ストロベリームーンとは

・ ストロベリームーンとは、毎年6月に見られる満月。イチゴの収穫時期に観測できることにちなんで、アメリカ大陸の先住民族が名づけたとされている。

・ 2017年は、6月9日にストロベリームーンを観測することができ、特にインターネット上で話題となった。すでに首都圏は梅雨入りしていたものの、全国的に晴れた地域が多く、ストロベリームーンを見たという報告がSNS上に数多く投稿された。

ストロベリームーンの特徴

・ ストロベリームーンという名前は、色ではなく、上述したようにイチゴの収穫時期に由来するものの、この時期の満月は実際に赤みがかって見えることが多い。それというのも、ストロベリームーンの観測時期は夏至に近く、日本が位置する北半球では月の高度が低くなる。月は地平線に近いほど赤く見えるため、6月に観測できるストロベリームーンは赤く見えやすいのである。国立天文台は、その仕組みを以下のように説明している。

青い光は赤い光に比べて、地球の大気の中を進む途中で大気の分子にぶつかって、あちこちに散乱されやすい性質があります。このため、大気の中を長く通過すればするほど、青い光は私達の目に届きにくくなります。一方、赤い光は大気の中を通過しても、散乱されにくいので、私達の目まで届くことができます。
さて、丸い地球をとりまく大気の厚さは、どこでもほぼ同じですが、地上から見ると、見る方向によって、厚さが違います。頭の真上の方向がいちばん薄く、水平方向に近くなればなるほど厚くなっていきます。
地平線(水平線)近くに月があるときは、月からの光が、厚い大気の中を通過することになります。すると、青い光は届きにくく、赤い光だけが私達の目に届きます。そのため、月が赤っぽく見えるのです。

(引用元:国立天文台(NAOJ)|質問2-3)月が赤く見えるときがあるのはなぜ?

・ また、2017年のストロベリームーンは、同年で最も小さい満月でもある。2017年6月の地心距離(地球の中心から月の中心までの距離)は約40万6千キロメートルと非常に遠くなり、2017年12月の地心距離(約35万7千キロメートル)とは、およそ5万キロメートルもの差があるため、ストロベリームーンは相対的に小さく見える。

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ストロベリームーンの人気

・ ストロベリームーンは、名前の可愛らしいイメージや色から、恋愛に関係づけられ、見た人は「好きな人と結ばれる」「幸せな結婚ができる」などと言われることもある。そのような都市伝説も相まってか、「恋のおまじない」としてストロベリームーンを紹介するwebメディアが多数あったほか、ブログやSNSで言及する有名人もいた。たとえば、アイドル集団・AKBグループにかつて所属していた、現役アイドルの宮前杏実さんは、自身のブログにおいてストロベリームーンの「言い伝え」を紹介しつつ、「見れますように」と記した。

・ Twitter上でも、多くのユーザーがストロベリームーンを話題にした。「ストロベリームーン」の名が色に由来していると思い、「赤くなかった」「普通の月」とする人も少なくなかったが、「綺麗」だと賞賛する人も多かった。

(参考)
Yahoo!ニュース|ストロベリームーン、普段より赤いわけではないけど話題
Yahoo!ニュース|梅雨の晴れ間にストロベリームーン
All About|初夏の赤い満月「ストロベリームーン」を見よう
J-CASTテレビウォッチ|「ストロベリームーン」今晩見られるかな?恋を叶えてくれる赤い満月
国立天文台(NAOJ)|2017年最小の満月(2017年6月)
国立天文台(NAOJ)|質問2-3)月が赤く見えるときがあるのはなぜ?
LittleThings|What Is A Strawberry Moon? 10 Facts About This Amazing Annual Phenomenon
日本気象協会 tenki.jp|どんな梅雨? この先1か月の天気