VRとは

・ VRとは、実際には現実ではないが、現実のように感じられる環境を作り出す技術のこと。映像やCGなどを使って、視覚や聴覚など人の感覚を刺激して臨場感を与え、まるでその空間にいるかのような疑似体験をさせる技術。仮想現実、人工現実感とも呼ぶ。

・ コンピュータが生み出した、現実感のある人工的な3次元異空間を体験できるのがVRの意義。VRの体験者は、まるでその空間にいるような感覚を持ちながら、その空間内で移動したり行動したりする。そうした人間の動作に応じて空間の状況もリアルタイムに変化し、それを感覚として体験者にフィードバックするものもある。

・ VRを体験するための手段として一般的なのは、体に機器を装着する方法。代表例はヘッドマウントディスプレイで、箱のような形をしたゴーグルを頭に装着して視界をすっぽり覆う。ヘッドマウントディスプレイは、独自のディスプレイを内蔵しているタイプと、スマホを差し込んでスマホの映像をVR体験するタイプがある。

・ また、より臨場感を出すための装置として、手袋の形をしたデータグローブがある。データグローブには、手を覆うことで人の手の位置や指の動きを感じ取る機能と、装着している人の手指に対して疑似的な触覚を与える機能がある。

VRの活用方法

・ VRは、シューティングゲームやお化け屋敷などの体感性のあるゲームや、パイロット訓練用のフライトシミュレーター装置、医療現場における手術の訓練などに用いられている。また、Googleが提供するExpeditionsというプログラムでは、VRを使い教室に居ながらにして仮想空間での社会科見学ができる。このようにVRの活用の場は広がっている。

・ 2016年は、VR元年と言われている。そもそも、VR用のヘッドマウント型機器は1968年にユタ大学で考案されたのが最初であると言われているが、その後の技術の進化により近年VRをめぐる動きが加速している。アメリカでは、2014年に、FacebookがVR用のヘッドマウントディスプレイを開発するOculusを買収した。日本でもVRの技術は注目されており、2016年4月に開校した通信制高校「N高校」の入学式では、新入生がVRによって沖縄・本校舎の映像を体感したことがニュースで話題となった。また、2016年10月にはSONYが、PlayStationⓇ4用のVRシステムとして開発したヘッドセットPlayStationⓇVRを発売予定であり、注目を集めている。

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VR、AR、MRの違い

・ VRと似ている技術にARとMRがある。

- AR:Augmented Reality「拡張現実」

ARとは、目の前の光景に、人工的に作った映像や情報を付加する技術のこと。例えば、メガネタイプのウェアラブル端末として知られるGoogle Glassは、目の前の景色の上に画像や文字情報を浮かび上がらせる機能を持ち、カメラ機能や検索機能、地図機能などを搭載している。また別の例としては、車のフロントガラスにカーナビが表示されるARシステムもある。

- MR:Mixed Reality「複合現実」

MRとは、VRとARの両方を持ち合わせた技術。例はキヤノンが開発したMREAL。ヘッドマウントディスプレイなどを装着し、現実のスペースに、あたかも実物がそこにあるかのように、実寸大の3Dデータの形で表示する。大きなものやすぐには完成品が見られないもの、操作が複雑なものなど(例:車)の販売に活用することを見込んでいる。メーカーが操作方法やメンテナンス方法を販売店に説明したり、製品が完成する前に客に製品紹介をしたり、現場に実物を置いたときの感じを確認したりする際に活用できる。

(参考)
コトバンク|バーチャルリアリティ
IT用語辞典 e-Words|VR
IT用語辞典 e-Words|データグローブ
VR MAGAZINE|【VRとは?】VRをさくっと知りたい人のための基礎知識
VR MAGAZINE|「VR・MR・ARの違い」を解説!
feedgorce全力ブログ|今注目のVRコンテンツとは!?業界別に紹介!
GAME Watch|「PlayStation VR」で最新の「FFXV」や「バットマン」をプレイしてきた!
キヤノンITソリューションズ株式会社|MR
ASCII.jp|目まぐるしすぎる“VR元年”の3ヵ月を振り返る
CNET Japan|Facebook、Oculus VR買収を完了