打ち水大作戦とは

・ 打ち水大作戦とは、特定非営利活動法人・日本水フォーラムが実施を呼びかけている、雨水のほか風呂水・米のとぎ汁といった二次利用水を用いて一斉に打ち水をするイベント。大辞林は打ち水を以下のように説明している。

ほこりをしずめたり、涼をとるために水をまくこと。また、その水。

(引用元:コトバンク|打ち水・打水

・ 打ち水大作戦は2003年から毎年実施されている。「打ち水大作戦2017」の中心となる期間は7月23日~8月23日で、開幕イベントとして7月20日に「打ち水日和~江戸の知恵・東京のおもてなし~」が開催された。イベントの実施場所となった東京都庁の都民広場では、小池百合子知事やタレントのりゅうちぇるさんなどが登壇して打ち水に関するトークを行ったほか、はっぴを着て打ち水をした。他の自治体でも打ち水大作戦が実施されており、夏の新たな定番イベントとして多くのメディアに取り上げられている。

打ち水大作戦の意図

・ 「打ち水大作戦2017」公式サイトでは、打ち水大作戦が以下のように説明されている。

打ち水大作戦はエコアクション(※)をテーマに世代を超えた地域コミュニケーションを活性化させる活動です。決められた時間にみんなでいっせいに水をまくことで、伝統的な「打ち水」の効果を科学的に検証しようとする、前代未聞の社会実験です。

(※編集部注:環境によい影響を及ぼそうとする活動)
(引用元:打ち水大作戦 2017|打ち水大作戦とは

・ 打ち水大作戦を後援している国土交通省は、「打ち水のルール」のひとつとして「江戸時代のエコライフ・伝統文化の見直しという観点から、浴衣を着用したり、クールビズなど涼しげな服装で参加する」ことを挙げている。実際、日本各地で行われている打ち水大作戦には華やかな浴衣で参加する女性も多く、打ち水大作戦は「日本らしい」イベントとして受け入れられていることがわかる。

・ また、国土交通省は「打ち水実施前と実施後に気温を測定し、その効果を参加者で共有する」ことも「打ち水のルール」だとしている。2011年に公開された「打ち水大作戦 効果測定データ集」によれば、12時~13時台に打ち水大作戦を実施したエリアでは、おおむね1~2℃の気温低下と、5%前後の湿度上昇が観測された。気温の低下が確認されない場合でも、「浴衣を着たら涼しく感じた」「体感温度も下がった」と感想を述べる人が多かったという。

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各地の打ち水大作戦

・ 大阪市は2005年から打ち水活動に取り組んでおり、「大阪打ち水大作戦2017」と題された一連の打ち水イベントが7月から9月にかけて市内各所で行われる。7月22日・23日に開催された、JR大阪駅周辺エリアを浴衣姿で楽しむというイベント「梅田ゆかた祭2017」内で「梅田打ち水大作戦」が実施され、多くの人が浴衣を着て打ち水を行った。

・ 東京都練馬区は、「ねりま打ち水大作戦2017」として、7月23日~8月23日を「ねりま打ち水強化月間」とした。ひしゃく・バケツ・温度計などを個人や団体に貸すほか、打ち水を行った際の報告や写真を募集している。「ねりま打ち水大作戦2016」では、保育園を中心とした20箇所で打ち水大作戦が実施され、実施前後の気温や地表温度のデータが収集された。

(参考)
打ち水大作戦 2017
国土交通省|水の週間一斉打ち水大作戦
大阪市|「大阪打ち水大作戦2017」を実施しています
東京都環境局|「打ち水日和」都民広場で打ち水イベント実施!
日本水フォーラム|「打ち水大作戦2017」開幕は7/20東京都庁
UMEDA CONNECT|梅田ゆかた祭2017
練馬区公式ホームページ|ねりま打ち水大作戦2017 ~打ち水しませんか~
練馬区公式ホームページ|打ち水大作戦2016結果報告
コトバンク|打ち水・打水
中日新聞|東京五輪暑さ対策に打ち水を 小池知事、都庁でイベント