T-SITEとは

・ T-SITEとは、本や音楽、映画などのコンテンツを核に、豊かなライフスタイルを提案する生活提案型の商業施設。CCCは、2011年オープンの代官山T-SITE、2014年オープンの湘南T-SITEに続き、2016年5月、最大規模となる枚方T-SITEをオープン。そのスタイリッシュな店づくりが話題を呼んでいる。

・ 枚方T-SITEが開業した大阪府枚方市はTSUTAYA創業の地。1983年、ビデオ・レコードレンタルと書籍販売を組み合わせた「枚方 蔦屋書店」をTSUTAYAの第1号店としてオープンした場所であり、CCC社長の増田宗昭氏の生まれ故郷でもある。2012年に閉店した近鉄百貨店枚方店の跡地に開業した期待の大型複合商業施設として、地元から大きな注目が集まっている。キューブを重ねたようなガラス張りの外観が特徴的。

・ T-SITEはいずれも書店(蔦屋書店)とレンタルショップ(TSUTAYA)を核にした商業施設であるが、枚方T-SITEは前の2店舗とは違い、生活提案型の「百貨店」をうたっている。地上8階・地下1階の建物に、書店を中心に40店以上が出店し、一部店舗は朝7時から深夜25時まで営業。想定顧客となる地元住民が普段使いできる飲食店や物販を多く導入しているだけでなく、子育て中の母親と子供が無料で遊べる室内遊び場なども設けている。

・ 枚方T-SITEが目指しているのは、地元の客が毎日行きたくなるような百貨店であり、増田氏は次のように語っている。

「僕らのゴールは、半径2kmの人が『毎日行きたくなる百貨店』。食と金融、そして、僕らの得意なエンタテインメント。それらを通じたライフスタイルを提案します」

(引用元:Lmaga.jp|TSUTAYAの百貨店、枚方市駅前に誕生

T-SITEにかけるCCC増田社長の思い

・ 増田氏には、TSUTAYA1号店の創業前から、生活スタイルの情報を提供する拠点を作りたいという思いがあった。CCCを設立する前、新卒でアパレルメーカーに勤めていた増田氏は、服を選ぶよりも上位の段階として「スタイルを選ぶ店」が必要になるとの思いを抱いていた。増田氏の言う「スタイル」とは、人それぞれの生き方や嗜好性といった意味。客がスタイルを選ぶ店として、生活情報や文化としての本・映画・音楽をレンタルなどにより手軽に楽しめる店「LOFT」を1982年平方駅前に開店し、それが現在のTSUTAYAの前身となった。

・ 増田氏は自らの会社を「企画会社」と呼ぶ。その考え方は、生活スタイルの情報提供拠点を作るという信念ともつながるものであり、増田氏は次のように語っている。これがT-SITEを含む現在のCCCの事業展開にもつながっている。

企画の本質とは世の中にないアイデアや発想を生み出して形にしていくこと。それで人々に幸せや豊かさを感じてもらう。企画とは顧客と市場を創造することです。

(引用元:PRESIDENT Online|百貨店事業にあえて挑戦、TSUTAYA流「ガンガン売れる」店づくり

・ T-SITEの目指す「百貨店」というあり方は、従来の百貨店とは異なる。その違いは、インターネット時代の百貨店であるという点。ネット時代において、リアルの店舗はどのようにあるのが理想なのかを枚方T-SITEで検証し、その結果を踏まえて他のT-SITEやTSUTAYAでも展開する予定という。CCCの目指す百貨店像は、他より一歩先を行くものとして注目を集めている。

「スマホで便利に楽しめる百貨店、データベースと連動した百貨店を目指しています。たとえば、スマホで近隣駐車場の空きが分かる、レンタルができる、商品にかざすと情報が見られる。そして、ボタンひとつで宅配やレストランの予約もでき、T-MONEYで決済もできる」

(引用元:Lmaga.jp|TSUTAYAの百貨店、枚方市駅前に誕生

(参考)
朝日新聞DIGITAL|ツタヤ、創業の地に百貨店 「恩返しと新たな挑戦」
産経WEST|「TSUTAYA」の創業の地に百貨店「T-SITE」オープン「新しいライフスタイルの提案目指す」
PRESIDENT Online|百貨店事業にあえて挑戦、TSUTAYA流「ガンガン売れる」店づくり
日経トレンディネット|“TSUTAYA百貨店”の第一歩!? 「枚方T-SITE」大解剖
Lmaga.jp|TSUTAYAの百貨店、枚方市駅前に誕生
ASCII.jp×デジタル|関西初出店!TSUTAYA創業の地に枚方T-SITEがオープン
カルチュア・コンビニエンス・クラブ|代官山 T-SITE
カルチュア・コンビニエンス・クラブ|湘南T-SITEとは
カルチュア・コンビニエンス・クラブ|沿革