Z世代とは

・ Z世代とは、1995年から2008年のあいだに生まれた世代。ポスト・ミレニアル世代(※)とも呼ばれ、企業によるマーケティング対象として注目を浴びている(※ミレニアル世代とは、2000年代に成人・社会人になった人々。後述するY世代とほぼ重なる。ポスト・ミレニアルとは、「ミレニアル以後」の意味)。Z世代は子どもの頃からインターネットに囲まれて育ったため、インターネット上から自分に必要な情報を選んで取り入れることに慣れ、自分でもSNSで積極的に情報を発信することへの意識が強い傾向がある。

・ Z世代より年齢の高い世代には、X世代とY世代がある。

- X世代:1960年代から1980年代初頭に生まれた世代で、個人主義的傾向が強いとされる。ただし、欧米のみの概念であり、日本でその年代に生まれた人々は該当しない。

- Y世代:国によって基準がやや異なる。たとえば日本の場合、1983年から1995年のあいだに生まれた世代を指し、米国の場合は1970年代後半から2000年代前半までに生まれた世代を指す。携帯電話やインターネットといった情報ツールを使いこなし、X世代よりもさらに個性を重視する傾向がある。

以上3つの世代の消費行動はそれぞれ異なるため、企業がこれらの年代の人々を対象にマーケティングを行う際は、世代の傾向に合わせたアプローチが必要になる。

Z世代の特徴

・ Z世代の特徴は、コンピューターやインターネットに囲まれて育った「デジタル・ネイティブ」世代であること。パソコンやスマートフォンを当たり前に使いこなす一方で、ITに依存している自覚をもち、デジタル世界が人に及ぼしうる悪影響も理解している。そのため、個人情報の漏えいやSNSでの炎上などの問題については、親の世代より敏感な傾向にある。

・ Z世代はお金やキャリアについて保守的な考えを持っているとされる。先進国において、Z世代の親たちが経済の低成長や雇用の不安定化に直面し、苦労する姿を見てきたためだと考えられる。一方、人種や性別に対する偏見は親の世代より薄い。「自分と違う」ことを理由に他者を低く見ることはせず、多様性を自然に受け入れている。

・ Z世代のリベラルで自然体な姿勢は、ブランド広告の見方にも表れている。米国のマーケティング会社Futurecastの代表取締役であるジェフ・フロム氏によれば、Z世代は広告に「リアルさ」を求めているという。Z世代が好むブランド広告は、現実の日常生活が反映されたものであり、型にはまったイメージを押しつけてくるようなものではない。そのため、Z世代向けのブランド広告では、彼らがそのブランドによって「自分らしさ」を確立できるように見せることが必要なのだとフロム氏は説明している。

wakatsukisama-ec
60日のトレーニング後、英語実務でも効果を実感。TOEICも950点に。
人気記事

Z世代とSNS

・ Z世代にとって、SNSはコミュニケーションの場として当然のように存在している。そのため、ほかの世代と違ってSNSは自由に発言できる場所ではなく、常に他者からの視線にさらされることを意識せざるをえない社交の場である。SNSがZ世代の消費行動に与える影響について、小売業分析家のデボラ・ワインスウィッグ氏はこう語る。

Z世代は外見を大事にする。ソーシャルメディアに生活を記録しながら(つまり常に人目にさらされながら)育った初めての世代であることが、大きな理由だ。そしてソーシャルメディアのプレッシャーから、休暇や外食などの娯楽により多くのお金を使う。これがいわゆる「インスタグラム効果」だ。

(引用元:フォーブス ジャパン|クリスマス前におさえておきたい「Z世代」の買い物傾向

・ Z世代は買ったものや行ったイベントの写真をSNSに投稿するため、SNS上で見栄えがする(特にInstagram映えするインスタジェニックな)製品・体験を求めている。そのため、Z世代の需要である「SNS栄え」を意識したマーケティングを行うことが、Z世代への重要なアプローチとなるだろう。

(参考)
DIGIDAY|Z世代(現在の10代)について、マーケターが知っておくべき5つのこと
フォーブス ジャパン|「Z世代とミレニアル世代」、企業が知っておくべき4つの違いとは
フォーブス ジャパン|クリスマス前におさえておきたい「Z世代」の買い物傾向
Adecco|「ジェネレーションZ」と近未来のワークスタイル
Yahoo!マーケティングソリューション|これぞ「スマホ・ネイティブ」!Z世代は動画をこう見る!
J-marketing.net|Y世代(ジェネレーションY)
コトバンク|X世代
ヘイズ・ジャパン|日本のY世代と仕事観
DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー|Y世代は、不可解な「Why」世代?