あなたも今日から使える! 人には教えたくない “頭がいい人の思考のクセ” 5選

デスクにて笑顔を見せるビジネスパーソン

「頭がいい人」と聞くと、あなたはどんな人を思い浮かべますか?

高学歴でIQも高い人――そんなイメージをもつ人もいるでしょう。

しかし実際のところ、「頭のよさ」は知識量だけでは計れません。

心理学者のダニエル・ゴールマン氏も、著書のなかで「人生や職業の成功とIQの間には相関関係はあるものの多くの例外があり、IQが関係するのは多くても20%止まりだろう」と述べています。*1

本当に頭がいい人は、数字で計れる能力だけでなく、「思考習慣」をもっているのです。

そこで本記事では、今日から真似できる「頭がいい人の5つの思考習慣」を紹介します。

1. 物事を多角的にとらえる

頭がいい人はひとつの見方に固執しません。

「もし逆だったら?」「○○ならどう考える?」といった「視点を切り替えるスイッチ」をもっているからです。

このような物事を多角的にとらえる思考の柔軟さが、ユニークな発想にもつながります。

心理学者の榎本博明氏は「頭のよさ」とは「自分なりに思考し、ものごとを様々な角度からとらえることができ、認知能力、非認知能力ともに高いこと」だと話します。*2

どんなに高学歴でIQが高いとしても、物事をひとつの面からしかとらえられないならば、「頭がいい」とは言えません。

「頭のよさ」とは、知識があるだけでなく、それを柔軟に使いこなし、状況に応じた判断や行動ができる力のことなのです。

【視点を切り替える考え方の実践】

  • 相手の立場に立って考える
    (例)クレーム対応で、「自分がお客様だったらどんな気持ち? どうして欲しい?」と考えながら対応する
    →(効果)根本的な解決やより良い関係構築につながる
  • 最悪と最良のシナリオの両方を想定する
    (例)新規プロジェクトを進めるにあたり、成功と失敗の両面で「なにが起こり、どう対処するか」を考える
    →(効果)意思決定の質が向上する
  • 過去や未来の視点からも考える
    (例)10年後の自分ならこの問題をどう見るか? 過去の経験に教訓はないか?
    →(効果)短期的な感情にとらわれず、長期目線で判断できる

黒板に描かれた、すべての矢印が真ん中を向く描写

2. 情報を「即メモ」ですぐに整理

頭がいい人は、ひらめきやアイデアを逃しません。

思いついたことを「あとでまとめよう」と放置せず、その場でメモに残すクセがあるからです。

こうした「即メモ化」を身につけることで、忘却を防ぎ、あとから整理・発展させるのも容易になります。

ここでのポイントは、「紙に書く」こと。

なぜなら、デジタルよりもアナログのほうが脳の活動をより活性化させるからです。*3

メモのコツ

  • 短い一行で箇条書きする
  • あとで書き足せるよう3割の余白を残す
  • 見返すときの検索性を高めるために、区切り線+日付+タイトルを書く

忘れたくない情報やひらめきは、すぐに紙にメモして思考の基盤を整えましょう。

メモを書く人の手元

3. 一拍「間」を置く

頭がいい人はすぐに動かず、一拍おいて考えます。

アメリカ・マイクロソフトに勤める牛尾剛氏は、トップエンジニアほど「すぐに手を動かさず、仮説を立ててから行動する」と話します。*4

これはシステム開発の場面に限った話ではなく、日々のコミュニケーションやビジネスシーンなどでも同じことが言えます。

例:上司からの急な依頼への対応

  • 仮説①:本当に今日中に対応が必要か?
     → 現状を共有し、どちらか優先すべきか確認する
  • 仮説②:上司は状況を知らない可能性
     → 他のタスクとの兼ね合いを説明し、調整を提案する

一拍おくことで、感情的な反応を避け、論理的で信頼される判断ができます。

反射的に答えを出そうとしたりするのではなく、一拍おいて考える――その一拍が、あなたの賢さを印象づけるのです。

考えるビジネスパーソン

4. 例外に注目する

頭のいい人は、データや常識にとらわれずゼロベース思考で考えます。*5

たとえば、訪問件数が営業成績に比例しているというデータがあるとします。

「訪問件数が少ない = 成績が悪い」という前提を疑い、「訪問件数が少なくても成果を出している例外はないか?」と掘り下げるのです。

例外に目を向けることで、見落としていた成功要因が見えてきます。

例外から学べる発見の例

  • 成約率の高い顧客層を狙っていた
  • 顧客からの紹介で得た人脈を活用していた
  • 会社にかかってきた電話を一番に出るようにしていたら、問い合わせから成約につながった

「普通はこうだから」で思考を止めず、例外に目を向けて掘り下げることで、次の一手が見えてきます。

「EXEPTION」と積み木で表現した様子

5. 感情をデータとして扱う

感情は排除すべきものではなく、冷静な判断を支えるデータです。

感情的になったときでも、「なぜ焦っているのか」「なぜ苛立つのか」と問い直すことで思考の偏りや心理的背景を見極められます。

感情をデータとして扱う2つの視点

  • 自分の感情を分析し、冷静に距離を取る
  • 相手の感情の背景を想像し、共感的に対応する

感情に振り回されず、理性と共感を併せもつこと――それが本当の意味での「頭のよさ」なのです。

自信のあるビジネスパーソン

***
「頭がいい人」とは、生まれつきの才能ではありません。日々、思考と感情を整え、より良い選択を積み重ねてきた人です。

今回紹介した5つの思考をいきなりすべて実践する必要はありません。できるところからひとつずつ取り入れていきましょう。

※引用の太字は編集部が施した

【ライタープロフィール】
澤田みのり

大学では数学を専攻。卒業後はSEとしてIT企業に勤務した。仕事のパフォーマンスアップに不可欠な身体の整え方に関心が高く、働きながらピラティスの国際資格と国際中医師の資格を取得。日々勉強を継続しており、勉強効率を上げるため、脳科学や記憶術についても積極的に学習中。

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