UberEATSとは

・ UberEATS(ウーバーイーツ)とは、シェアリングエコノミービジネスのひとつ、配車アプリ運営のUberが手掛けているフードデリバリーサービス。2016年9月29日、日本でのサービスが開始された。

・ UberEATSのサービスとは、ユーザーが専用アプリから希望のレストランの料理を注文すると、エリアで待機しているUberEATSの配達員が、注文した料理をユーザーのもとまで配達するというもの。注文から配達までの世界平均は34分で、早ければ数分で届く。

・ UberEATSのサービスは、2015年にカナダ・トロントで始められ、以後ロサンゼルス、サンフランシスコ、パリ、シンガポール、メルボルン、ロンドンなど世界7か国33都市に拡大。東京は、8か国34都市目のサービスエリアとなる。

・ まずは、東京都の一部エリアのみ(渋谷、恵比寿、青山、赤坂、六本木、麻布)での展開で、順次拡大される予定。サービス開始時点で150以上のレストランの料理が注文できる。ハンバーガー、焼肉、ドーナツ、精進料理など多種多様なジャンルのレストランが登録されている。最初は配送料は無料のため、店舗に行かなくても、店頭と同じ価格で料理を味わうことができる。

UberEATSのサービスの仕組み

・ UberEATSを利用するためには、まずUberEATSのスマートフォンアプリをダウンロードし、Uberアカウントを登録する必要がある(すでにUberアカウントがあれば、そのままそれを使える)。ログイン後、アプリ上で届け先を指定し、好きなレストランの料理を注文すれば、指定した配達先で料理を受け取ることができる。アプリでは配達状況(配達員の現在位置)や到着予定時刻などが随時確認可能。注文から受け取りまでの仕組みは、次のようになっている。

注文は即座にレストランの専用アプリに通知されるので、レストランは混雑状況や調理時間を考慮して配達予定時間をユーザーに通知。これに合わせて同時に最適なロケーションにいる配達員に配達リクエストが届くため、配達員は調理が終わる頃にレストランに行き、そのままユーザーに食事を配達する。支払いはUber同様にあらかじめ登録したクレジットカードで行うため、現金を用意する必要もない。

(引用元:TechCrunch Japan|タクシーの次は出前——フードデリバリーの「UberEATS」、150店舗超のレストランと組んで東京でサービス開始

ユーザーは料理を受け取った後、レストランや配達員の評価をする。もしトラブルが発生した場合には、UberEATSのカスタマーサポートが電話やメールで対応する

(引用元:CNET Japan|フードデリバリー「UberEATS」が日本上陸–焼肉トラジやダルマットなど

・ UberEATSの配達員は、審査に通れば、誰でも登録できる。アルバイト感覚で空き時間を有効活用できる仕事として注目されている。日本でのサービス開始時点で、1,000人以上の配達員が登録されている。20~40歳代が中心で、うち85%は男性が占める。

身分証明書の確認や審査、トレーニングを受ければ、従業員にならなくてもUberEATSの配達員になることができる。配達員希望者は説明会に参加し、貸与された専用の保温・保冷バッグを使い、自転車または原付バイクで配達する。

(引用元:同上)

・ 日本でのUberEATS開始にあたり、提携レストランの約6割が、デリバリーサービスを初めて手掛けることになった。配達員を雇ったりシステムを構築したりしなくて済むため、これまでデリバリーのノウハウがなかった飲食店でも、デリバリーサービスを容易に始められるのがUberEATSの特徴。UberEATSと提携することでレストラン側はビジネスの拡大が期待でき、海外では、UberEATSの利用により1日の注文数が2倍となった例や、売上が20%以上も増加した例がある。将来的に、Uber側に配達料を支払うことになるとみられるが、初期投資や固定費を増やすことなくデリバリーを始められる、格好の手段であるといえる。

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UberEATSの狙い

・ UberEATSの意義について、Uber Japan執行役員社長の高橋正巳氏は次のように述べている。

「人の移動を支えてきた Uber の、革新的なテクノロジーを使った新サービス UberEATS で、食の楽しみ方に新たな選択肢が加わる。ユーザーには、いつでもどこでも、手軽に美味しい料理が食べられる便利さを。レストラン業界には、負担が抑えられたフードデリバリーサービスで、より多くのユーザーに料理を提供できるよろこびを。配達員にはシェアリングエコノミーの概念に基づいた、新たな働き方を提供する」

(引用元:Response|【UberEATS】有名店メニューを自転車・バイクで運ぶ配達員、ギャラが気になる…

・ Uberには、配車アプリの運営で培った、乗客とドライバーをマッチングする仕組みがある。UberEATSでは、ユーザーからの注文が入ると、瞬時にどの配達員が商品を届けるのかが決まる。配車アプリのアルゴリズムが、消費者と配達員とレストランをマッチングする仕組みに生かされている。

・ Uberの配車事業は、自家用車による乗客の運送が禁止されていることやタクシー業界からの反発などにより、展開が進んでいない。しかしUberEATSの場合、消費者・配達員・レストランの三者にメリットがあるため、配車事業以上に拡大の可能性が見込まれている。システムエラー等も報告されているが、消費者からは配達エリアの拡大を期待する声もあり、今後の展開が注目される。

(参考)
UberEATS
CNET Japan|フードデリバリー「UberEATS」が日本上陸–焼肉トラジやダルマットなど
TechCrunch Japan|タクシーの次は出前——フードデリバリーの「UberEATS」、150店舗超のレストランと組んで東京でサービス開始
東洋経済ONLINE|配車のUberは「出前」でも革命を起こせるか
ITmedia ニュース|配達も“シェア” Uberのフード宅配「UberEATS」の配達員をやってみた
ハレルヤ|新フードデリバリー「UberEATS」を試してみた。配達員システムはまだ課題が残る。
Response|【UberEATS】有名店メニューを自転車・バイクで運ぶ配達員、ギャラが気になる…