テクノ法要とは

・ テクノ法要とは、仏像が安置されている寺の内陣を、プロジェクションマッピングによる色鮮やかな照明で照らしつつ、電子楽器で作られたテクノ音楽に合わせて住職が読経するイベント。福井県福井市にある浄土真宗の照恩寺に務める住職・朝倉行宣さんによって企画・開催されている。

・ 2017年5月3日、第3回目のテクノ法要が照恩寺で行われた。このテクノ法要は、動画配信サービス「ニコニコ生放送」で生中継され、好評を博した。当日は約250人の参拝者が照恩寺を訪れ、19,000人以上が生中継を見たという。テクノ法要の動画は朝倉さんによってYouTube上にアップロードされており、国内だけでなく海外でも話題になっている。

テクノ法要の意図

・ 朝倉さんがテクノ法要の実施に踏み切ったのは、若者の宗教離れが加速して参拝者が減少するなか、若者に仏教への興味を抱かせるためだという。20代の頃にDJや照明関係の仕事をしていた朝倉さんは、極楽浄土という光にあふれた世界を、現代の技術で表現しようと試みた。

現代に伝わる寺やお仏壇の飾りつけ(荘厳)も、先人が極楽浄土をイメージして当時の最高の技術を使い作り上げたものです。私たちは、それを「伝統」として大切にしていますが、「極楽浄土をイメージする」ことを忘れているように感じます。 そこで、多くの方々に、自由な感覚でこのテクノ法要に参拝いただき、仏さまの世界を想像していただけるよう、また、仏教に興味を持っていただきたいと思っています。

(引用元:Readyfor|固定観念を崩せ!テクノ法要で仏教を身近にー照恩寺住職の挑戦

・ また、朝倉さんは「闇が深いほど、光を鮮明に感じることが出来る」とし、テクノ法要においては内陣を明るく照らす代わりに、参拝者が座る外陣の照明を落としている。この演出には、かつて電気照明がなかった時代、仏像を照らすろうそくが暗闇のなかでまばゆく輝いていたであろう光景を再現するという意図がある。

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テクノ法要の評判

・ ニコニコ生放送によるテクノ法要の中継は盛り上がりを見せ、「かっこいい」「涙が出てきた」など、多くの好意的なコメントが寄せられた。また、YouTubeに掲載されたテクノ法要の動画を見た海外の視聴者は、「あまりにクール」「天国にいるようだ」といったコメントを残した。朝倉さんによれば、高齢の参拝者からの評判もよく、「お浄土って綺麗やねえ」「もうすぐ、こんな世界に行けるかと思うと、楽しみや」などの声がかけられたという。

・ テクノ法要の評判は、主にインターネットを通じて徐々に広まり、2017年5月現在、朝倉さんはマスメディアからの取材対応に追われている。今後はNHKや雑誌・新聞などでもテクノ法要が取り上げられる予定で、米国のAP通信社から世界に発信される計画もあるという。

(参考)
ニコニコ生放送|【みんなで極楽往生】テクノ法要 生放送【niconico×照恩寺】
Readyfor|固定観念を崩せ!テクノ法要で仏教を身近にー照恩寺住職の挑戦
福井新聞ONLINE|法要とテクノ融合、若者とりこ ネット生中継、福井市の照恩寺
福井新聞ONLINE|テクノ音楽でお寺アゲアゲ目指せ 従来のコミュニティー機能復活を
福井経済新聞|福井の寺院で「テクノ法要」 「ニコ生」とコラボ、御堂内にコメント投影も