロッコリースプラウトに含まれるスルフォラファンは、肝臓の解毒力を上げる効果があるためダイエット効果も期待できるというわけです。

(衍字と思われる箇所を削除して引用した)
(引用元:éditeur|ブロッコリースプラウトで手軽に脂肪燃焼!?

・ ブロッコリースプラウトは、1997年にアメリカのがん予防医学の権威が開発したもので、アメリカでブームが起き、日本では1999年に村上農園で生産が開始された。村上農園のブロッコリースプラウトには通常のブロッコリーより7倍も多くスルフォラファンが含まれているが、村上農園はそれをもしのぐ機能性野菜として、ブロッコリーの約20倍のスルフォラファンを含む「ブロッコリースーパースプラウト」を開発し、2001年に発売開始した。以後村上農園は、スプラウトブームを受け好調な業績をあげ続けている。

(参考)
村上農園|村上農園を知る スプラウトについて
Wikipedia|スプラウト
PRESIDENT online|がん予防に役立つ機能性野菜「ブロッコリースプラウト」の効能
日経Gooday|発芽の力で抗酸化・抗菌作用UPの 「スプラウト」、食べ方のコツは?
éditeur|ブロッコリースプラウトで手軽に脂肪燃焼!?
THE HUFFINGTON POST|野菜高騰で「スプラウト」に注文が殺到 残った根元から新しい芽も伸びる
食育ずかん|ママ必見!子どもの成長を支える栄養価&コスパのよい食品!
OVO|美容やダイエットにも最適!「ブロッコリースプラウト」の効果的な食べ方